- 12inch
- Recommended =
- New Release
Nuel
Toolkit: Selection
Northern Electronics
- Cat No.: NE52
- 2018-11-15
幾戦錬磨のアナログ機材によって繰り出されるストイックなミニマルワーク、ダーク・アンビエント〜ドローンなどの作品も積み重ね、独創的なメンタルを顕在化させ世界観を押し拡げてきたABDULLA RASHIM a.k.a. ANTHONY LINELLによる全8トラック、その名も”エメラルド蛍光体”。是非どうぞ!
'13年に、ホームである〈NORTHERN ELECTRONICS〉の記念すべきカタログ1番に登場し、その後〈BRUTAL DISCIPLIN〉や〈POSH ISOLATION〉などの地下レーベルで、様々なコラヴォレーションやカセット作品をライフワークとしてきた鬼才・JONAS RÖNNBERGによる最深音源。今回も彼ならではの多彩な客演陣多数、NYの女性現代美術家・CHLOÉ WISEや、実験電子音楽シーンをリードする元NINという肩書の才人・ALESSANDRO CORTINI、セーデルマルムのヤングラッパー・YUNG LEANなど交友の広い顔ぶれ。東京の車内アナウンスを録音採集した”Yamanote Line (原宿)”(sample1)、スウェーデンのハードコア〜メタルのバンドシーンからの友人ら4人とのセッション”Red Line (114 Östermalmstorg - 127 Vårberg)”(sample2)ほか、勿論フロアー志向のミニマルトラックも収録。そして意外な歌ものにも挑んだ、ANNA MELINA嬢をフィーチャーリングした”Blue Line (112 Rådhuset)”(sample3)など、全13トラックを収録です。レコメンド!
これまでレーベルからリリースをかさねてきたVARGやACRONYM、KORRIDORなどの主力は勿論、ベテラン・NEELや若手・EVIGT MORKERらマイクロ系プロデューサーに加え、〈ANIARA〉や〈BOSS〉で活躍する実力派・DORISBURGのユニット・RJUKAN、人気の〈KARLOVAK〉の双頭・MR.TOPHATとART ALFIEがそれぞれのソロ・トラックで参加。ブラックメタル・マナーのコールド・ゴシックなVARG & ABDULLA RASHIMによるイントロ”Metro Entrance”(sample1)で開かれ、徐々にスタイルが柔軟化しつつある先鋒・ACRONYMにより、ベース〜テクノ方面にもアピールする”Fluctuations”(sample2)、そしてもうすぐ初来日となる鬼才・KORRIDORによる”Opia”(sample3)も流石のカッコよさ!全トラック試聴可、トラックリストから是非どうぞ。
スウェーデンのJOHANNA SCHNEIDER女史が設立した〈BOSSMUSIK〉からのリリースで、従来のハウスのイメージを払拭し活動の幅を拡げつつあるDORISBURGによる淡く青白いディープな3トラック。深海の暗闇を徘徊するような”Splade”(sample2)や、BERG流のダブテクノを表現したサイドB”Uncertainly”(sample1)あたり、テンションを抑えながらも内省的な部分に作用をもたらすダブ・エフェクトによってジワリと覚醒するクールな渋さが顕われています。
モダンなインダストリアルと覚醒的アンビエントを融解した前シングル”Path 0102.591”が好評、即ソールド・アウトになっていた多名義を使い分け作品をリリースしてきたスウェーデン・プロデューサー・FABIAN KEMPEの最新アクティヴィティーであるKORRIDOR。フロアに同期するリズムを走らせ、緻密に組み込んだ変拍子がシャープに繰り出されるトランシーかつインテリジェントなテクノ・ブレイクス3トラック!ラストの温和なシンセただようウワ音がバチバチに高揚感を煽る長編ぼタイトルトラック”Taotast”(sample3)にも注目。
ABDULLA RASHIMの周辺アーティストや、ストックホルムの知られざるエレクトロニック・ミュージックを紹介する〈NORTHERN ELECTRONICS〉の動向。これまでに自主レーベルから3枚のアルバム、カセット・レーベル〈Periferin〉からも去年リリースしていた、EDI, MSV, PLT & LANDINSの四人からなるドローン〜アンビエントプロジェクト・RAD KJETIL SENZA TESTAの作品。深淵から沸く低音と旋律とが、南アルプス彼方までゆっくりと消えていくような荘厳なアンビエント。現実感がなくなるまでにそう時間はかからない、「LABYLINTH」ファンにもオススメ!?、レイヴ・アンビエントとしても機能するであろう佇まい。
こちらはニューカマー、同じくストックホルムのKORRIDORの初ヴァイナル作”Path 0102.591”。全3トラック、タイトルに記号的なイニシャルを使用するのもABDULLA RASHIMからの影響でしょうか?近年、BPMが走りまくってるRASHIMに対し、じっくりBPMを抑えながらも、しっかり同系譜のコールド・マターなロウ・テクノを展開させたAサイド2曲。オススメのBサイド”Shift #91”(sample3)は、もたついたような変拍リズムで時空を歪ませながら旋回していく、極上アンビエンスなエレクトロニック・トラックです。
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緻密かつクリアーな音響構築、徹底したミニマリズムに基づいた6つのグルーヴに振り分けられ、DJセットに於けるツールとして常備しておきたいヴァリューなセレクション!やはり流石です。