- CASSETTE
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Ensemble Tikoro
Hell Chamber
Artetetra
- Cat No.:
- 2024-08-30
エキゾチカ、第四世界と、実験音楽を跨ぐイタリアのレーベル〈Artetetra〉から謎の衝撃作。インドネシア、ジャワ島バンドンのエクストリーム・メタル合唱団。アンサンブル・ティコロ。カセットテープ。謎の世界ですが、インドネシアの劇と音楽、伝統的な芸能の神話性であり、声明にも通じる覚醒への試みのようでもあります。重わず吹いてしまうなどは、心が未熟です。
Track List
〈Artetetra〉が現代音楽から、エキゾチカ、第四世界、ブラックメタルまで引き合いに出して熱を込めて紹介するカセットテープが到着しています。インドネシアのアカデミックな音楽理論の研究者で、作曲家のRobi Rusdianaの指揮のもと、バンドンのメタル・バンドのヴォーカリストたちで構成された合唱団Ensemble Tikoro。東南アジア芸能の奥深さ。以下ライナーノーツから。(サイトウ)
『人間の歪んだ声の残酷さを通して、エクストリーム・メタル・ミュージックのサウンド=物理的=突撃の限界を証明し、テストするプロジェクトとしてスタートしたが、年月を経て、アンサンブル・ティコロは、ボーカルとパフォーマティブの両方の拡張テクニックを取り入れ、探求する、より複雑な存在へと進化した。アンサンブル・ティコロは、各作品が正確なコンセプトと展開のもとに制作され、ルスディアナが作者であると同時に指揮者でもある一方で、実験的でグロテスクなもの、即興的で突発的なもの、耳に届かないもの、感情的にオーバードライブするものからその力を引き出している。
『Hell Chamber』は、2013年から2020年にかけて作曲され、2021年に現在の形で録音された長期委嘱作品。エフェクトや他の電子楽器を一切使用せず、ヴォーカル曲のみを意図的に選び、紹介している。このアルバムで使用されているテクニックは、様々な形のエクステンド・ヴォーカル、エクストリーム・メタル・ヴォーカル(金切り声、うなり声、グロテスク、叫び声、うなり声、吸い込み声、豚の鳴き声)、伝統的な喉歌、そしてオノマトペやその他のヴォーカル・フォームで探求されているいくつかの伝統的なインドネシアの土着的ヴォーカル・テクニックの実験的解釈で構成されている。』