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ZVIZMO
II
Black Smoker
- Cat No.: BSJ-018
- 2024-01-25
タクシーに積まれたサウンドシステム、ダンスバトル、熱狂のダンスフロア等々、仮想世界が現実に起こってしまっているようなタウンシップのアンダーグラウンドなダンス・シーン、GQOM。ベース、ステップ。エレクトロニックと独特のダンスグルーヴにトライバルミュージックの霊性も宿るエクストリームなダンスミュージック。パンクもジャンクルもレイヴもアヴァンギャルドも超越する。ひたすら強烈な世界。東京経由のミックスCD到着しました。是非。 (サイトウ)
京都West Harlemにて研鑽を積み、現在は東京を拠点に活動、全国各地のクラバーから圧倒的な信頼を寄せられるTorei。ハウスのマナーとレゲエ、ダブのエッセンスを基調とする彼のスタイルは多種多様だが、今回の『蚕食鯨呑』ではダウンテンポ、EBM、ブレイクビーツ、IDMなどを内包したレフトフィールドな楽曲の数々をダンスホールライクなグルーヴで纏め上げている。Mr. Mitchらに端を発する「テクノ・ダンスホール」のトレンド、あるいはFelix Hall編纂のコンピレーション『Now Thing 2』以降のダンスホール・リディム再解釈の機運から幾数年...今回のミックスはそれらを通過したものでありながらも、先述したようなタームに回収し切れないユニークな景色を見せる。それは彼の主宰レーベル〈Set Fire To Me〉からリリースされた諸作品やカセットテープでリ リースされた『Screwed Psy Trance Time』などでも見られるディープかつトランシーなトリップ感覚の実践と、レゲエ~ダンスホールに対して向けられた確かな愛によって結実したものだろう。怪しく官能的でありながら暖かく、どこかユーモラスなサイケデリック・ジャーニー。(Aki Dolanikov)
トレイは消費とか競争に興味を示さない 18歳のときから示さない このMIXは慌てない旅人による嬉しさの冒険 定型化する解釈ダンスホールとは一線を画す遊び心 好奇心と音楽への誠実が全てだ (シロー ザ グッドマン)
いつだってトロピカル。寒い季節だからこそ夏を感じていたい。 (サイトウ)
『SAX BLUE』はジャズを主題にしたKILLER-BONGのMIXシリーズで、2012年に始まっている。本作は早くもその第七弾だ。以前、僕は『SAX BLUE』シリーズについてこう書いた――「この連作でKILLER-BONGはありとあらゆる音楽―ヒップホップ、R&B、ドラムンベース、ボサノヴァ、ポスト・ダブステップ、エレクトロニカ、ミニマル・テクノ、ディープ・ハウス、モダン・ジャズ、スピリチュアル・ジャズ――をかけてきた。が、KILLER-BONGは、ただただジャズやジャズ的な音楽をスピンしてきたのではない。まさしくジャズをプレイするようにエキサイティングなミックスを展開してきた」。そして、今回はボッサ・ジャズ、アフロ・キューバン・ジャズ、モンド、フリージャズ、アフリカン・テイストのファンクなどもプレイしている。今までの連作の中で最も洒落ていて、「カフェ・ミュージック」というお題へのKILLER-BONG流のひねりの効いた回答のようでもある。真夜中のジャズならぬ、真昼のジャズである。(二木信)
マサくんのJAZZセット、アフリカンやファンク、レゲエなんかも交えなから、ほんとじわじわ素晴らしいですが、そんなプレイを切り取ったミックス。あー最高って瞬間がふと訪れるようなCONOMARKワールド。「LIFE (JAZZ)」です。 (サイトウ)
K-BONGのMIXはホントに人気ですぐに無くなってしまうのでお早めに!JAZZのクールな面やグッと来る感じとかにガッツリやられる選曲も最高で、実験的なビートものも交じえてコラージュされていく様は見事としかいいようがありません。いつもだけど、、今作もカッコ良過ぎです。 (ヤマ)
K-BONGのJAZZにグッとくる。Sax Blue シリーズでは毎作JAZZのカッコ良さに感化される。JAZZが聴きたくなったらK-BONGのSax Blue シリーズがオススメです。近年のモダンジャズアーティストの楽曲を中心にクールにコラージュされて行く。今作も最高。 (ヤマ)
咽び泣く抒情、目眩く旅情、どこでもないどこかへ思いを巡らす妄想の夜。愛いとなみ。紳士と淑女、ラウンジ、シャンデリア、グランドピアノ、楽団、カ クテル、ウイスキー、ロック水割りストレート、VIDEOTAPEMUSICが放つ、まやかしエキゾチック・イージーリスニング・ムードミュージックBGM決定盤 ミックスCD。レコード針音ノイズもノスタルジック・エコー、ほのかなトリッピンもエレガント癖になる。 (コンピューマ)
毎作楽しみにしているKILLER-BONGのJAZZコラージュ、Sax Blue シリーズ最新作の到着です!選曲のカッコ良さに毎回感銘、琴線にふれる様なメロディーラインの楽曲に加えて、カットセンスと遊びもふんだんに盛り込まれた、ゾクゾクが止まらないJazz Mix. (ヤマ)
KILLER-BONGの佇まい&出す音が『ジャズそのもの』であることを証明するシリーズ企画。最新第6弾!彼の無差別ジャズ絨毯爆撃なミックス/コラージュは古の王道ジャズの歴史を湾曲させ俯瞰で空間を凝視した冷静すぎる『ジャズの外側』をも獲得。新次元のジャズへと突入!KILLER-BONGとはジャズ・シャカである。 (ヤスシ)
