Tag: Experimental
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Konsudd
Mantis 15
Delsin
- Cat No.: DSR/MTS15
- 2025-05-08
低音域ではキックに重量、高音域では倍速リズムを刻ませ、ダイナミックな音の層を形成。リズムサインエンティストKONDUKUとVECTOR TRANCER aka AA SUDDからなる実験テクノユニット”KONSUDD”が誕生!テクノ名門〈DELSIN〉の”Mantis”シリーズより。
〈SPAZIO DISPONIBILE〉〈BITTA〉〈DISK〉などに傑作を残し、個人でもこの”MANTIS”シリーズから作品を発表しているKONDUKU。そして〈MIRROR ZONE〉などでトランスのイノベーションしている盟友AA SUDDがタッグ!ヘヴィキックに地鳴りするベース、存在感あふれる低音域と繊細な高音域をコントラストさせた前衛ファストテクノ「Firefly Guarantees Bliss」(sample1)を皮切りに、空間性を意識したブロークンダブテクノ「Petal Soft」(sample2)まで、繊細さと激しさを巧みに融合した4トラックス! (Akie)
Track List
- 12inch
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Tammo Hesselink
Mantis 16
Delsin
- Cat No.: DSR/MTS16
- 2025-05-08
空間性を意識したダブエフェクト、メタリックパーカッションの鳴り、じっくり沈めるミニマルなグルーヴ。この3つの軸でリズムを実験したブロークンディープテクノ。モダンエレクトロニック前線〈NOUS'KLAER AUDIO〉レーベルアーティストであり、この蘭テクノ名門〈DELSIN〉の”Mantis”シリーズでも才能を見せつけてきたTAMMO HESSELINK新作が到着。
上記他にも〈MIDGAR〉〈ONE EYE WITNESS〉から出した作品はNEWTONEでもヒットしてきたリズム実験家TAMMO HESSELINKがカムバック!パワフルな低音と空間を大きく揺らすダブ処理でゆっくり導入、徐々にドラムが精密メカニカルに躍動していく「Harbour Launch」(sample1)。高音域の金属製パーカッションがダイナミクスを想像したポリリズミカルテクノ「Gossamer」(sample2)など。サウンドシステムへの没入感を高める音響ブロークンテクノ名品。 (Akie)
Track List
- 12inch
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Sa Pa
MDR 015
Marcel Dettmann Records
- Cat No.: MDR015
- 2025-05-08
MDR名作リプレス!〈MANA〉など先鋭レーベルからの諸作に加え、DEADBEATとのコラボレーションなどでも知られる実験音響才人SA PAが放った没入型ミニマルテクノ傑作。脳を刺激する立体的なエレクトロニクス、重厚アンビエンスを備えた実験ディープテクノトリップ。
名門〈MARCEL DETTMANN RECORDS〉から2015年にリリースされた名作。コンクレート的アプローチを取り入れた電子音響とディープテクノを邂逅させた「Morocco」(sample1)や、抽象的にビートをアンビエンスに隠した「Untitled 11」(sample2)など、エグ味のある音響構築、圧倒的です。この機会に是非。 (Akie)
Track List
- 12inch
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Sam KDC
Of Myth & Mercury
Auxiliary
- Cat No.: AUX017
- 2025-05-07
ASC主宰レーベルAuxiliaryを代表するアーティスト、緻密且つ繊細な音響構築が美しいシネマティック・ドリーミー才人SAM KDCによる2017年9月リリースの神秘的ディープ崇高な気配スピリチュアル・ジャーニー・エクスペリメンタル・アンビエント・テクノ名作「Of Myth & Mercury」が、嬉しい7年ぶりに12インチ2024年リプレス。
幻想的イマジナリー荘厳スピリチュアルな緻密で繊細な音響構築が美しすぎるシネマティック・ドリーミー、BPM128、BPM127、BPM129、BPM128。4トラック。名作12インチが久しぶりにまさかの再入荷できました。 (コンピューマ)
Track List
- 12inch (Marbled Vinyl)
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Unknown Path
Pathfinder
Auxiliary
- Cat No.: AUX019
- 2025-05-07
USカリフォルニア鬼才TECHNO/AMBIENT/EXPERIMENTALJames ClementsによるUnknown Pathが2017年にASC主宰Auxiliaryからリリースしたモノトーン・グレイエリア・エクスペリメンタル・ドローン名作12インチ「Pathfinder」が8年越しリプレスされた!!Blue/Green marbled vinyl 140g 12インチ。
