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YPY
Be A Little More Selfish
EM Records
- Cat No.: EM1184LP
- 2024-12-01
WEBこと杉本卓也は、90年代半ばより日本のインディペンデント・テクノ・レーベルのパイオニア福岡の〈Syzygy Records〉からいくつかの名義でリリース、WEB/Dja-zz名義の音源がUKの名門 〈Fatcat Reords〉からレーベル立ち上げの第1弾としてコンパイルされ12インチでリリースされている。電子音楽、IDMからヒップホップまで内包したD.I.Y.な日本の音楽シーンの象徴的なレーベル原雅明氏主宰の〈Soup-Disk〉、虹釜太郎氏主宰の360° Records のサブレーベルVIola、イルリメやYabe Milkも所属した大阪Matsu & Take主宰の〈Spotlight Records〉などからもリリース。フロア向けのテクノとは一線を画したユニークな音源を残している。
彼の音楽のファンだったDynamo Dreesenのアプローチにより、2020年に〈ACIDO〉から未発表音源のアーカイヴから「The Sound There」、2022年に「another perspective e.p.」 がリリースされている。
今作は〈Acido〉からのリリース音源、未発表音源も使ったリミックス企画12インチ2部作「The House Of Web - reworked 」の第1弾リリース。Dynamo Dreesenと、SHOT OF TからアルバムもリリースしたRobotron aka XinnerとのプロジェクトDynatron、〈Honest Jon’s〉にもフックされたDresvn (Dynamo Dreesen & SVN)、バンドGOATや、場空間の中で「多元的空間」を劇場空間することを目指したプロジェクトGEISTなど多岐に渡り活躍する日野浩志郎のソロ・プロジェクトYPY、2562としても知られるオランダのA Made Up Soundはこの制作のために活動を再開したそうです。B-SIDEフルにじっくり収録しています。4組、reworked Vol.1 。 (サイトウ)
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2013年から始めた自分のレーベル「Birdfriend」ですが、気づけばかれこれもう7年。レーベルとしてリリース作品の一貫性はあまりなく、ただ単純に良いと思った作品を出させてもらってきました。これまでの日本人アーティストの多方向なリリース作品を振り返ってみて「これを一つのコンピレーションにまとめてみたら面白いんじゃないか」と思い、エムレコード江村さんに相談したところ面白がってくださりこのリリースに繋がりました。超アングラでそれも2LP/2CDというチャレンジングなフォーマット(それも格安で!)で発売してくれた江村さん、そして素晴らしい作品を作ってくれたアーティストの方々にとても感謝しています。
肝心な内容ですが、1枚目は実験的/インダストリアル/ミニマルなリズムトラック、2枚目は比較的リスニング/アンビエントな方向にフォーカスを当てて選んでいきました。それでもBirdfriend達は曲者ぞろいで、どの曲も普通のコンピだと浮いてしまうようなもの。選曲と順番にかなり苦戦しましたが、最終的にすごく良いものになったと思っています。できれば個々それぞれ解説したいところですが、CDにはブックレット、LPは見開きで情報を載せています。もし好きなアーティストがいれば他作品を調べたりライブに行ったりしてくれたらレーベル冥利に尽きます。何卒よろしくお願いいたします!! (日野)
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808ドラムマシン実機が刻む軽快なビートをアシッドラインで肉付けした原曲「China Dynamic」のヒステリックな執拗さを、まさかの猫の鳴き声サンプルで節付けることで妖しさへと還元したリミックスバージョン「China Dynamic remix」(sample1)。アルバムには収録されていない「Black Night of Hundred Songs」(sample2)では、ポリリズムなビートワークを披露。温かみのあるシンセリフ挿入でYPY特有の変則グルーヴに新感覚を与えた一曲。ダブプレートですがバッチリ鳴ります。リミテッドでの生産、お早めに是非! (Akie)
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〈EM RECORDS〉や〈WHERETONOW?〉〈ACIDO〉などからリリースし国内外を賑わすYPYが今夏放った「Compact Disc」のリードトラック「Cool Do!」(sample1)がシングルカット!加えて、日本のアンダーグラウンドミュージックを長きに渡り司ってきたCOMPUMA(悪魔の沼)が原曲のギアをさらに落としノイジーな霞み音響を構築、サンプルを巧妙に忍ばせながら中後半よりユーフォリックな旋律を挟む危ない展開まで加えた「Cool Do (Compuma remix)」(sample2)。そしてドイツのレフトフィールドシーンを筆頭するDJ/プロデューサーLENA WILLIKENSは、原曲のシンセショットを絡ませたシンセリフレインにハーフタイムのキック、こちらも中後半からの4/4リズムに高揚させる展開に技ありな「Cold Disc (Lena Willikens remix)」(sample3)。どちらのリミックスも尺とフレーズにDJとしての見地が光る快作に仕上がっております!推薦!
