- 7inch
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Roger 'king' Mozian
Oriental Cha Cha
Radio Martiko
- Cat No.: RM006
- 2025-06-08
サハラ・グルーヴ誕生の瞬間はこんなに美しき音楽だった、、揺蕩うようなミニマル・パーカッション・グルーヴ&手拍子に絡む朗々と歌い上げるコーラスでトリップ。。エレキ・ギターの素朴な鳴りは"砂漠のブルース"ギター特有のドライな響きの原初ですね。トランシーな部分もありますがそのまでドギつくなく、ダンス/チルアウト耳にもスッキリ馴染み優しい感触で不思議とリピート、ささやかな魔術風味。モダンサハラ音楽の誕生を祝うかのようなオアシスのような一枚。まだ見ぬサハラの砂漠、遠くへ想いを飛ばしましょう。これからレジェンドであるアリ・ファルカ・トゥーレや2000年代"デザート・ブルース"、そして今サハラを紹介するレーベルSahel Soundsへと繋がっていたのだなと。ざっくり北部アフリカ音楽で言えば、ザンジバルのSiti Muharam以来の大推薦盤です。Radio Martiko気合いのお仕事。 (Shhhhh)
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"1965年、ロッテルダムでリンク・レイとムラトゥ・アスタトケとオスラン・フセインが出会う"、と資料にもありますがロッテルダムでインドネシアコミュニティで演奏してた(195,60年台にインドネシア風ロックがオランダで大流行INDO ROCKムーヴメントというのがあったようです)The Evergreensによるインドネシアはスンダ語のラブソング/民謡であるEs Lilin"のカバー(sample1)。ジャワ島(not バリ島)のガムラン音階で演奏されて、エチオピア音階にも近いという不思議な南国サイケ・ギター・インストゥルメンタル。
そして裏は、Les Jaguars De Casablancaという、フランス/スペインのギター・セクションに、"カサブランカのオカイ・テミズ(当店でも紹介したトルコの異色パーカッショニスト) "と呼ばれるパーカッショニスト、ジャウク・アルマルをフィチャーされた異色バンドによる、英国エレキ・ギターバンドであるシャドウズのサーフロッククラシック"Gonzales"(sample2)のカバー。モロッコはカサブランカで最初に設立されたレコード・レーベルのひとつである "La Voix Du Maghreb からリリースされたとのこと。
どちらも物語がありながら怪し妖しいグルーヴィ・インスト、ホームパーティ、ラウンジのお供に〜これも爆音でどうぞ。面白い! (Shhhhh)
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元々はコロンビアの首都のボゴタでは欧州人白人移住者はワルツを聴いていてクンビアはまだなく、そこで沿岸部でのアフロ・コロンビア音楽であるクンビア、ポジョを持ち込んだのはこのルーチョ・ベルムデスのオルケスタ・デル・カリベ。ラテン音楽海岸のカリブ海文化を、文化的にコロンビアのエスタブリッシュメントの中心に持ち込んだということです。海岸音楽(スペイン語でムジカ・コステーニャ)は、その後数十年にわたってコロンビアの音楽を支配し、ラテンアメリカの多くに感染することになる。すなわちラテン音楽の誕生の一旦を担っていたのがこの動きだったと。特徴的なクラリネットは、アフロ・コロンビアの伝統楽器である葦笛ガイタを模したものだという。
にしてもこれがラテン音楽全盛期の勢いか、、ルーチョ・ベルムデス楽団(オルケスタ)の完璧すぎるコンピレーション。
数年前にコロンビア音楽総本山レーベルである、DISCO FUENTEからオールド・クンビアCDを直接輸入というマニアックなことをやっていたんですが、当然ルーチョ・ベルムデスもたくさんフィーチャーされてました。が、レコードでこうやってきちんとコンピが出るのは今回が初めてかなと。どこからかと思いきや、ベルギーのディガー集団、RADIO MARTIKOのお仕事でした。リスペクト!単純にお酒がたくさん進みそうな完璧なるパーティ音楽。しっかしどの曲とっても洒落てますね!最高〜〜〜とりあえずオールド・クンビアクラシックの"Navidad Negra"(sample2)のかっこよさに痺れます。 (Shhhhh)