イマジナリー荒涼とした世界を静謐アンビエント・グレイエリアにテクノ・エクスペリメンタル・ストーリーテリングされる4章からなる「Path 01」「Path 02」「Path 03」「Path 04」4トラックを収録。 (コンピューマ)
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- 2LP
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- New Release
Rashad Becker
The Incident
Clunk
- Cat No.: Clunk001
- 2025-05-07
現代マスターオブサウンドRASHAD BECKER、自身のレーベル〈CLUNK〉を立ち上げ遂に新作アルバムを発表!〈PAN〉連作から実に10年ぶりになります。心理音響にも踏み込んだエレクトロニクスとアコースティックのやり取りで錯乱体験を構築。ランダムノイズでなく伸縮するリズムを有した配列、モードジャズから微分音表現まで歴史を遡りながら現代音楽の新領域まで切迫した一枚。
ある種現代音楽の一要素にまで到達しているエンジニア、殆どの人がそのマスタリングワークに触れ合っているであろうRASHAD BECKERがキャリア三作目、遂に新作アルバムを発表(レーベル名も自身のスタジオからとっていてグッときます)アルバムを全四章に分け複雑なアイデアを内容させています。「Zero Hour」に始まる、コアとなる要素を再構築・リミックスした同タイトル4連曲など、ガムランやアコーディオンなどのアコーステイックとエレクトロニクスの切迫するやり取りで錯乱状態の世界を構築。デジタルかアナログか、喜劇か悲劇かも錯乱するリスナーの知覚に委ねる心理音響的アプローチも感じる、傑作であるかどうかさえ貴方に左右される、超越した領域です。 (Akie)
Track List
- LP
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- New Release
Ulla
Hometown Girl
28912
- Cat No.: 28912-1
- 2025-05-06
初回はコメントをつけるまもなく売り切れてしまった名品、リプレスされました。物憂げなローファイ音響、全て自らが演奏したギターやピアノ、多種管楽器。窓を開けた時に拾い集めたフィールド録音や微細なエレクトロニクスも使用した重層的アレンジに鳥肌が立ちました。現代電子音響派キーアーティストULLA STRAUSによる、儚い実験室内楽・フォークアルバム。推薦!
あらゆる名義を使い分け〈3XL〉〈BOOMKAT EDITIONS〉〈WEST MINERAL LTD.〉などから作品を発表し、現代音楽史にて強烈な存在感を放っている才人ULLA STRAUSが新名義U.E.で発表した傑作が嬉しいリプレス!PERILAとの共作「Jazz Plates」でも披露した室内楽アプローチをさらに進化。音響コントロールや繊細なエレクトロニクスを干渉させ独自のローファイフォーク、チェンバーミュージックを探求。ジャズスィングも取り入れたり、前作と関連させながらも音楽性を改革していく、アーティストとしての魅力に圧倒されました、年始リリース作ですが年間ベストも間違いないかなと思います。推薦。 (Akie)
Track List
- 12inch
- Recommended =
- New Release
Shell Company & Older Brother
Shards
Numbers
- Cat No.: NMBRS77
- 2025-05-05
ブライトンからマンチェスター、ロンドンを経てグラスゴーまで。イギリス各地から集まったアーティストで構成される4人組プロジェクトSHELL COMPANY & OLDER BROTHERによるデビュー作が名門〈NUMBERS〉から到着!無機なスポークンワードとブロークンリズムで生み出す退廃的ムード。UKダウンビートとトリップホップを脱構築。
イギリス各地のアーティストがまずはボイスメモを介したリモートで形作り、その後グラスゴーの音響スタジオ”La Chunky”、最終的にマンチェスターの”The White Hotel”にて録音。ダークなスポークンワードのやり取りに歪んだヘヴィダウンビートが単調に交わる「10AM」(sample1)、痛むような感傷に満たされたアブストラクトフォーク「In The Silence It Only Gets Louder」(sample2)など、クラシックでムード主導、まさにUKミュージックの伝統に沿いながら脱構築した実験ダウンビート作品。 (Akie)
Track List
- LP
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Tobias. / Doltz
Versus
Delsin
- Cat No.: 160DSR
- 2025-05-04
ジャーマンテクノ鬼才TOBIAS.と邦人サウンドアーティストDOLTZによるコラボレーションが実現!クラシックなシンセサイザーとドラムマシンの構成、繊細なサウンドデザインを融合。アンビエントテクノの真髄をリズムと空間性の両面から探求した8曲。蘭テクノ名門〈DELSIN〉からのリリース!
