ブラック・コンテンポラリーの第一人者ともいわれる美声シンガー・LUTHER VANDROSSのデヴュー期、'81年の跳ねたチョッパーベースがうなるアーバン・ダンサー”She's A Super Lady”と、トルコのONUR ENGINによるエディットでもネタにチョイスされワールド・ヒットした、82年のアルバムに収録の”Love Talkin' (Honey It's You)”のエディットをカップリングした7inch。（※通常のブラック・ヴァイナル仕様です。）

PETE ROCKの”Pete's Jazz”のイントロなどにも使用されていたりと、もはやサンプリングの宝庫ともいわれるアメリカン・コーラス・グループ・CREATIVE SOURCEの'73年のデヴューシングルであり、EARTH,WIND & FIREによるヒット”You Can't Hide Love”をエディットしたAサイド、そして〈STONE THROW〉が'09年に放った大ヒット、MAYER HAWTHORNEの出世作ともなったクラシック・カヴァー曲、デトロイトの60'sコーラス・グループのTHE HOLLIDAYSの”Maybe So, Maybe No”のオリジナルを捌いたBサイドのカップリング！

レコードストアデイ用にリリースされた、ミステリアス・エディット。Turn You To Love収録の79年VERSIONを基にした「Ordinary 」とGARY BARTZの「Music Is My Sanctuary」。使いづらいイントロ部分の修正や、ビート感、音の定位の修正など、作者不明ですが、原曲感を残しながら、プロの仕事を施したエディットになっています。細部を比べると、やはりオリジナルをプレイするよりもこちらを選ぶ。そして両曲ともに、音楽愛にみちた、特別なものが降りてきちゃっている曲で、やはりこういう、感覚は大事です。

サザンソウル界の異端とも呼ばれるSWAMP DOGGことJERRY WILLIAMSの弟である、元THE POSITIVE SOUNDSのWILSON WILLIAMSの唯一のアルバム”Up The Downstairs”のプロデュースを手掛けた、ということくらいしか判明しない南部〜デトロイト周辺で活動していたRICHARD FLOWERSの'76年激レア７インチ、$2,000をこえて取引きされている傑作メロー・ソウル”For Real”、ニューオーリンズのNEVILLE４兄弟のひとり、IVAN NEVILLEの'79年デヴューシングルのB面、当時20歳とは想えないヴォーカルの味わいが楽しめるモダンブギー・ディスコ”Dance Your Blues Away”のカップリングです。

ナッシュヴィル生まれのミュージシャン、のちに世界を座巻するTHE JIMI HENDRIX EXPERIENCEの中心メンバーとなるご近所さんであった、JIMI HENDRIXやBILLY COXらとリズムアンドブルースを演奏しながら様々な楽器をこなし、'68年にJAMES BROWNファミリー・JB'Sに招き入れられたベーシスト・SWEET CHARLESの唯一のアルバム「For Sweet People」に収録の”Yes It's You”(sample1)！90年代に〈URBAN〉からリイシューされフリーソウル文脈でもリヴァイバル人気を獲得し、J DILLAの傑作アルバム「DONUTS」の”Workinonit”や”Time: The Donut of the Heart”にもチョイネタで登場し、幅広いリスナーから愛され続ける文字通りスウィートな１曲です。カップリングは、ゴスペル畑から'80年代のダンスＲ＆Ｂのヒットチャートで活躍したシンガー・GLENN JONESのブギーナンバー”I Am Somebody”(sample2)を収録！

名プロデューサーコンビRINDER & LEWISが手掛けた、幾つものディスコ・プロジェクトのうちの１つ、EL COCOと並んで人気のコーラス・グループSAINT TROPEZのセカンドアルバムに収録の"Hold On To Love"(sample1)は、ストリングスを全面的に出した軽快に爽やかなクラシカル・ディスコ。今回のオススメはB面、どこか不思議な笛の調べに誘われるラティーノ・ロックな"Night Of The Wolf"(sample2)！オリジナルは75年に〈Roulette Records〉からシングル・リリースされていた、イタリアのIVANO ALBERTO FOSSATI & OSCAR PRUDENTEのデュオ、AL FOSTER BANDによるファンキーな１発！今回もナイスなカップリング・リイシューとなっております。