待ちに待った新作という感じがする〈TECH STARTUP〉から、リキッド状のダンスプロダクション！ローファイでアブストラクトな電子アンビエント導入から、ヘヴィサブがミニマル＆リズミカルに差し込む「Terra Preta」(sample1)。ミッドテンポに抑えたアシッドブレイクス「Tone Dial」(sample2)、アンニュイなローファイ音響に変拍子ブレイクビートが炸裂する「Stone Please」(sample3)まで。掴ませないグルーヴに、幻想感じるサウンドデザインまで、独自の美意識を感じる前衛ダンスプロダクション、推薦！ (Akie)

A PSYCHIC YESやFILTER DREADなどの職人が集うシアトルの前衛テクノレーベル〈TECH STARTUP〉からのリリース！シネマティックにコードを描くシンセサイザーに、複雑でハイピッチなビートをドッキングした実験ファストダブテクノ「Step Off」(sample1)は、ベースを膨らませたダブバージョン「Step Off (Acumen Dub)」(sample2)もグッド。10分越えの長尺ドリーミーアンビエントダブテクノ「Verb​—​Z」(sample3)をフリップに収録！ (Akie)

注目しまくっているレーベルの一つシアトルの〈TECH STARTUP〉にFILTER DREADなんて文字だけで生唾なリリースが到着。サイバー空間に誘うシンセを斬るエッジィなビートの「Rainforest」(sample1)から、グライミーなノリを飲み込んだブロークンビーツで攻める「Blizzard」(sample2)など、ビートの壊れっぷりと強度で終わらず、ウワ音のSF的美しさも忘れないその心意気、もう素晴らしいバランス！ (Akie)

透明なシンセフローティングをパーカッシブな4/4ビートで貫いた「Fairfield (Speedin' Mix)」(sample1)は、ウェイトレスなアーメンブレイクタームを挟み込む仕掛け。A1以上に輝きを増したシンセパッドにソリッドなブレイクビートとベースラインをすべたせた「Fairfield (Coastin' Mix)」(sample2)。〈RHYTHM SECTION INTERNATIONAL〉に作品を残すLTによるリミックス「Fairfield (LT's Truckin' Mix)」(sample3)も気持ちいい。オリジナルのアンビエンス美しさを残しつつ、エスノなパーカッションで神秘性を加味。 (Akie)

それぞれベルリンとシアトルに拠点を置くRAFAELとTIMOTHYなる人物、一年以上の国を超えた共闘の末に始動したA PSYCHIC YESのデビューシングルがドロップ！シンコペーションするシンセサイザーとパーカッション、”マッド”なヴォイスチョップが助長させるポリリズムの罠「Stone Sound」(sample1)から怒涛の５フロアボムトラックを展開。ガムランのようなウワ音アンサンブルの導入からブレイク明けのウエイトレスなジャングルビート「Delicated」(sample2)、スローなBPMでトライバルビートサイエンスを披露した「Aldhini Theme」(sample3)、全トラックが物凄い。トラックリストからも是非！ (Akie)