現代のジャーマンエレクトロニックシーンを司るベテランTOBIAS.ことTOBIAS FREUND、そしてDJ NOBU主宰〈BITTA〉などからもリリースする電子サイケデリック魔術師DOLTZ、偶然の出会いから生まれたコラボレーションプロジェクト!トリッキーなシンコペーションに没入する「Fukaeri」(sample1)を皮切りに、ポリリズミカルな構造をクラップが惑わす「Gyeon」(sample3)など、音が作り出す空間性とリズム配列にフォーカスした、テクノイドなリスニング実験を披露。 (Akie)
Track List
- LP
- Recommended =
- New Release
Memotone
Pruning
Discrepant
- Cat No.: CREP093
- 2025-05-02
〈Sähkö〉〈The Trilogy Tapes〉〈Soda Gong〉〈Folklore Tapes〉と名だたるレーベルから精力的に作品を発表しているブリストルのMemotoneが、ロンドンの奇怪な名門〈Discrepant〉に初登場。相性抜群な、第四世界アンビエント、ジャズ・フュージョン、ラジオフォニックなSF的サイバージャングルを展開。
過去の未発表音源を、タイトル『Pruning(剪定)』の元にまとめた単なる寄せ集めではない造形美を感じさせる一作。第四世界やECM、エキゾチカとSF的メタモルフォーゼが非線形に交差する、Will YatesことMemotoneのめくるめくアイデアの奔流を覗き見れる。レインフォレストのようなアトモスフェリックなトラックから、不意に訪れる温かで虚なトロピカルギターの「Not What I Thought」や、Mike Cooperがダンジョンを駆け抜けるようなコズミック・ブギーブルース「Jim Starling and The Inverse Church」など、それぞれが独立しながら一つの巨大な器官を形成しています。全10曲の理想的なエスケープ。マスタリングはRashad Becker。 (足立)
Track List
- LP
- Recommended =
- New Release
Hair & Treasure
Disc Rot
Discrepant
- Cat No.: CREP115
- 2025-05-02
ロンドンの空想密林大魔窟〈Discrepant〉主宰者Gonçalo F Cardosoと、Angela ValidのAlex Jonesによる断続的に続いているノイズ・コラージュ・ユニットHair & Treasure。途中からPhil Laney aka Kenny Hosepipeなる人物も時折加わり、錯乱したまま本拠地だった〈Sucata Tapes〉から総本山〈Discrepant〉へ横滑りで登場!単独作では初となるアナログリリース。
彼ら曰く「Hair & Treasureのバター状の地下墓地から滲み出た悪臭スプレッド」。よくわかりませんが、11曲分の泥沼が出来上がっています。00年代のアメリカ中西部ノイズシーンのスタイルを引きずり、『悪魔のいけにえ』的な殺伐とした美しさも感じさせ、廃棄されたハードウェアや音の傲慢さみたいなものを音楽として昇華していくという彼らの美学は健在。シンセスケープ、フィールドレコーディング、どこからとも知れぬ声、潜在意識的なパルスが濁流になって押し寄せる、発酵しきった音の塗りたくり。「下品こそ、この世の花」by鈴木則文。 (足立)
Track List
- 2LP
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Kali Malone
The Sacrificial Code
Ideologic Organ
- Cat No.: SOMA060lp
- 2025-05-02
2019年に軒並みベストとして挙げられたKALI MALONEのパイプオルガンのミニマル大作!!
