ギリシャの伝統音楽レンベティコやアラビック伝統音楽をエレクトロニクス&ダビーにダンスミュージックを融合させた、呪物的でリチュアルなオーガニック・テクノ・ディープなエスニック・オルタナティヴ・ダウンテンポ・ディスコ5トラックを怪しく展開。レーベル代表M.RUX、Martha van Straaten、Pigmalião等が所属するコレクティブにして、Voodoohopとの繋がり、ユニーク面白いリリースが続々とリリースされている噂のレーベルYNFNDからの注目アーチストEL MAGO新作!快進撃12インチ!!!レコメンド。 (コンピューマ)
レーベンティカとは、第一次世界大戦後1923年に行われたイスラム教徒のトルコ人との交換で、トルコから強制送還されたギリシャ人達によって持ち込まれた音楽文化が、もともとギリシャ本土にあった文化と結びつき誕生した、といわれてています。ワインを飲み、ハシシを嗜んだ船乗りたちにも好まれたギリシャの初期のストリート音楽。
本盤で歌われる内容は数世紀前のアジアの民謡(そのトルコ経由で伝達したと思われる)、さらに故郷であるアモルゴス島の伝統歌など。
1917年にアメリカに移住した彼は、シカゴやN,Y、フィラデルフィアにいたギリシャからの移民のために歌うツアーをしながら生計を立て、その後にギリシャのカリムノス島などの伝統漁で有名なフロリダの小さな港町に移住。90年代に再評価されギリシャに戻ったという。
キャリア初期の64曲をポートランドのStereophonic社のマスタリング。同じくMississippi Recordsのギリシャものの再発といえば、Marika Politissaが有名ですが、その辺を手がけるギリシャの研究家、Stavros Kourousis & Konstantinos Kopanitsanosによるお仕事。お酒の場にも合いますね。独酌にも。素晴らしい。 (Shhhhh)