今までのポップ路線なABOUT GROUPを知っている人からすると今作の方向性に驚きかもしれません。これはSONIC YOUTHがインプロや実験音楽に傾倒しているときのようなものに近いかと思います。この作品ではBEATRICE DILLONとの共作やマスタリングエンジニアとしても知られるRUPERT CLERVAUXがCHARLES HAYWARDと入れ替わってドラムを叩いていますが、遡れば2009年に〈TREADER〉から出したABOUT GROUPのメンバーたちが集まって作られた作品（ABOUT GROUP名義ではなくメンバーそれぞれの名前が連なった名義でタイトルは「ABOUT」）もセッションから生まれたようなもので、当時からこのメンバー内で実験的方向性を試していたようです。ポップさも少し残しながらの実験的アプローチがとても良く、いい塩梅な大人のセッション。 (日野)

HOT CHIPのALEXIS TAYLORを中心にCHARLES HAYWARDらレジェンドが参加したABOUT GROUPのTERRY RILEY(HARVEY AVERNE)のカヴァー「You're No Good」をTHEO PARRISHがリミックス！「You're No Good」のフレーズも歌いなおし、完全に自分の世界へと置き換えたディープミックス！独特のロウなファンクネス。しなやかに、サイケデリックに浮遊する素晴らしいリミックス。 (サイトウ)

CHARLES HAYWARDとSPIRITUALIZED/SPRING HEEL JERKのJOHN COXON、HOT CHIPのALEXES TAYLORらによるバンドABOUT GROUP。テリーライリーのマッド・エディットで知られるHARVEY AVERNEのYou're No Goodのカヴァー！！かっこいー！ワーリッツァーやハモンド、シンセがとびかってます。DOORSばりのサイケデリックブルース。sample＿2はインストになる後半。B-SIDEも最高！ (サイトウ)