- CASSETTE
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1729
Deux enfants sont menacés par un rossignol
Depth of Decay
- Cat No.:
- 2024-01-05
RYO MURAKAMI のレーベル〈Depth of Decay〉から、1729 aka DJ 威力のミックスが届いてます。
Track List
Track List
まずは貼り付けてある映像を見て欲しいんですが、全4曲中ラストトラックとなる「mit5」という曲が特に素晴らしい。ざらついたフィードバック音にトレモロがかかった情緒的な揺れるギターコードが感動的であり、それが映像にあるような流れる波のモアレとリンクして空虚の中に色々な想像を巡らすような名曲。他にもギターのアルペジオにゆったりと押し寄せるようなノイズの渦を聴かせたり、ベースのLFOとライドシンバルがリズムを奏でてミニマルに展開する曲など、それぞれ細かなところにフォーカスが当てられじっくりとそれを拡張させられたような作品です。 (日野)
自身の主宰するカセットテープ・レーベルから国内外問わずセンシブルな視点で先鋭的かつアンダーグラウンドなアーティストを精力的に紹介し、UAEの〈BEDOUIN〉や福岡の〈DUENN〉との共同リリースで先日は大阪発〈KYOU RECORDS〉による国内流通CDをリリース、自身の〈DEPTH OF DECAY〉からの'13年のアルバム、ORHYTHMOとのスプリット以来となる待望のセカンド「SEA」がリリースです!
自身でもレーベル〈JSMЁ RECORDS〉を運営するJSMË aka SAELE VALESEがRYO MURAKAMI主宰〈DEPTH OF DECAY〉からリリース。〈JSMЁ RECORDS〉からはCHRAやNINAのリリースをしていたり、他リリースもDODと親和性が高くこのリリースに繋がったのも納得です。基本的にエレクトロニクスではなく、楽器の生演奏による曲を基盤としながらダークアンビエントな雰囲気を全体に漂わせた瞑想的であり神秘的なミックス。 (日野)
これまで写真家/アーティストの吉河千尋とのコラボレーションをしていたり、少数限定カセットをリリースするなどしているブラジルアンダーグラウンドシーンにいるANELENA TOKUとCARLA BOREGASの二人によるユニットFRONTE VIOLETA。NEW WAVE/インダストリアル感もあるひたすら打ち鳴らされるシンプルなドラムのビート、そしてそれに乗せる手引きも含んだシンセや声。曲によってはフィールドレコーディングにそれぞれ違う周期のオシレーターの波が重なり合うような曲や、オルガンドローンにゆっくりなイーブンキックが乗る曲など、振り幅が自由でとても面白い作品です。 (日野)
RYO MURAKAMIが主宰するレーベル〈DEPTH OF DECAY〉のカセットテープ・シリーズから、ハンブンブルグの電子音楽の実験を続ける〈V I S〉をGOOD NEWSと共に主宰するNINA。ZODIAKアートワーク。 (サイトウ)
THURSTON MOOREやSILVER APPLESのサポートや、日野浩志郎率いるバンド・GOATとも競演してきたエクスペリメンタル・バンド・HOUSEWIVESの中心メンバーであり、CHARLES HAYWARDがあらたに始動したプロジェクト・DATA QUACKにTOMAGAのメンバーらと共に参加しているロンドンのノイズ・サキソフォニスト・BEN VINCEによるカセットアルバム!確かな演奏力に裏付けられた、フリーキーなだけでは決してないどこか温もりや哀愁を感じさせる、クラシカルな美しさも兼ね備えた高らかなサックスのメロディー、甘美な残響に包まれる全4トラック。
DANIEL STEFANIK主宰の老舗〈STATIK ENTERTAINMENT〉のコンピレーション”My Music Is My Space”へのトラック提供や、東京の〈FOUREAL RECORDS〉にも作品を提供しつつ、その一方でサウンドガジェット、ノイズアナログシンセやモジュラーシンセを用いた有機的で即興性の高いライブパフォーマンスにも定評のあるミュージシャン・SHOHEI TAKATAによる色彩ゆたかな電子遊戯、ノイズやドローンを基調としながらも瞬発力のあるスピード感やフリージャズなんかとも相性良さそうなフローも聴きごたえ充分のライヴ音源カセット作品です。
行松陽介がオーガナイズしてきた企画「ZONE UNKNOWN」シリーズのフライヤーを専任し、また高円寺から大阪へ移ってきたオルタナティヴ・スペース「The 光」でのゲリラ・ショップなどを展開中のZODIAKによるミックスワーク!静寂から退廃、闇と光のあいだを往来しながら摩滅する記憶のダイアローグ、タイトルに偽りなしの非常にシンプルな構成で紡がれるモダン・インダストリアルな電子ノイズ絵巻!公開されている全10曲からなるトラックリストもご参照ください。
ミナミのさらに南の外れにある、先日惜しまれつつ閉店となったサウンドBAR「NIGHT WAX」で開催された実験的な試みを掲げたイベント「Ammollo」に於いて、DJなし・全出演者を1枚のレコードと例えつつタイムテーブル上でミックスされるように共演し共鳴しながらバトンリレー、そしてまた各々のソロ演奏へと移行していくといったチャンスオペレーション的コンセプトから生まれた即興コラヴォレーションの記録。数々のH.C.バンドに属し関西アンダーグラウンドシーンでも特異なスタンスと幅広いユーモアを落とし込むフィードバック・アーティスト・ORHYTHMOによるシネマティックかつドゥーミーな前半から、両者の呼吸や会話がシムレスに可視化されたような中盤を経て、レーベル主・RYO MURAKAMI氏によるパルス振動の伸縮性およびハム低周波の不確定性倍音観察ともいえるプリミティヴな現象、そしてエモーショナルなところまで聴くことができる息の合った共演作。
フォトグラファーとして東京のみならずロスやNYほか世界のアーティストとも交流深しながら、インタヴューZINE「WALLNUTS」のパブリッシャーとしても活動。そして日々、都内のパンク/ハードコアシーンに密接に関わりつつクラヴイベント「FISH」も主催する女性アーティースト・CHIHIRO YOSHIKAWAのミックステープがお目見え!コールド・ダークマターなドローンを基軸に、デカタンな趣向のジャンクやゴシックなどを走馬灯の如く往来しながら我々の崇高なる退廃主義を自浄させるかのようなクライマックスにかけての解放感が素晴らしい!失われがちなDJの本質的なエピファニーをも感じさせる好ミックスとなっています。
国内では数少ない12インチ主体のレーベルPanrecordsを主宰してきたRYO MURAKAMIの新レーベル/新プロジェクト「DEPTH OF DECAY」始動です。DJ NOBUのミックスで聴けたような、海外のインダストリアル回帰以降の電子音楽の隆盛あたりとも共鳴していくのか。強度と哲学を持ったディープ・エレクトロニクス・サウンド。必聴。 (サイトウ)
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1927名義での初のミックステープ。無響室、残響室をもつ特殊音響研究で知られる、九州大学大橋キャンパス内のスタジオでの録音。夢の彼方のフォルクローレ、ドローン、声楽まで、意識の奥底で鳴るような音の世界。 (サイトウ)