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アコーディオンとブラスをシンセサイザーとギターに置き換えてジプシー音楽をミニマル/ミュータント化した珍しいグループ。しかしそもそもフロア対応可能のロマ/ジプシー音楽も珍しいのにこんなグループがいたんですね。インドルーツでありながらアラブ音楽やヨーロッパのトラッドを吸収しながらに広まっていったロマ(ジプシー)音楽の陳槃。不思議な旋律がシンセで奏でられ通常のロマ音楽では聴いた事のないミニマル加減と妙な高揚感がなかなかやばいです。映画音楽のようでもあり、パーカッションものの異色盤でもあるし、、聴いてるうちに調子が外れてくる。。。辺境ミニマル・パーカッションかと思いきや、辺境ディスコ風も収録。爆音でどうぞ。 (Shhhhh)
アメリカ人ピアニスト/オルガン奏者であり、Jess and Jamesというベルギーのガレージバンドでにも参加していたScott Bradfordがベルギーでリリースしてたマニアック7インチが登場。同じくベルギーのジャズ・レジェンドのPhilippe Catherineがギターで参加。エチオピアのムラトゥ・アスタトゥケばりの辺境&怪しいジャズ・ファンクTaurus (sample1)に、辺境SKA?なんだこれは、、SUN RAの初期みたいな、、Montego(sample2)、、変わってますね。 (Shhhhh)
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RICAURTE ARIASによるFiestas(sample 1)、とオールド・クンビア/DISCOS FUENTES好きには知らないものはいないPACHO GALAN楽団による"Estambul"(sample 2)。真夜中のラテンまたはクンビア・インフェルノ(地獄)、南米リズムの基本の一つであり、ZZK~ニコラ・クルスらの源流でもあります。いろいろな場面にぜひ。 (Shhhhh)
ベルギー本国ではポップ畑で有名なJOSKE HARRYによる"Louie Louie"(sample1)と世界にも11,283バージョンあるという(ホントか?)なでも屈指の変なバージョン、"Taboo"(動画)←やばいっす。ドロドロ沼サイケギターながら抜けのよい2曲。ラウンジセットの飛び道具に&爆音でどうぞ。ベルギーのディガー集団RADIO MARTIKOより。 (Shhhhh)
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コロンアビのトゥルア小さな街の音楽一家に生まれたエドムンド・アリアスは、幼少期から父のバンドで鍛えられギター、クラリネット、バンドーラ、ティプレ…あらゆる楽器を操り、音楽の才能を遺憾なく発揮。その父の死後、メデジンへ移住して本格的なキャリアがスタートし、コロンビア音楽の発展と普及に貢献したSonoluxというレーベルの音楽監督にまで上り詰め、メデジン音楽シーンの最も影響ある人物に。アリアスは極めて謙虚な人柄で、表舞台を避け、時に自分の代わりにバンドメンバーを"エドムンド・アリアス役"としてステージに立たせた、などのエピソードもあり。
彼の功績はアフロ・コロンビアの伝統音楽やクンビア、ポージョなどのスタイルを都会的で洗練されたサウンドへと昇華させたということ。なるほど、その通りの土着感は少なめの洒落に洒落たオールド・ラテン、オールド・クンビア!映画の世界のようなシネマティックな世界。当時のメデジンに迷い込んだかのような猥雑でエレガント、そして祝祭感にあふれるサウンドが詰まりに詰まった2LP。ラテン/カリブ・コロンビア音楽入門としても、お店のBGM、ご自宅のお酒のお供に最高です。
ベルギーのディガー集団Radio Martikoによる再発ワーク。彼らによる、2022年のルーチョ・ベルムデスの再発も素晴らしかったですがその続きですね。見開きジャケット、ポスター付き!ちなみにタイトルの"Guepa Je!"はコロンビアのクンビアでよく叫ばれるスラングで、喜びや祝祭の叫びだそう。最高〜 (Shhhhh)
