Label: conatala
- List
- Grid
- LP + DL CODE
- Recommended
- Back In
toru yamanaka & teiji furuhashi / Dumb Type Theater
睡眠の計画 - Plan For Sleep
conatala
- Cat No.: conatala-006
- 2025-10-15
1984年に結成され、現在も京都を拠点に第一線で活動するマルチメディア・パフォーマンス・アート・グループ、ダムタイプ (DUMB TYPE)。最初期ダムタイプシアター時代の公演のために、音楽家・山中透とグループの中心人物であった故・古橋悌二が製作したカセットブック作品「庭園の黄昏 - Every Dog Has His Day(1985年録音)」と「睡眠の計画 - Plan For Sleep (1986年録音)」の2タイトルが、初めてレコードとして同時リリースされます。
ダムタイプ創立当初、山中は主に音楽制作を担当し、古橋はその楽曲を舞台演出に落とし込む役割を果たしていました。2人の共同制作は、ダムタイプ以前に組んでいたORGやR-STILLに始まり、その時期に志向していたNEW WAVEやプログレッシヴ・ロックに加えて、ミニマル・ミュージックや前衛パフォーマンスを融合させたローリー・アンダーソン、メレディス・モンク、ロバート・ウィルソンらからの影響を受けています。さらに、当時の先鋭的なサンプリング・ミュージックやハウス・ミュージックを大胆に取り入れた独創的なアプローチは、ダムタイプのサウンドの礎となり、日本のミニマル〜アンビエント・ミュージックとパフォーマンス・アートの重要な接点として歴史に刻まれるべきものです。
「庭園の黄昏(1985年)」と同時に制作されていた本作「睡眠の計画(1986年)」の公演では、山中がサウンド・オペレーションを担当することになりました。電子オルガンの音色と印象的なピアノやサックスのフレーズがシンコペーションしながら疾走するミニマル・ナンバーで始まり、次に、機械の駆動音のようなけたたましいインダストリアル・ビートの上を様々なサウンドソースの断片が漂います。また、タイプライターのタイピング音をリズムに変えたナンバーもあり、当時はまだ新しかったサンプリング・ミュージックからインスピレーションを受けた様々な試みを展開し、パフォーマンスの身体性と見事に結びついています。
加えて映画音楽からも多大な影響を受けている山中らしい、メランコリックな旋律から世俗的なジャズなどの様々な情景を喚起させる色彩豊かなメロディが加わり、ポストモダン時代の世界中のパフォーマンス・アートのなかでも他に類を見ない、完全に独創的で洗練された世界観を構築しています。
Track List
- LP + DL CODE
- Recommended
- Back In
toru yamanaka & teiji furuhashi / Dumb Type Theater
庭園の黄昏 - Every Dog Has His Day
conatala
- Cat No.: conatala-007
- 2025-10-15
1984年に結成され、現在も京都を拠点に第一線で活動するマルチメディア・パフォーマンス・アート・グループ、ダムタイプ (DUMB TYPE)。最初期ダムタイプシアター時代の公演のために、音楽家・山中透とグループの中心人物であった故・古橋悌二が製作したカセットブック作品「庭園の黄昏 - Every Dog Has His Day(1985年録音)」と「睡眠の計画 - Plan For Sleep (1986年録音)」の2タイトルが、初めてレコードとして同時リリースされます。
ダムタイプ創立当初、山中は主に音楽制作を担当し、古橋はその楽曲を舞台演出に落とし込む役割を果たしていました。2人の共同制作は、ダムタイプ以前に組んでいたORGやR-STILLに始まり、その時期に志向していたNEW WAVEやプログレッシヴ・ロックに加えて、ミニマル・ミュージックや前衛パフォーマンスを融合させたローリー・アンダーソン、メレディス・モンク、ロバート・ウィルソンらからの影響を受けています。さらに、当時の先鋭的なサンプリング・ミュージックやハウス・ミュージックを大胆に取り入れた独創的なアプローチは、ダムタイプのサウンドの礎となり、日本のミニマル〜アンビエント・ミュージックとパフォーマンス・アートの重要な接点として歴史に刻まれるべきものです。
本作「庭園の黄昏(1985年)」は、山中と古橋の共同制作によるダムタイプのサウンド・アイデンティティを決定づけた音楽作品となります。ピアノやシンセサイザーの反復される印象的なフレーズが重なり合うミニマルな楽曲や、さまざまな具体音のサンプリングをビートに変換した急進的なアプローチ、緻密に施されたエフェクトによって全体を霧のように覆う心地よいアンビエンス、さらにワルツやシャッフルのリズムなど、過去の音楽への敬愛とテクノロジーが融合した初期ダムタイプの象徴的なサウンドが、ここで見事に確立されています。多彩な表情を持つ楽曲たちは、駆動するノイズ、電子音、電話の話中音などの四方に飛び交うシグナルをトリガーに、浮かんでは消え、また立ち昇り、移り変わる景色を描き出しています。
Track List
- CASSETTE
- Recommended
La Festa delle Rane
Che mi Guardi Attraverso Una Fiamma
conatala
- Cat No.: conatala tapes 05
- 2025-10-15
Pianola Records/Conatalaとイギリスの〈All Night Flight の共同リリース。La Festa Delle Raneのカセットテープ。ストックしています!
