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Eiko Ishibashi
Antigone
Drag City
- Cat No.: DC944
- 2025-09-05
濱口竜介『悪は存在しない』の音楽と同時期に制作されていた石橋英子の新作。『The Dream My Bones Dream』(2018年)以来となる7年振りの歌のニュー・アルバム『Antigone』。〈Drag City〉から待望のリリースとなります。
Track List
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キーボード奏者Philippe Wendling、ギタリストBernard Labroche、ベース奏者Gigi Untersinger、ドラムGianni Drago、4人のメンバーから織りなされるヨーロピアン・フレンチ・プログレッシヴ・アンサンブルの妙技。1979年リリース当時は、フランス国内だけでなく、海外(特にアメリカ、日本)でも成功を収めたWludによる名盤「Second」の2025年リイシュー盤。全6トラック。どこかファンカデリックのバニー・ウォーレルやエディ・ヘイゼルも彷彿させてくれるサイケデリックでドロッとしたプログレッシヴ・ファンキーな展開構成A3「Nemausus」(sample2)、フュージョニック・ジャジー・サイケデリックロックなB1「Ay」(sample3)にもグッとくる。 (コンピューマ)
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若き日のTerje Rypdal(テリエ・リップダル)がリーダーを務めたトリオ・バンドMin Bulによる、北欧ノルウェー・ロックとジャズ・アヴァンギャルド・インプロヴァイゼーション金字塔、伝説の『Nurse With Wound』リストにも掲載されているアウトサイダー・ミュージック秘宝『Min Bul』がアナログ・リイシューされた。
1970年9月、Egil Eide(エギル・アイデ)をエンジニアに迎え、ローゼンボリのスタジオで録音された『Min Bul』は、当時としては非常に実験的な作品で、the Henie-Onstad Art CenterのSamklang projectsから生まれた。
Terje Rypdal(ギター、サックス)、Bjornar Andresen(ビョルナル・アンドレセン)(ベース)、Espen Rud(エスペン・ルド)(パーカッション)3者のスリリング且つ実験的アプローチによる、マイルス・デイヴィス、ジョン・マクラフリン、ラリー・コリエル初期のレコードと並ぶ、アヴァン・ジャズファンク・ジャズロックとフリー・インプロヴィゼーションをダーク・サイケデリックにエレクトロニック・ファンキー再構築した6曲を収録。
今回のリイシューは、激レアなオリジナル・アルバムのスピリットが尊重されており、1970年当時のオリジナル・ユニバーサル・ミュージック提供の音源からリマスタリング、ブラックヴァイナル180g重量盤、見開きゲートフォールド・ジャケット限定盤となっている。ジャケット・アートワークも強力かっこいい。 (コンピューマ)
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すでに多くのヒップホップ・アーティストの作品にサンプリングされている、艶やかなエレピとジャズ・ロックを堪能できるミッドナンバー「I Heard a Sigh」をA面に、4月末に発売されたアルバムにも未収録の、スムース・フュージョン「Where Do You Come From」をB面に収録。両曲イントロからメロウなグルーヴが溢れる極上な1枚。 (AYAM)
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Stone Throw Records、LAのここ数年の流れをあらためて感じさせてくれる、ソウル、ジャズ、ロック、AOR、SSW、クロスオーバーする世界観、ジョン・マクラフリンのマハビシュヌ・オーケストラ、ジェフ・ベック、カルロス・サンタナ、ミック・ジャガー、スタンリー・クラーク、アル・ディ・メオラ等々に参加したチェコ出身の天才キーボード奏者ヤン・ハマー率いるグループ1977年のクロオーバー・フュージョニック・電化ジャズロック永遠の名曲「Don’t You Know」の選曲カバー(sample1)含めた、摩訶不思議なポップセンス、オブスキュアなサウンド、現行インディーロック、サイケデリック/フォーキー、もちろんヒップホップ・センスも感じさせてくれる絶妙なる心地よさとリラクシンな音楽世界が見事に発揮されている。全11曲収録。PPU Records創設者、アンドリュー・モーガン監督の下、学生たちが制作した「The Visit」MVも必見。 (コンピューマ)
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ブルース、モダン・ジャズ、イスラムや東洋思想、音楽にも影響を受けて活動した天才ジョン・マクラフリンのUS時代、サイケデリック時代のラリー・ヤングや ジミ・ヘンドリックスのバンド・オブ・ジプシーズのドラマー、バディ・マイルスたちと録音した1970年の一曲。John McLaughlin - guitar 、Larry Young - organ、Billy Rich - bass、Buddy Miles - drums。B-SIDEはStefan Goldmannのリミックスです。 (サイトウ)