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あまり知られることのなかったというカサブランカの作曲家でオルガン奏者のアブドゥ・エル・オマリをRadio Martikoが3部作として再発した音源。モロッコの歌姫ナジマ・サミの為に作曲された曲と、インストゥールメンタルの曲が収録されています。JOE MEEK、TORNADESの「Telster」も想起させるスペースアウトなオルガン・ワーク、アラビックな旋律、ダンスリズムが最高すぎる。こんな驚くべき音楽に出会えるなんていい時代です。推薦盤ストックしています。 (サイトウ)
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あまり知られることのなかったというカサブランカの作曲家でオルガン奏者のアブドゥ・エル・オマリをRadio Martikoが3部作として再発した音源。未発表音源のアーカイブです。エチオピークやエジプトの音楽にも通じるようなアフロ・アラブの独特のリズム、スライ・ストーンの愛機としても知られる電子オルガンFarfisa Professionalや、ARPシンセを使用。パーカッション、ギター、ドラム&ベース、コーラス。夢の世界の彼方へと誘われるような脅威のサウンド。 (サイトウ)
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プロモで聴かせてもらってすっかり魅せられてしまったエジプト60sのコンピレーション。1959年に民間のレコード会社として設立され60年代半ばにエジプト政府の管理へと移ったエジプト最大のレコード会社SONO CAIROからのライセンス。「カイロが中東の活気ある文化の中心であり、一流オーケストラの壮麗さが比類ないものであった時代の豊かな音楽の肖像」。アメリカのジャズやラテン音楽にも影響を受けているであろう、エチオピア、服部良一やカンボジアのポップス黄金期にも通じるようなエキゾチックでリッチなサウンド「60年代カイロの華やかなナイトライフへといざなう」。すべて7インチでリリースされていた音源のリマスター再発2018年リリース。そのほかにもRadio Martikoのバックカタログ、過去にも入荷していた名作や今回初となる入荷もいくつか(どれも魅力)ストックしています。是非チェックしてみてください。 (サイトウ)
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またもや知られざるオルガン奏者か?と思いきや、このHANY MEHANNAはアラブ音楽の女王であるOum Kalthoumの音楽をプロデュースしたという超大物のようです。が、彼自身のソロ作は今作のような実験パーカッション/ベリー・ダンス音楽をやっていた模様。にしてもちゃんとした経歴から裏打ちされるリズム、旋律の豊かさ。手数は多いアラビック/ベリーダンス音楽はなかなかフロアは難しいですが、今作は不思議と耳に痛くないスムーズ妖艶ベリーダンス・パーカッション絵巻、カラフル&華やか!素晴らし!こちらも映画音楽のようであり一枚を通してスムーズな聴き感触などRadio Martikoのグジョブ。
しかしこの作品、フロアとかは別にしてもエジプト音楽として北アフリカ音楽としても素晴らしい!ベリーダンス / アラビック・パーカッションものの最初の一枚としても大推薦です。 (Shhhhh)
LES TALISMANSの"L'interplanetaire"(sample1) 1966年、Les Jaguarsの"Guitare Jet"(sample2)1964年産。オリジナルは高価。当時のケベックにサーフロックの特殊シーンがあったのか?と思わせられますね。爆音でどうぞ! (Shhhhh)
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アルメニアがルーツのトルコ系移民の一家に生まれ、1940年代から活動。ジャズやラテンを演奏していたが血の影響からか彼の作曲は中東風味のアレンジをもち、かのマチートやティト・ロドリゲスといったラテン・レジェンズたちも影響を受けたという異才。そして彼がマンハッタンでスカウトしたギリシャの伝統楽器ブズーキ奏者であるヤニス・タタソプロスによる、ギリシャ旋律ベリーダンス音楽とラテン・アレンジの出会いがこの2曲。4,50年代にこのクオリティは驚きで、マニアックな存在だったのですがRADIO MARTIKOが発掘というわけです。ギリシャの伝統楽器ブズーキはハシシを嗜みながら港の酒場で聴く庶民音楽であるレーベンティカでも使われており、移民入り混じったアンダーグランドな当時のマンハッタンの妖艶な雰囲気まで想像できる素晴らしき7インチ。 (Shhhhh)