「現代イタリアのアンダーグラウンド・シーンから現れた、ナポリ出身の音楽家 Lucia Sole によるプロジェクト La Festa Delle Rane(カエルたちの祝祭) の新作カセット・テープを、英国の All Night Flight と共同でリリースします。
Luciaの音楽は、日常の中を通り過ぎていく断片的な風景をそっとすくい取るようにして綴られ、いつか見た夢の記憶を呼び起こすような、子どもの視点から覗いたような不思議な郷愁に満ちています。
メロディカ、アコースティック・ギター、笛などによるシンプルな楽器構成が生み出す静かな親密さと、太鼓や管楽器が加わることで広がっていく万華鏡のような即興性が共存しています。
少女のように無垢な歌声、ささやくようなグロッケンシュピール、歪んだオルガンが空気に残す音の波紋は、ローファイな録音のなかで捉えられており、空間の気配や微かな息づかいまでがそのまま音に封じ込められています。」
- CASETTE
- Recommended
toru yamanaka / Dumb Type
Suspense and Romance 1987
conatala
- Cat No.: conatala tapes 04
- 2025-10-15
「庭園の黄昏 - Every Dog Has His Day」「睡眠の計画 - Plan For Sleep」に続く、初期ダムタイプ音楽作品復刻プロジェクト第3弾。
本作は、1987年に兵庫県尼崎市・つかしんホールで開催された、ダムタイプ初の大規模展覧会『Suspense and Romance』の会期中に、展示会場で行われたライヴ・パフォーマンスの音源を収録したカセットテープ作品です。
山中透がダムタイプとして初めて全楽曲の作曲・制作を手がけた本作は、サックス奏者・ハリー切手氏とのコラボレーションから生まれた音楽プロジェクトを記録しています。
“サスペンスとロマンス”というテーマのもと、ジャズやシネマティックな叙情性と、ポスト・ミニマル以降の冷たく抽象的な音響が交錯する、山中らしいコンポジションに、切手氏による印象的なサックスのフレーズ、シーケンサーやサンプラー、PCM録音を用いた音作りが重なり、その後の「S/N」まで続くダムタイプ・サウンドを象徴する音響イメージが、この時期にすでに形成されていることに気づくでしょう。
さらに、当時の貴重な写真やドローイング、メンバーによる座談会を収録した、50ページ超のブックレットが付属。カセットブック仕様でのリリースとなります。
本ブックレットは、初期ダムタイプ・メンバーらによる「Early Dumb Type Archive Project」の主導のもと制作されたもので、初期ダムタイプの活動を多角的に捉える貴重な資料となっています。
仕様
カセットブック(箱入り)
カセットテープ:全10曲・48分収録
ブックレット:50ページ超(写真・ドローイング・小山田徹×高谷史郎×穂積幸弘 座談会ほか収録)
- LP
- Recommended
- Back In
The Dead Goldfish Ensemble
Fishy Tails
Conatala
- Cat No.: CONATALA-003
- 2022-05-20
PALE COCOONやWORLD STANDARDの「あさがお」など埋もれていた日本産80sの素晴らしい音源を送り出してきたCONATALA RECORDSから、クラフトワークやスティーブ・ライヒに触発され、イギリス、サウサンプトンの80s-90sにカセットでリリースしていたSTEVE HARTWELLのTHE DEAD GOLDFISH ENSEMBLEの音源再発!じっくりユニークなサウンドです。
Track List
- LP
- Recommended
- Back In
World Standard
あさがお
Conatala
- Cat No.: CONATALA-002
- 2022-02-07
国産80sアヴァンロックPALE COCOON/ 繭 を〈INCIDENTAL MUSIC〉と共同で再発した〈CONATALA〉から、ワールド・スタンダードが細野晴臣プロデュースで1985年にデビューする以前に制作していた音源をアナログリリース!
鈴木惣一朗と児島路夫のワールドスタンダードがデビュー前に制作していたカセット音源がアナログ化されました。細野プロデュースのデビューアルバムや2ND「Allo!」は海外からも人気でご存知のとおりですが、この音源のLO-FIな音の中に秘められた、音楽のアイデア、ユニークさに驚きです。鈴木惣一朗の著書「細野晴臣 録音術 ぼくらはこうして音をつくってきた」の冒頭で、『細野の「泰安洋行」に出会い、圧倒され、4トラックのカセットレコーダーとシュアーのマイクひとつで制作を始めた』と語られる音源だと思います。DIYさや無邪気さ。そしてそこだけには収まらない魅力、好きな音楽の模倣をすることを超えたキラメキがあります。素晴らしい音楽。是非。 (サイトウ)
Track List
ページトップへ戻る
宅録ギター&エレクトロニクス・コラージュを原点に、RVNG INTL.やBOKEH VERSION、METRONからEMからもリリースしワールドワイドにファンを産んでいる7FOのニューアルバム。RAWなビート、FMシンセサイザー、ダブを中心に、今回はギターを使わずに制作。「茫」は、「果てしなさい広さ」、「ぼんやりとした曖昧さ」を表す文字で、「蘭」ではじまり「茫天」で終わる8曲。国産環境音楽やニューエイジ、電子音楽、ゲーム音楽、細野の観光音楽などのエッセンスを受け継ぎながら、夢見ごごちな7FOらしいサウンドプレジャーが詰まった一枚です。Conatalaさんからアナログ・リリース。 (サイトウ)