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レアグルーヴ探求で発掘され、ダンスフロアジャズのクラシックスとして愛され、MADLIBやFAT JOEをはじめ多くのサンプリングで再び命を吹き込まれる75年のCORTEX 1STアルバム。エレクトリックピアノ、スキャット。ブラジリアンサウンドなどにもインスパイアされた曲、ベースのグルーヴとリズム。幾たびかアナログ再発されてきましたが、CORTEXのレア音源を発掘してきた〈TRAD VIBE〉と〈FAVORITE〉が共同でリマスター再発。 (サイトウ)
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ウィリアム・S・バロウズの小説から名をとったグループ名Soft Machineとして1966年にスタートし、若き日のRobert Wyatt、Daevid Allenも参加、Huge Hopper、Kevin Ayers、Mike Ratridge達レジェンドはじめ、メンバーが入れ替わり、名前も変化しながら現在またSOFT MACHINEに名を戻し続く伝説のグループ。現在はギターのジョン・エサリッジとカンタベリー・シーンのベテラン・サックス奏者テオ・トラヴィスを中心にハリー・ベケットのバンドにも参加したベーシストのフレッド・セロニアス・ベイカ、ドラムAsaf Sirkisも参加。A-SIDEはハリー・ベケット作曲「The Dew at Dawn」のカバーでカリビアン、レゲエ的な感じもあるジャジー・メローチューン。ライトなグルーヴで、それぞれの演奏が素晴らしく、じんわり沁みる。いい曲。B-SIDEはSOFT MACHINEの名作3RDからマイク・ラトリッジ作曲の名曲「(Slightly) Slightly All The Time」の再演。こちらも素晴らしい。初めて聴いて一目(耳)惚れ。レーベルにお願いして卸してもらいました。LTD 7インチ。ジャケットも良い。是非。第1弾もストックしています。 (サイトウ)
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南米サイケデリック、ブラジル音楽ファンに名高いミナスのグループSom Imaginarioの貴重な音源がFar Out Recordingsからリリースされました。ピアニストWANET TROP。ギターのFrederaはじめ、ミルトン・ナシメントのバンドのために結成されナナ・バスコセロス、トニオ・ホルタ、パウリーニョ・ブラガといった後のレジェンドも合流していたグループ。ドラムの彼らのアルバムで最も人気の高い「Matança Do Porco」(Arthur Verocaiと共演している)で1973年、これまでリリースされていた録音としては最後となるミルトン・ナシメントとのライヴパフォーマンスは1974年なので最後期の録音。ミルトン・ナシメントとのツアーを終え、首都ブラジリアでの"Nature Dsay"を祝い行われたコンサートの録音。1994年のレーベル発足以来一貫してブラジル音楽に取り組んできたJOE DAVISのFar Out Recordingsから貴重な音源のリリースが続きます。録音の状態も良く、最新の技術でリマスターされたFar Outワークス。 (サイトウ)
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70年代にAmon Düül, Guru GuruやEmbryo等を排出したミュンヘンから、2014年に結成された5人編成のバンドKARABAの新作LP入荷しました。PASSPORTあたりのドイツのジャズロックやクラントロック、カンタベリーロック、ジャズ。ラーガに影響を受けたようなギター、ローズピアノ、シンセが、自在なグルーヴにのって展開される「Der Inder」筆頭に極上のスペースロック、ジャズ。ポリフォニー。 (サイトウ)
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サックス奏者/作曲家のケヴィン・フィゲスと彼のグループ「You Are Here」が、キース・ティペットとエルトン・ディーンという2人のインスピレーション溢れるイギリスのジャズ・ミュージシャンへのオマージュとして、それぞれの名曲を新たに録音した曲。My Only Desire RecordsのBrit Jazzシリーズ。第1弾。 (サイトウ)
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うねるベースライン、キレッキレのオルガン、 サイケデリック・ギター、重いドラム、トライバル・パーカッションによる弾ける名演。レアグルーヴィン・ラテンアフロ・ジャズファンク&ジャズロック・プログレッシヴな10曲を収録。 (コンピューマ)
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ブラジル、フィリピン、オランダ、ポーランド、そしてアメリカからの音源を収録。USスムース・ジャズ界の鍵盤奏者Tom Grantによる フェンダーローズ大満喫トラック「Mystified」(sample_1),スペインを拠点に活躍するサックス/フルート奏者Bobby Martinezによる哀愁フルート・ジャズ・ファンク「Pendulum」(sample_2),ポーランドのシンガーKrystyna Prońkoが歌う、ブラジリアン・フュージョンの様なグルーブとスキャットが興味深い「Oto Przyczyna」(sample_3)など、メロウでブリージンな各国のフュージョン/ジャズロックが楽しめる一枚。 (AYAM)
