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Pendant
Make Me Know You Sweet
West Mineral
- Cat No.: OUEST099-BLACK
- 2022-12-13
HUERCO S.がオーナーを務めるNY音響職人軍団〈WEST MINERAL〉に、2019年から2度目の登場となるMISTER WATER WET!トレモロするストリングスが放つ曖昧な周波数で脳を錯乱させる「Bory」や、抽象ドラムマシンに対してピアノループを同調させた「Good Apple」(sample1)、スウィンギンなダウンテンポビートをブレンドしたトリップホップ「Any Other Time」(sample2)など。トレンドになりつつある90年代スタイルのエレクトロニカ&アンビエントのリバイバルを、エッジ鋭い手法を用いて独自にイノベーション。 (Akie)
Track List
PERILAやPURELINK、BEN BONDYといった同シーンのカリスマも名を連ねているカンザスのカセットレーベル〈LILLERNE TAPE CLUB〉からは2度のリリースも果たしているYUNZEROことJIM SELLARSが、CDでアルバムを発表!90sアンビエントテクノの断片を繊細にコラージュ、深い低音を差し込んでカオティックなアンビエント〜ダンスミュージックを披露。中でも安定したリズムを軸にした「Ice Punk」(sample2)や、ブロークントライバルベース「Cupid Television」(sample1)など、オーガニックに反響する打楽器ワークも特徴的。 (Akie)
Track List
2019年にはULLA STRAUSと共同アルバムを制作したPONTIAC STREATORが、ソロでカムバック!囁きハミングが漂う浮遊アンビエントにビートも溶かした「Atlas Obscura」(sample1)を皮切りに、グリッチィなビートをシンセアンビエントで包み込む「Canis Basillica」(sample2)、鼓膜全体をカバーするような柔らかな音空間を形成。IDMやグリッチの鋭いビートワークの中に、ホームリスニングにも適応するダウンテンポのエッセンスも。PERILAやBEN BONDYといった同じくNY音響シーンで活躍するキーマンも参加した豪華な一枚。推薦! (Akie)
Track List
発売されると共に販売元で即ソールドアウトとなった詳細不明な謎レーベル〈BBLISSS〉のコンピレーションに、HUERCO S.やUON aka DJ PARADISEらと並んでNAEMI名義で曲が収録されたEXAEL。その翌月にはスペインからUONとのスプリットテープを発表。そして今回の作品がEXAELとして初めてのLPとなります。瑞々しいシンセや残響音が美しいアンビエントな曲や、シンプルなドラムにディレイを効かせたリズミックなサウンドが知的。霧に包まれたようであり涼しく爽快でもあります。 (日野)
メディテーティブなゆったりとした瑞々しいリズムは独特なもので、それはJON HASSELLをも連想させる素晴らしい響き。それに乗る空気感を彩るシンセサイザーやウィスパーボイスが夢見心地にさせてくれる。ダンスに明け暮れたULLAが彼女のベッドルームで一晩中チャットをしたという経験から作られたらしいですが、程よく力の抜けたこの四曲はリスニングにちょうどいい塩梅。レーベル買い推奨です。 (日野)
CAVEMAN LSDやDJ PARADISEといった名義で活動する謎なアーティストUONによる作品が〈WEST MINERAL〉よりリリース!水の中で聴いているようなメディテーティブな音に吸い込まれていくもので、少し聴くだけだと昨今のアンビエントに近いような印象を感じるかもしれませんが、そういったものよりも〈CHAIN REACTION〉や〈BASIC CHANNEL〉のアンビエント方面に近いものを感じます。作品通して一貫した音像ですが、中でもB1(sample1)のリズミックなアプローチがとても良く、SHINICHI ATOBE的な少し浮いた音のハイハットが刺激的です。 (日野)
EXAELやUONなどがリリースし現代実験電子音楽における重要レーベルとして注目を集める〈WEST MINERAL〉のニューリリース。オーガニック/トライバルな打楽器と、繊細な電子音、サンプルをパズルのように組み合わせて織りなす”ドリーミー”な実験音楽。パーカッションを強調しましたが、終始柔らかく蜃気楼のように揺らめくシンセサイザーこそが、抽象的に加工したヴォイスサンプル・ノイズを含む実験的要素を夢見心地にさせている。この作品は圧倒的です。ぜひ聴いてみてください。 (Akie)
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Huerco S.が自分のアンビエント〜ドローンサイドを強く押し出した前作「For Those Of You Who Have Never (And Also Those Who Have)」から早2年。新たな名義Pendantとして、前作からさらに更新した渾身のアルバムをリリースしました。このPendantの名義と、自分のレーベル〈WEST MINERAL〉では「20世紀後半から21世紀初頭の一般的なダンスミュージックを除く全てのもの」へ目を向けていくという説明がされていますが、この動きは今後も要注目。しかしながらこの作品に「アンビエント」という言葉を使うには稚拙に感じるもので、うまく言えませんが昨今のありふれたアンビエントものからは一線を画すものではないでしょうか。もちろん大推薦です。 (日野)