- 5CD
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- New Release
Ensemble Dissonanzen
Dissonanzen
Die Schachtel
- Cat No.: DSIMP2
- 2019-04-27
FRANCO BATTIATOととも活動したイタリアン・パーカッショニスト、コンポーザーLINO CAPRA VACCINAの1978年の1STアルバム。インド、東洋の音楽のに影響を受けたスピリチュアルなミニマル・サウンド,メディテーショナル・サイケデリック極上の一枚。2014年に再発されるもそれ自体万越えの人気作となっていた一枚が嬉しいリプレスされました。リマスター。オリジナルのライナーノーツに加えてFOUR TET、キーラン・ヘブデンがライナーノーツを手がけています。VISIBLE CLOAKSのスペンサーもフェイバレット・アルバムと絶賛しておりました。 (サイトウ)
これまでに〈WHERE TO NOW?〉や〈HOLIDAYS RECORDS〉、直近では2017年に〈ROOM 40〉からリリースするなど活発に作品をリリースしてきたNICOLA RATTIですが、こちらは2011年にイタリアの名門〈DIE SCHACHTEL〉からリリースされたもの。今ではモジュラーシンセ奏者として知られているNICOLAですが、元々ギタリストとして知られていて段々とシンセサイザーの世界へ入っていったようです。この作品ではギターとシンセサイザーどちらも使われていて、少しシリアスで情緒ある作品となっています。 (日野)
ピアニストとして教育されるもJOHN CAGEと出会い、電子音楽やコンピューターでの音楽の可能性を広げる努力をしてきたTERESA RAMPAZZI。こちらの作品は1970年代初期に録音されたものであり、細かな粒子が震えていたり、短波ラジオのような音や、かすかにつぶれたようなハーモニーが聞こえてきたりと、音楽というかはひとつひとつの音にフォーカスし追及しているように思えます。しかしその中で、突然音楽的な響きが鳴ると無性にじわっと感動的でもあるのがすごく良い。 (日野)
同じく〈DIE SCHACHTEL〉からリリースした電子音楽家TERESA RAMPAZZIの生徒であったALVISE VIDOLIN、GIOVANNI DE POLIの二人と、イタリアではまだ珍しかった実験的映像作家でもあるとMICHELE SAMBINとその兄弟であるMARCO SAMBINにの四人によって結成されたグループ。伝説的シンセサイザーEMS Synthi A、チェロやオルガン、サックスやクラリネットなどを使っていて、音がカオティックにはならずにうまく空間を活かしたものになっていますが、グラフィックスコアに則って演奏されているようです。インナー資料にはその手書きスコアやEMS Synthi Aのパッチのメモなどもあり、そちらもすごく面白いです!! (日野)
ドローンの巨匠としても知られるPHILL NIBLOCKの60年代に作られた貴重な映像作品集。Morning(1966-69), The Magic Sun(1966-68), Dog Track(1969), Annie(1968), Max(1966-69), Raoul(1968-69)を収録。中でもThe Magic SunではSun Ra Archestraによるもの!他にもMaxではジョンケージやシュトックハウゼンなどとコラボレーションしているサウンドアーティスト/パーカッショニストのMAX NEUHAUSについてのものだったりと要チェックです!! (日野)
FRANCO BATTIATOととも活動したイタリアン・パーカッショニスト、コンポーザーLINO CAPRA VACCINAの1978年の1STアルバム。インド、東洋の音楽のに影響を受けたスピリチュアルなミニマル・サウンド,メディテーショナル・サイケデリック極上の一枚。2014年に再発されるもそれ自体万越えの人気作となっていた一枚が嬉しいリプレスされました。リマスター。オリジナルのライナーノーツに加えてFOUR TET、キーラン・ヘブデンがライナーノーツを手がけています。VISIBLE CLOAKSのスペンサーもフェイバレット・アルバムと絶賛しておりました。 (サイトウ)
JULIUS EASTMANやMORTON FELDMAN、THOMAS BRINKMANNのリリースをし、一気に世界的に広がったフィンランドのレーベル〈FROZEN REEDS〉により16CDという驚異的フォーマットでリリースされたのがまだ記憶に新しいROLAND KAYNですが、次はイタリア〈DIE SCHACHTEL〉からの77年作のトータル2時間を超える3LP BOXが新装、リマスタリングで再発!ミクロの世界を覗き込んでいるようであり、宇宙をも連想させるような大野松雄氏の音の感覚に近いものを感じます。ROLAND KAYNは自分の作っている音を「サイバネティックミュージック(人工頭脳学音楽)」と呼んでいたようですが、細胞がうねり生命を感じさせる有機的な音。これを聴いていると、先日の来日の際に行われたEle-kingでのオウテカのインタビューで、電子音楽が人間的ではないと言われる事に対する反論のくだり(http://www.ele-king.net/interviews/006477/)を思い出しました。16CD BOXとは曲の被りはなく、どちらも貴重で膨大な音の集合体。これぞ一家に1BOXと言いたい。〈FROZEN REEDS〉のボックスと合わせて推薦します。 (日野)