前作「The Sacrificial Code」も素晴らしく即売り切れましたが、こちらも期待以上の素晴らしさ。短いフレーズのループをゆっくりと時間をかけて何度も何度も繰り返していく。聴いていくほどに思考することをやめ、音に浸って一緒に溶け合うような感覚に。ラモンテヤングやテリーライリーとは違うシンプルな方法ではありますが、パイプオルガンの素晴らしい音色も相まってシンプルだからこそ持っている強度がある。歴史に残る一枚になるかもしれません。 (日野)
- LP (予約)
BEATRICE DILLON / HIDEKI UMEZAWA
Basho / Still Forms
PORTRAITS GRM
- Cat No.: SPGRM012
- 2025-05-01
【6/13 発売予定】 BEATRICE DILLON(ベアトリス・ディロン)と、日本の作曲家Hideki Umezawa(梅沢英樹)のスプリットLPがPORTRAITS GRM/Shelter Pressからリリースされます。ベアトリスは、西田幾多郎の「場所の論理」に影響を受けた電子音楽作品「Basho(場所)」。梅沢英樹は、大阪EXPO'70で発表され現代音楽フィールドで高く評価されてきた創作楽器、ベルナール&フランソワ・バシェ兄弟の音響彫刻を使用し探求した作品。
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- LP
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- New Release
Polonius
You Didn't Hear It From Me
Souk Records
- Cat No.: SOUK13
- 2025-04-29
10年に渡り「サイエンス・フィクション的古代幻想のタイムトラベル」探求を続けてきた、エジプト系フランス人アーティストSeif Gaber a.k.a Polonius。〈Discrepant〉発の異形ビート系サブレーベル〈Souk Records〉から最新の音響報告書が到着!接地面のない、踊ることも立つこともできないような奇妙な換骨奪胎ダンスミュージック。
自主リリースに加え、〈Ikuisuus〉、〈Goaty Tapes〉、Sun Arawの〈Sun Ark〉といった同志レーベルからも多くの作品を発表。エキゾチカ、スピリチュアル・ジャズ、ビート・サイエンスなど様々な蜃気楼的記憶から音響ミラージュの構築を試みる壮大なヴィジョンの持ち主。今作では「archeomiragical」という彼自身の造語がぴたりとはまる驚異の宇宙的サウンドスケープを展開しています。ジャングル、ダブ、ブロークンビーツ、パーカッション、シンセの断片を拾い集め、再/脱構築したリズミックな神秘的デジタル音楽探究。無意識下の夢幻都市フィールドレポートが新着!必読です。 (足立)
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- LP
- Recommended =
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Kirk Barley
Lux
ODDA Recordings
- Cat No.: ODA05M
- 2025-04-29
イングランド北部ヨークシャーの田園風景と異界が広がるミニマリズムな音的イマジナリー世界。Bambooman、Church Andrewsといった名義でも活動し、Matthew Herbertの〈Accidental〉などからレフトフィールドなクラブ・サウンド作品も出してきた才人Kirk Barley。2023年のアルバム『Marionette』の続編であり新作『Lux』が、〈The Leaf Label〉傘下、Thea HDが運営する〈ODDA Recordings〉からリリース。
坂本龍一やFUJI||||||||||TA、Akhira Sanoらの作品も擁する〈ThirtyThree ThirtyThree Records〉からもリリースしていた、本人名義の3作目。短いサンプルのパレットを用い、フィールドレコーディングを織り交ぜながら、前作以上に楽器奏者・サウンドデザイナーとしての技巧が際立っています。地元ヨークシャーの風景、気候、地質からインスピレーションを得て、アンビエント〜ジャズ〜クラシカル〜エレクトロニックの狭間で揺れる、メルヘンへの導入剤にもなりそうな一作。「Vita」「Sprite」「Descendent」といった曲で顕著な非標準音階の神秘的で妖しく自然のエロスも感じられるメロディーに、小さく乱反射する光と虫たちの捻れたリズムのトリップ感覚は要傾聴。Oliver Pittによるリソグラフプリントのアートワークも美しく呼応しています。 (足立)
Track List
- LP+DL
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Wata Igarashi
Agartha
Kompakt
- Cat No.: Kompakt 461
- 2025-04-28
The Bunker NY、Delsin、Midgar、Time To Expressといったレーベルから数々の名作をリリースしている東京拠点のテクノ作家/トップDJとしても世界を駆け巡る才人Wata Igarashi待望のデビューフルアルバム「Agartha」が名門Kompaktよりリリースされた!!!LPはDLコード付き。久しぶりにリプレス再入荷できました!