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主要メンバー3人によるキーボード、サックス、ドラム、サポートメンバーによるベース&ヴォーカル5人のメンバーから奏でられる、1980年代前後ならではのヒリッとしたまさにポストパンクな空気感でありながら、ジャズロック、カリビアン/レゲエ、モダンソウルの音楽世界、クロスカルチャー・アーバンな洗練と衝動が入り混じった永遠に色褪せないフレッシュ唯一無二キュートな魅力が封じ込まれている。 (コンピューマ)
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インドネシアでは知られたバンドだというDelly Rollies & Friends 82の81年のアルバムからの一曲。ボコーダーの魔術師ハリー・サバーから正式なライセンスを受けて12インチ再発。インドネシア、クタを拠点にジャイルス・ピーターソンやPEGGY GOUも魅了したDJ DEAによるリコンストラクション(sample1)。 (サイトウ)
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2011年に200枚のみプレスされ高値をつけていたアルバム「Duga-3」に、未発表の音源を加えた2LP。見開きスリーブ。70s エレクトロニック期のマイルスやジャズロックを彷彿さる、プログレッシヴなサウンド。レーベルオーダーでもあるマルチミュージシャンGIANMARCO LIGUORIを中心に、ニュージーランドの伝説的70SジャズロッバンドのDR. TREEの故MURRAY MCNABBとKIM PATERSONが参加。熟練マジカルな驚きのサウンド。 (サイトウ)
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SEX TAGSファミリーSTILETTI-ANAはじめ様々な名義があってややこしいILARI LARJOSTOと、こちらも多岐にわたる活躍で絶好調のSam Irlの二人か、FEATERが加わった3人のプロジェクトSKYMAXのニューリリース! (サイトウ)
70年代UKのジャズ・ロック界をSoft Machineとともに開拓したバンド Nucleus のトランペット奏者でありジャズ評論家(「マイルス・デイビス物語」や「キース・ジャレット 人と音楽」という著書も執筆)でもあるIan Carrのソロ作。このアルバムを Nucleus の作品だという方も多いくらい、参加メンバーを見る限りほぼ Nucleus のメンバー。そんな中、天才ギタリストAllan Holdsworth参加は控えめなソロパートながら注目です。マイルスが電化しだした69年作『In A Silent Way』の影響溢れるプレイと、それに負けないくらいのエレピの透明感と程良いインプロ、洗練されたサウンドには、時を忘れて聴き込ませる魔力を秘めています。美しき名作。 (AYAM)
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STRANGELOVEからスエーデンのドラマーSJUNNE FERGER、レア音源の再発に続いて、再発が望まれていた1984年の1STリーダー・アルバムが再発されました。Depeche ModeやDuran Duranなどのヒットでシンセサイザーの導入がポピュラー化していった時代。シンセポップ、プログレッシヴな驚きのサウンドプロダクション、同時代のYESの「Lonley Heart」あたりも凌駕するようなクオリティ、ポテンシャル。リズムビートのカッコよさ、バレアリックな「Candlelight」や「Reality」。プログレッシヴ、テクノポップ、ドン・チェリー、ECMから、北欧メタルも思い出させるスカンジナヴィア・サウンドのエッセンスがなんとも絶妙。世界的に流通されていれば音楽史に大きく名を刻むことになり得た一枚だと思います。アルバム・タイトル、差し替えられたジャケットのアートワーク、メガネ、全てが完璧に思えてきました。 (サイトウ)
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濱口竜介作品(『ドライブ・マイ・カー』『悪は存在しない』)をはじめいくつもの映画音楽制作を経て、前作に続きJim O’Rourkeとの共同プロデュースで放つ新作。山本達久、Marty Holoubek、ermhoi、松丸契、Joe Talia、Kalle Moberg等が参加。元はジュリー・クルーズ(あのツイン・ピークスのテーマで知られる)が場末の無人のバーで歌っているようなイメージがあったという、煙のように漂うムーディーで幽玄なサウンドスケープ。そしてあまりに夢心地のうっとりするボーカルでありながら、現実の苦味のある空気もたっぷり吸い込み、さらにフーコーの「18世紀における健康政策」のテキストもパラレル的に彷徨う重要作(ALSの当事者である岡部さんと知り合った経験についてのインタビュー記事もぜひお読みください)。「墓場」もコンセプトだといいます。その時代の空気が映ってしまっているある種の傑作映画を観たような感触にも震える、逃避よりも現実の影を引き受けるようなポップ・アルバム。ぜひレコードで。これで生きていけそうな気さえします。 (足立)