朗読の変調の妙を23分26秒にわたりじっくりと堪能できる1「Variazioni Sopra Un Labirinto」虫の羽の音のような繊細で微細な電子音の凛とした風物的調和が心地よい2「Esclepion」4「Ngc 253」フィールド・レコーディングと幾何学的電子音のイマジナリーに繋がり広がって持続していくアルバム・タイトルの3「Critical Path」の全4トラック。 (コンピューマ)
JIM O'ROURKEが電子音を、GIOVANNI DI DOMENICOがヴァイオリン、チェロ、ヴィオラの6人のストリングスでの作曲・指揮をおこない、東京で録音した2015年作。弦楽器と一緒に溶けるように交じり合うジムオルークのシンセサイザーの波。これはもっと話題になってもおかしくない名作で、DAVID BEHRMANや小杉武久、JON GIBSONなどを引き合いに出したくなります。推薦! (日野)
恐らくPANからのリリースで最も知られていると思うVALERIO TRICOLIと、FABIO SELVAFIORITAによるイタリア人デュオ。2011年に〈DIE SCHACHTEL〉からリリースされた作品で、まるでフィールドレコーディングを聴いているような(もしくは一部フィールドレコーディングも使っている?)風や水のような音。心地よく適度に荒い、恐らくこの作品でも使われているだろうと思われるオープンリールテープの質感が素晴らしい。7年前に発売されたCDで、PANのリリースよりも過剰なエフェクトがされていないピュアに聴かせる作品。 (日野)
〈DIE SCHACHTEL〉によって2007年にCDとしてリリースされていた作品が、レコードとして初めてとなるリイシュー!とてつもない大きな動物の咆哮のようにも聞こえたり、つま弾かれる楽器のようでもあったりと、美しくも恐ろしい自然の姿をエオリアンハープが表現しているようなもの。なんの情報も無く聴いたらこれを生音楽だと思う人はあまりいないんじゃないかと思ってしまう。不思議でありとても興味を惹かれる楽器であり、それを多方面から捉えて見事にパッケージングした作品です。 (日野)
MOOGやEMSシンセなどで作られた背後に潜んだ空間に広がるシンセサイザーに断片的に爪弾かれるハープの調べを鳴らしていく約23分の大曲Prati Bagnati Del Monte Analogo。その後はシンプルにハープのアルペジオの美しさを堪能するHula Om。そしてシンセサイザーかと思うようなグラスハープの響きの上にメディテーショナルな歌声を乗せていくAmon Ra。このオリジナルトラック3曲に加えてボーナストラックも3曲追加されています。瑞々しい美しさに溢れた素晴らしい作品です。 (日野)
2CD全20トラックによる140分にもおよぶ、静謐で緊張感のある電子音ドローンによる無の覚醒。Eliane RadigueやThomas Konerのファンはチェックをよろしくおねがいいたします。2012年リリース。ストックしました。Disc-1のみトラックリストからもお聴きできます。 (コンピューマ)
師であるふたり、ラ・モンテ・ヤングとパンデット・プラン・ナートの指導のもとで演奏された25分23秒のエレクトリック・ハープと発信器&シンセによる極彩色なギラギラとしたエレクトリックなラーガは、とんでもなく覚醒的で、深く深く身体の内側へ浸透してインナーヴィジョンを彩ってくれるはずです。豪華ボックス仕様の装丁の中には、ラ・モンテ・ヤングによる詩、楽譜、そしてヘンリー・フリントのエッセイも収められた分厚い装丁の本もセットとなっております。美術品、アートとしてもなかなかの逸品となっております。アカデミックな現代音楽ファンだけに聞かすのはもったいない天然サイケデリック・ドローン・ミニマルの秘宝発掘音源。 (コンピューマ)
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1993年に結成されたENSEMBLE DISSONANZENは、これまでLUCIANO BERIO、JOHN CAGE、MORTON FELDMANやKARLHEINZ STOCKHAUSENなどの作品を演奏してきた実験的アンサンブル。彼らが2003-2009年の間に演奏してきた最も重要な曲をまとめ、〈DIE SCHACHTEL〉によって5CDにまとめられたものです。ただつまらない現代音楽とは違い、実験的ながらも曲としての良さも追求していて広い層で聴けるもの。アンサンブルなものから、電子音を使った実験的な作品もあってそちらも素晴らしいです。とても充実した内容で価値のあるものだと言えます。 (日野)