フランスの神秘思想家アレクサンドル・サン=ティーヴ・ダルヴェードルの著書「インドの使命」において、東洋のどこかの地下に隠れている国、地球内部にある地底文明にして高度な理想世界であるアガルタをテーマにした、未知の領域、新たな世界へと誘われるかのような、Wata Igarashiならではのパーソナルな内省宇宙も炸裂したイマジネイティヴ知覚の扉を開くかのようなエレクトロニック・サイケデリックな神秘的ニューエイジ・テクノ宇宙が雄弁に繰り広げられている。マイルス・デイヴィスの同名タイトルのアルバムにも通じるような即興的ジャズ、スティーヴ・ライヒのミニマリズムも感じ取れる圧倒的完成度10トラックを収録。アルペジオ緻密にデザイン配置された空間的音響音像も素晴らしい。アートワーク含めたコンセプチャルなアルバムとしての完成度も秀逸。トラックリストからもぜひ。 (コンピューマ)
Track List
- LP
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Beatrice Dillon
Seven Reorganisations
HI
- Cat No.: HI001 LP
- 2025-04-28
〈PAN〉からのアフリカンリズムなどの変拍子、民族音楽などの影響を反映させた、先鋭なエレクトロニクスの傑作アルバム「Workaround」から4年、Mark Fellの委嘱により制作されたベアトリス・ディロンのニューアルバム「Seven Reorganisations」。自身のレーベル〈HI〉の第1弾。Explore Ensembleが演奏したベアトリス・ディロン初のアコースティック作品。アナログ。再入荷しています!
2022年にシェフィールドで開催されるノー・バウンズ・フェスティバルでのパフォーマンスのためにマーク・フェルから依頼されたもので、ディロンが作詞作曲し、ロンドンのポスト・クラシカルのアンサンブルExplore Ensembleが演奏した「Seven Reorganisations」(7つの· 再編成)。ウィルフレッド・ビオンの精神分析的主張からの引用「空虚な空間を許容できないことが、利用可能な空間の量を制限する」と、「物事を省くことで、内に秘めたものをよりよく聞くことができる」という韓国のビョン・チョルハンの脱構築主義的な哲学が指針となっているとのこと。「Seven Reorganisations」の1部と2部が、それぞれスタジオで録音されたものと、カールスルーエ・アート・アンド・メディア・センター(ZKM)でのライブ録音が収録されています。クラブ・ミュージック、エレクトロニック・ミュージック・フィールドを超えて、ロンドン交響楽団ともコラボレーションをしており、今後の展開も楽しみです。森の中のアートワークであることもあり、石橋英子の「悪は存在しない」にも比すことも出来るような、風格も感じます。素晴らしい。 (サイトウ)
Track List
- 12inch
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Polygonia
Upside Down
Mule Musiq
- Cat No.: Mule Musiq 297
- 2025-04-28
飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍する興味深い作品が続々とリリースされるドイツ・ミュンヘンのリズム・サイエンティストPolygonia待望新作12インチがMule Musiqよりリリース!!Simone de Kunovichからの紹介から実現したというナイス・リリース。今作も繊細で先鋭的有機的リズム構築と催眠的サウンドスケープ実験性がフロアミュージックとして素晴らしい4トラックを収録。