****プレスの問題ですべての盤に若干のソリがあります。通常再生での針跳びはございません。レーベルとも協議いたしましたがそのまま販売することになりました。大変恐縮ですが予めご了承お願いいたします。**** (Akie)
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YPYのサウンドに触れる度に感じる「計算された偶発性」の所以はどこにあるのか。
2016年にEM RECORDSよりリリースし、その名を世界に知らしめたアルバム「ズリレズム」や、自身が率いるインストゥルメンタルプロジェクト”goat”。
それらプロダクションと比べ、今作で特筆される”恒常性を持ったリズム”と”絞った速度”。軸となるビートの固定は、シンセサイザーのアメーバのような突然変異を露出させる。
2020現在のダンスミュージックシーンにおいて鍵のひとつとなっているスローテクノの領域に踏み入れながらも、クラブにおける鳴りだけを意識せず、マシンそのものの出音をありありと感じさせる西川文章氏が手掛けたマスタリング。
ドラムマシンの生々しい弾力、予測不能に波打つシンセサイザー。アナログマシンの動物的な変化と迫力をダイレクトに感覚できるのがこの「Compact Disc」なのだ。
生き物で節をつけ、生き物で旋律を描く。マニュアル化≒ダンスミュージック化し得ない対象物を操縦することで生まれる”偶発性”。
クラブサウンドシステムで彼の”低速の解釈”に身を委ねるにも、ヘッドホンでじっくりとYPYサウンドを紐解くにも適した重要作品。
Akie(Newtone records)
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ちょい遅れましたが、STEFAN SCHNEIDERのレーベル〈TAL〉から昨年の12インチリリースに続いて、HINOSCHのアルバム・リリース!入荷しました。テープ・ループ、アナログシンセ、ドラムマシーンとデジタルも交えたインプロ・セッションを磨き上げた電子音の、今日共鳴とやりとりの面白さ。全9曲。 (サイトウ)
ちょい遅れましたが、STEFAN SCHNEIDERのレーベル〈TAL〉から昨年の12インチリリースに続いて、HINOSCHのアルバム・リリース!入荷しました。テープ・ループ、アナログシンセ、ドラムマシーンとデジタルも交えたインプロ・セッションを磨き上げた電子音の共鳴とやりとりの面白さ。全9曲。 (サイトウ)
毎回こだわりのハンドプリントのアートワークのDISCOS CAPABLANCAのHUGOの新作!L.I.E.Sや先日のANIMAL DANCINGからのリリースでも人気だったLIPELISがリミックスA1、DIYな80sインダストリアル的雰囲気もあるトライバル、ダブ、エレクトロニックディスコな「Lap Dance」ユニークな一曲。TRack2と名付けられたセルフのカオティックなコラージュ的曲をはさみ、B-SIDEは〈MANNEQUIN RECORDS〉主宰のALESSANDRO ADRIANIの圧巻のドープダンスと、YPY日野くんがリミックスしてます。YPY(sample3)、ダンスとかじゃないんですが、かなりユニークなリミックスで是非チェックしてみてください。 (サイトウ)
2019.5.19に、CLUB DAPHNIAのオープニング・パーティーの一環でニュートーン・プレゼンツで大阪公演も行ったDrevnのアンドレアスのレーベル〈ACIDO RECORDS〉からYPYのニューシングル。ACIDOからのリリースということもあってダンスフロアをかなり意識したトラック、変拍子、複合拍子で疾走するリズミック・テクノ「玉乃丞」筆頭に4トラック。それぞれのリズムが独自の時間軸、法則で旋回しながら調和していくようなユニークさ、唯一無二のグルーヴ。 (サイトウ)
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友人DON'T DJフローリアン同様、ミニマルでねじれたリズム、時間の感覚。アナログで圧縮された音響、質感の快楽的な音色で繰り広げらる。GOATでも披露していたようなピグミー音楽、アフリカンミニマルに影響されたような路線も。数列や根本原理に起因するようなエキサイティングな今の感覚のエンターテイメントを提示している!YPYのテクノです。NAZE(contact Gonzo)のアートワークも謎にナイスです。 (サイトウ)