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Luc Ferrari
Music Promenade / Unheimlich Schön
Recollection Grm
- Cat No.: REGRM022
- 2023-01-23
コンクレート音楽と電子音響音楽の主要人物から離れ、ミニマル音楽、音楽劇、フィールドレコーディング、管弦楽、サウンドトラックなど独自の表現で道を拓いたLuc Ferrari。コンテンポラリーダンスのために制作されていた収録曲たちは全3トラック10分以上でストーリー感のある展開。切り取る場面で全然違う風景が広がるので、どこをサンプルに切り取るかとても迷いました。無音すれすれの中で微かに聞こえるフルートやハイヒールの靴音、囁き声など、通してのトリップも是非体感してみてください。 (AYAM)
Track List
街中や地下鉄、様々な環境でスペイン語で紡がれたストーリーにLUC FERRARIがエフェクトやシンセサイザーを加えたあまりにも先を行くポエティックな作品。スタジオ録音された会話に環境音を足していたり、実際にフィールドレコーディングとしてフィールドワークしながら録音したりしているのかと思いますが明らかに異質な空気感。一体これをなんと表現すべきなのか。会話の内容が分かった状態で聴くとどう聞こえるのかが気になりますが、純粋に音として聴くだけでも十分すごいです。 (日野)
1975年の2月から3月にかけて録音されたセッションのリリースとなりますが、その録音された内容やメンバーが面白い。LUC FERRARIは電子オルガン、そしてNURSE WITH WOUND listに表記されているというMARTIN DAVORIN JAGODIC(電子ピアノ)とPHILIPPE BESOMBES(シンセ)の2人(特にMARTINは〈CRAMPS RECORDS〉の伝説的シリーズ〈NOVA MUSICHA〉から素晴らしい作品を残しています!)、そしてサックスにALAIN PETITという4人での編成での録音となります。良い意味でそれぞれのバックグラウンドに囚われないような自由さを感じるもので、尚且つ音楽的にも面白い作品。辺境の音楽のようでもあり、ミニマル作曲家の作品にも聞こえたり…この1枚は形容しがたいもので、とにかく買って聴くべしです! (日野)
大好評に次々と秀逸な発掘リリースが丁寧に続く、フランス電子音楽研究所INA-GRMと現代の多様な電子音楽紹介名門レーベルEDITIONS MEGOのタッグによる仏電子音楽図書館からの発掘アナログ・リイシュー・シリーズRECOLLECTION GRMの久しぶりの新作17番。アナログカットはベルリン・ダブプレート&マスタリングの名人Rashad Becker。DLコード付き。 (コンピューマ)
瞑想的電子音楽の真髄。グレイト!!!!!トラックリストからもどうぞ。すでにレーベル在庫なし。 (コンピューマ)
カットアップされる日常の断片。そこに意味やストーリーも感じさせつつ、音そのものに帰化する。時折入るエフェクトが現実を曲げていく。日常的であり回想のような高揚感と深みに包まれる素晴らしい作品。本人とDavid Grubbsによるライナーノーツ入りです。 (タカハシ)
名門SUB ROSAからリリースされた、リュック&妻であり影の功労者プリュンヒルデ・フェラーリ夫妻の1970年代からの貴重な電子音楽作品をまとめた2CDからのリュック・フェラーリだけの演奏を抜粋してアナログ化したもの。(限定250枚のレッド・カラーヴァイナル。)タイトル曲Side-A「Programme commun (1972) (17:17) 」は彼にしては珍しいオルガン的な電子音がミニマルに反復する上を様々な楽器、具体音、電子音がコラージュしながらザッピングされながらも楽曲としての高揚感をしたためていく素晴らしい名演。Side-B「Emois d'Aphrodite (1986/1998) (22:48)」では、ブレイクビーツ的なドラムブレイクも登場するエレクトロ・アコースティック・ミュージック・コンクレート意欲作。 (コンピューマ)
ミュージック・コンクレート創始者ピエール・シェフェールの元で学び、独自の電子音楽を研究し発展させた偉大な電子音楽家のひとりであるLuc Ferrariののどかな田園風景と日常のフィールドレコーディングが少しずつ変調していき非現実な狂った風景へと変化していく1977年の代表作にて大傑作「Presque Rien」が、その後1989年に続きとして制作された「Presque rien avec filles」と一緒にまとめられ、この度、全世界初のひとつのパッケージでの2枚組のアナログ盤でのリリースとなった。フランス電子音楽研究所INA-GRMと現代の多様な電子音楽紹介レーベルEDITIONS MEGOの協力もと、遂に歴史ある仏電子音楽図書館の発掘アナログ・リイシュー5番。全トラック。アナログ・カッティングは信頼のベルリン・ダブプレート&マスタリングのRashad Beckerが担当しており、高音質はもちろん、現代的な圧倒的な臨場感溢れる漲った音で甦っている。モーーーー!!!!!! (コンピューマ)
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LUC FERRARIならではの紳士美学の瑞々しくイマジナリーな音風景に完全にロックオン魅了される。息遣いにさえもロマンと気品とダブをセクシーに感じさせてくれるSide-B「Unheimlich Schön」(sampe2)も圧倒的に素晴らしい。フランス電子音楽研究所INA-GRAMとオーストリア・エレクトロニック音響名門Editions Megoとのタッグによる電子音楽発掘アナログ復刻シリーズRECOLLECTION GRM新作22番。DLコード付き。Dubplates & Mastering、Rashad Beckerによるアナログカットによる逸品。 (コンピューマ)