BPM120、自身によるヴァイオリン、フルート、ヴォーカルをフィーチャーした、初期のHerbertスタイルも彷彿させてくれるサイエンスティフィック・エレクトロニカ、ユニークなメロディと歌声にも魅了される美麗ディープテックハウスA1「Upside Down」(sample1)、BPM122、彼女の持ち味が存分に発揮された催眠的サイケデリック・ドラッギーにエレクトロニック・アフロ・ブラジリアン・アンビエント・ディープハウスにサウンドスケープ・グルーヴするA2「Eyes Between Letters」(sample2)、BPM125、オリエンタル環境音楽コンテンポラリー・ミニマリズムがエレクトロニック・パーカッシヴにフロアに空間的音響エレクトロ・テックする有機的グルーヴ傑作トラックB1「Beyond Light And Shade」、BPM123、このリリースのハイライトで、とても彼女らしい実験性と遊び心のあるオーガニック有機的柔らかなサイケデリック・ミニマル・ディープ・ハウスB2「Complementary Senses」(sample3)の4トラックを収録。トラックリストからもぜひ。 (コンピューマ)
Track List
- 2x12inch
- Recommended =
- New Release
Various
White Genesis (The Salt Line Continuum)
Light Sounds Dark
- Cat No.: LSD045
- 2025-04-28
マニアックなアウトサイダー音源発掘で知られるレーベル”LSD”こと〈LIGHT SOUNDS DARK〉からまたも匿名クレジットのミステリアスアルバム。ジャケットの地図がヒント、テンプル騎士団からフリーメイソンリーまでの歴史を音楽で換喩表現。コスミッシェからテープループ、ドローンなどで聴き手に青史を想像させるコンセプチュアルな作品。
これまでも精神実験家が制作した劣化カセットテープ復刻など、ポストパンク/ノーウェイブを中心としたコアな音源発掘の最前線のひとつ〈LIGHT SOUNDS DARK〉から相変わらずの挑戦的な2x12inch。初期のジンバブエの首都からスコットランドのロスリン礼拝堂、エルサレムからチューリッヒへの道筋、そしてインド洋の交易路を描いたジャケット。テンプル騎士団、奴隷制、フリーメイソンリーまで暗示した白人の歴史を暗示(していると考察されていますが真意はレーベルのみぞ知る)収録楽曲も予想されるコンセプトと共鳴しており、古典的なコスミッシェムジークから壊れたテープループ、インプロジャズ、具体音楽まで使用し起承転結を作り出しています。 (Akie)
Track List
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BPM144、UKテクノ大御所James RuskinによるRussell Haswell トラックの鋼のようなマシーンビートによるエレクトロニック・テクノ・エクスペリメンタル・リミックスA1「Russell Haswell - Various Recordings (James Ruskin Amalgamation) 」(sample1)が強力。BPM136、Diagonalを体現するL/F/D/M によるメディテーショナルな7分越え催眠的インダストリアル・ダークウェイヴ・アシッドA2「Non Dea」、Not Wavingによるノンビートながらもグルーヴを感じさせてくれるエレガント・アンビエントB1「Rolling In Thoughts」も非常に心地いい。Powellとのコラボレーションでも知られるDale CornishによるBPM120、電化ショック・リディム・トリッピンB2「Back In The Room」(sample2)も極上。Diagonalを体現するEVOLによるねじれまくったバネのような妙チキリンエレクトロニック・ピンポン球グルーヴB3「Wabbit Trax 7」(sample3)も面白い。
このコンピレーションは、70枚のリリースを経たレーベルの進化と今後の方向性を反映したもので、エレクトロニック・エクスペリメンタル・アヴァンギャルド、ノイズ、コンピューターサウンズ電子音楽、フロアミュージック・テクノとの境界線、狭間を前衛的独自に探求するDiagonalならではの個性が爆発した絶品5トラックを収録。
LP1、LP2、LP3同様、この12インチには、カラーで伸縮性のあるHバンドが付属している。LP4枚全てにこのバンドが付属するので、レコードを組み合わせて4枚組12インチを完成させることができる! (コンピューマ)