1st、2ndと続いたカオスの淵から移動し着地した12月のミュンヘン。前作、前々作に比べインプロ的要素やノイズが目立たず、アコースティックに、時に呪術的にリチュアルに鳴るパーカッション。落ち着いてるのに異様な雰囲気を醸し出せるってのは並みじゃございません。想像しうる月並みの「落ち着いた作品」でもなく、いろいろな淵からの身投げを経ないと出来ない好例だと思います。すばらしい。 (住友)

73年BASFからリリースしたEMBRYOの6thアルバム。ジャズ・サキソフォニストで秋吉敏子の元緒夫チャーリー・マリアーノ がバンブーフルートやナーガスゥーラム等で参加。Christian Burchardの超絶ドラムが生むグルーヴ、東洋の音色や思想に影響を受けたメディテーショナルなサイケデリック・ジャズロック。スペインWAH WAHからの正規リイシュー盤。５００枚限定。廃盤シールド。

「Ocells Del Mes Enlla 」は、レアグルーヴ世代に発掘されたスペイン・ジャズロックの屈指の名作として知られる。天才鍵盤奏者ジョルディ・サバテスのやっていたバンドJARKAの72年２NDアルバムが再発！テクニカルで即興性高いスピリチャル・ジャズロック。強力！関連バンドのOMとJARKAの豪華28ページのブックレット付き見開きスリーヴ。 (サイトウ)

MILES DAVISやRoland KirkなどとのセッションやPharoah Sanders，herbie man，Wilson Pickett， Roberta Flack， Eugene McDaniels， Les McCannなどを手がけたATLANTIC RECORDSの鍵盤走者/アレンジャーWILLIAM S. FISCHERが残した異色作！オリジナルは72年のリリース。バスク語で魔女の集会所を意味するタイトルを冠したミステリアスなジャズ・ロック。サイケデリックなエレクトリック・サウンドがすごい！２００５年に５００枚限定で再発。 (ヤスシ)

スティーヴ・ライヒ、フィリップ・グラス、テリー・ライリー、ムーンドッグらの巨匠によるアカデミックでアウトサイダーなミニマル・クラシックスにも負けず劣らず、室内楽的オーケストラ・アンサンブルとヴォイス＆コーラス、コンピューター電子音による牧歌的なミニマルの調べ。エバーグリーンな異彩を放っている奇跡の名作。彼の同時期に制作されたフューチャリスティックなテクノ・ポップ名盤「The Ann Steel Album」のメインヴォーカルにして主人公Ann Steelも何気にコーラスで参加しているのもうれしいですね。スペインWAH WAHからの全世界限定500枚のリイシュー。今作もジャケットのアートワークも秀逸で美しい。 (コンピューマ)

メディテーショナルな電子音楽とドローン、そしてアカデミックな電子音楽とロック＆ジャズ、そして超絶のプログレッシブの見事なまでの融合が試みられた珠玉のデビューアルバム。セカンドよりはロックでジャズの要素も強い。さすが、その後のUrban Sax前夜。クール＆ドープでじんわりと迫り来る全７曲。詳細な解説とバイオグラフィーのインナースリーヴ付き。メーカー在庫希少。お早めに。 (コンピューマ)

GECKO TURNERやWATCH TV， WAGON COOKIN'等のスペイン産クロスオヴァーなファンクのオモシロどころをリリースするスペインのレーベル〈LOVEMONK〉からリリースされたスパニッシュ70s ACHILIFUNKにも収録されていたRABBIT RUMBAが再発！中南米から逆輸入、アフロ・ラテン音楽に影響されたカタラン・ルンバ。エリーゼの為にのジプシー・サイケ・ヴァージョン等キーマンとなるハモンド奏者JOSEP CUNILLをはじめとする脅威のサウンド。めちゃくちゃかっこいい！ (サイトウ)

ジャーマン・ロック屈指の名盤。オリジナルは1970年Ohr。MANI NEUMEIER (ドラム)， ULI TREPTE (ベース) AX GENRICH(ギター)のラインナップによるサイケデリック・ジャム！ゲートフォード・スリーブの2枚組500枚限定で、サイケの名レ?ベルスペインのWAH WAHから再発！ (サイトウ)