昨年リリースされたφ名義での「Oleva」では美しくメロディアス、これまでの難解な印象とは打って変わって多くの人が容易にアクセスしやすい内容だったMIKA VAINIOが、TOUCHからは4枚目となるアルバムをリリース。ここではまた以前の彼らしい静と動の対比、また或いはそれが共存するようなノイジーで抽象的なサウンド・スケープを聴かせてくれます。3曲目の「Bury A Horse's Head」は共作をリリースしたこともあるJohn Duncanのために制作されたもの。注意深く耳を傾ける度にその繊細に構築された音のひとつひとつに驚かされる圧倒的な世界。徐々に高揚するラスト・ラン「The Breather」は感動的。

まるで映画のサントラを想わせるような、深く美しいイマジナリーなエレクトロクス・サウンド世界。PInk Floyd「Set The Controls To The Heart Of The Sun（太陽讃歌）」のオーガニックなエレクトロニクス・カバー（sample2）もフローティング夢見心地。マスタリングはDenis Blackham、ヴァイナルカットはD&MのRashad Beckerにて丁寧に施されたSähkö Recordigs追悼盤。本人よるジャケット写真も美しい。推薦盤とさせていただきます。 (コンピューマ)

2017年4月12日に亡くなったPANSONICのメンバーであり、テクノイズ・エクスペリメンタル・シーンの新たな荒野を切り拓いた電子音響作家 MIKA VAINIOのラスト・ライブとなってしまった、スイス・ジュネーヴCave12でのライブ。Movement 1.2.3.4。Cave12とEditions Megoの共同リリース。Stephen O'Malley & Carl Michael von HausswolffによるストックホルムEMSスタジオで4年近い歳月をかけて丹念に編集、マスタリングはDenis Blackham、ヴァイナルカットはベルリンAndreas Kauffelt ar Schnittstelleにて丁寧に施されたEditions Megoからの追悼盤。12インチ2枚組。４トラック。 (コンピューマ)

MIKA VAINIOならではのハードコア重厚なキレッキレのエレクトロニクスの粒子がスキマと空間を禅問答的ポエティック耽美に崇高にビート＆グルーヴして躍動弾ける唯一無二の鋼鉄ダビーな侘び寂びエレクトロニクス・ファンク・ワールド。激推薦とさせていただきます。禅8トラック。今だ現役で半世紀近くイギリスの音楽シーンを音響的に支えているレジェンド・マスタリング技師Denis Blackhamがマスタリングを手掛けている。 (コンピューマ)

原子力発電所、原子力の問題に取り組んできたフィンランドの映像作家ミカ・ターニラの映像作品「Mannerlaata」のためのサウンド。PAN SONICでのミカ・ターニラのドキュメンタリー映画「Atomin paluu」のサウンドトラックに続いてのコラヴォレーション。 (サイトウ)

MIKA VAINIOの趣味性と性根が遺憾なく発揮された完全限定7インチ！金属音楽のプロフェッショナルがお届けする暗黒のテクノイズ2曲収録！コレクターズ・アイテム！ (ヤスシ)

Pan SonicではTR808をトリガーに重量級のエレクトロニクス・サウンズをパンクにファンクに奏でていた彼等ならではの、どんな作風の作品でも、その出音の背景にモーレツなSuicideなパンク精神を強く感じてしまう愛おしいかっこよさがどうにも伝わってくるのである。全7トラック。 (コンピューマ)

「Gravitoni」を最後に解散してしまったPan sonicのMIKA VAINIOソロ名義で新作。オーストリアのレーベルCOMFORTZONEからのリリース。アナログでヴィンテージなビート感ながら、なんとも癖になる複雑でキレのあるビート。ミニマリズム。B-SIDEは、崩れたリズムがユニークな「Midnight Mutant」。こちらも流石！

PAN SONIC名義をはじめ電子音楽/TECHNOの実験の深部を切り開いてきたフィンランドのお奇才MIKA VAINIOが、灰野敬二とのコラヴォレートやvladislav delay quartetへの参加、そしてSAHKOからのØ名義でのリリースに続いて、本人名義でも作品をリリース。メタリックでインダストリアルな質感で、圧倒的ノイズ、きれ味のするどいビート。マッドな世界を描いてます。 (サイトウ)

「Gravitoni」を最後に解散してしまったPan sonicのMIKA VAINIOソロ名義で新作。オーストリアのレーベルCOMFORTZONEからのリリース。アナログでヴィンテージなビート感ながら、なんとも癖になる複雑でキレのあるビート。ミニマリズム。B-SIDEは、崩れたリズムがユニークな「Midnight Mutant」。こちらも流石！ (サイトウ)