現在進行のDJとしてのKILLER BONGの世界を完全網羅したミックス・シリーズ【Sax Blue】の第四弾!2013年〜2014年年明けの最新のKILLER BONGの変幻自在のDJプレイを凝縮!冒頭の漆黒セクシー・ピアノ・ジャズから危険なレイヤーはノンストップ!アブストラクト、エレクトロ、ブレイクビーツ、アンビエント、ヒップホップ、そしてグランジ(あのバンド)まで一括収納!KB物置。百人乗っても大丈夫です! (ヤスシ)
超クールなフリージャズと、電子音も実験的なエクスペリメンタルジャズも印象的。各曲のビートも素晴らしくかっこいい。要所要所にグッと来るフレーズを挟んで来るから、そこにまたシビれて堪らない。K-BONGのSax Blue シリーズ。今作も最高です。 (ヤマ)
パーティ感種れる選曲はもちろん、抜群のミックステク、ジャケットデザインからタイトルまで、センス良過ぎるYO.ANくんのNew Mix CD!!ダブもトライバルもディスコにヒップヒップも、YO.ANくんの手にかかると技の安定感であっという間の66分!何周しても毎回新鮮!!! (ヤマ)
黒い魔神KILLER-BONGが2014年初頭の東北ツアー用に緊急制作した最新MIX-CD!好評SAX BLUEシリーズ第5弾!黒い臭気と色気に満ちた全方位型ダンス・チューンが大変種の大編集!老若男女躍らせるケーボン部の黒い愛情が網羅された冬のリヴィエラ! (ヤスシ)
808ドラムマシン実機が刻む軽快なビートをアシッドラインで肉付けした原曲「China Dynamic」のヒステリックな執拗さを、まさかの猫の鳴き声サンプルで節付けることで妖しさへと還元したリミックスバージョン「China Dynamic remix」(sample1)。アルバムには収録されていない「Black Night of Hundred Songs」(sample2)では、ポリリズムなビートワークを披露。温かみのあるシンセリフ挿入でYPY特有の変則グルーヴに新感覚を与えた一曲。ダブプレートですがバッチリ鳴ります。リミテッドでの生産、お早めに是非! (Akie)
Track List
JazzメインのミックスCD Sax Blueシリーズが当店でも人気のKILLER-BONGによる、こちらは変則的なビート構成にも狂乱するハウストラック集。レーベル側もSold Outのラスト・ストックです!少量入荷お早めに! (ヤマ)
Track List
ニュートーン初入荷にしてラスト入荷!BANDCAMPではFREE DOWNLOADもされていたようですが、すでに終了しております。お早めに!!*各トラック数カ所抜粋したサンプル音源となっております。 (ヤマ)
ELEMENT aka HIROSHI TAKAKURAとのレーベル〈RIDDIM CHANGO〉の運営、ベース・カルチャー発信集合体”BS0”やサウンドシステムの祭典イベント”TOKYO DUB ATTACK/Dub Cinema”のプロデュースを手掛けるレゲエ/ダブ、リディムセレクター1TAが〈BLACK SMOKER〉よりMIX CDを発表!ウットリするスムーズな導入部から、時にアシッディに目眩く、時に挑戦的に捲し立てる、、1時間にわたるダンスホールの世界。ジョグリンスタイルとはまた違う、ムードや音色で紡いだ滑らかなミックスで提案する新しい形。リディムへの深い理解から成せる熟練の妙、その魅惑のグルーヴにジャックされます。アートワークはMARS89、ライナーは河村祐介、マスタリングは自らが手がけています。これは是非体験してほしい作品、推薦です。 (Akie)
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日本列島の都市空間において「民族音楽」が新たに生まれるとすれば、それは一体どんな形をしているのだろうか。ZVIZMOのセカンド・アルバムを聴きながら、ひょっとしたらそれはこんな感じなんじゃないかと思った。テンテンコのビートに土着的な要素は一切ないけれど、装飾を排した不穏なリズムは時に呪術性をまとい、強烈な低音には霊性が宿る。伊東篤宏の操るOPTRONのノイズがまるで盆踊りの囃子のように聴こえることもあるし、南西諸島の神唄にように響くこともある。「Killller FxxxxxK」であの声を聴かせるK-BOMBは、さながら祭祀における祭司。「MAVO」におけるテンテンコの歌は、遠い異国の子供たちが口ずさむわらべうたのようだ。神なきコンクリートジャングルにおける神降ろしの儀式。音楽と非音楽の間に、闇と光の間に、ハレとケの間に、この世とあの世の間に漂うなにかが音となって現れ、私たちをディストピアの向こう側へと導く。めまいがするほど強烈!
大石始(ライター)
ZVIZMO
蛍光灯音具 OPTRON(オプトロン)プレイヤーの伊東篤宏と、ポップ歌謡からノイズまで縦横無尽に活躍する テンテンコ によるデュオユニット。17年11月にBlack Smoker records より1stアルバム『ZVIZMO』リリース。18年6月に、佐藤薫(EP-4)監修による新レーベルφononよりエレクトロ・コンピレーション『ALLOPOIETIC FACTOR』に参加。