パリ、ヴェネツィア、ベルリンの三都市を股にかけたアートイベント兼レーベル〈FLUXUS TEMPORIS〉からのリリース！マリンバにも似た柔らかく優しい響きのシンセサイザー、ミニマルなループとレイヤーでヒーリングに没入する「Kintsugi」(sample1)。緻密に組んだポリメトリックリズムワークアウト「Hanami」(sample2)など。オーディオビジュアル・パフォーマンスから生まれたスタジオアルバムなこともあり、視覚的な反応を呼び起こすニューエイジフィールなサウンド。 (Akie)

RICARDO DIAS GOMESなどのジャンル実験的作品を数多く抱え、MAALEM MAHMOUD GANIAの再発などもを手がける重要レーベル〈HIVE MIND〉新作。90年代よりシカゴ音響シーンを牽引し、現在も〈INTERNATIONAL ANTHEM〉などで前衛的に音楽を探求する重要人物ROB MAZUREK（Chicago Underground Duo）。そしてイタリアのモジュラーシンセ魔術師ALBERTO NOVELLOによる、偶然の出会いから生まれたタッグ！ALBERTOが緩やかなリズムと音色の基盤を提供、そこにROBがトランペットで繊細なハーモニーを描き、ベルとサンプラーで宇宙の雰囲気を生み出す即興での宇宙サウンドアート。ホワイトノイズの炸裂やテクノイド的脈動、民族的詠唱も交え、SFの美しさとサイケデリアのどちらも表現した、未知の次元の音。 (Akie)

無属性のエレクトロアコースティック音楽を取り扱ってきたトロント拠点〈MARIONETTE〉から、ローカルアンダーグラウンド真打MATTHEW RAMOLOがリリース！巧みなモジュラーシンセシスを中心に据え、木製ハンドルスティックやカリンバ、ゴングなどの打楽器、二胡やギターのフィードバックなど多種多様なインスツルメントを組み合わせた瞑想ポリリズムプロダクション。音のミニマルループからなる催眠トランス効果に加え、平均律の取れていないトーンまで、サイケデリックに交錯。 (Akie)

自身のレーベル〈ARCHIPEL〉拠点に2000年代初頭よりミニマル・テクノを探求してきた重鎮PHEEKが新設〈AISSA RECORDS〉第一弾に登場！短く弾いたドラムマシンに、美しく没入させるモジュラーワークが重なるミニマルテックハウス「Maybe It Was A Dream」(sample1)。妖しくダブアウトしたディープリスニング志向のダンストリップ「Goldfish Memory」(sample2)など、精巧な音使いにやられるテックハウス実験。バイナルオンリー！ (Akie)

上記他にも〈LOWLESS MUSIC〉〈SUBOSC〉などからもコンスタントにリリースを重ねるフランスのライブユニットATOMIC MOOGによる酸性ミニマルモジュラーテクノ！メカニカルなモジュレーションとミュータントなアシッドリフレインで催眠がける「Variable Pulse」(sample1)、没入音響×ダブでじっくり沈める「Brainwave」(sample2)、落ち着かせたテンションとパーカッシブフレアがハマった「Model」(sample3)まで、アーシーでサイケデリックなテクノプロダクション。 (Akie)

ANATOLIAN WEAPONSやANNA VS. JUNEなど、クラウトロックをルーツに持つ鬼才を抱える〈SUBJECT TO RESTRICTIONS DISCS〉に新しいファミリー、電子フォークユニットGŪSŪのデビューアルバムが到着。中国出身スイス拠点、幼い頃から古筝を習ってきたXUEYAN CHEN。伝統に基づきながら五音音階を現代的に実験したフィンガーピッキング古筝演奏。そこにNICOLAS BALMER操るモジュラーシンセシスが深みのある低音を加えて重層的のアンビエントスケープを探索。古代と現代、伝統と実験、シンセティックとオーガニックという相対関係を多元的視点で融合した美しいサウンド。 (Akie)

BEN UFO、CALL SUPER、SHANTI CELESTEら前線がこぞってサポート、難解なプログラミング技と心地よい音色というオリジナリティで、2019デビュー後は実力のみで世界の注目輪集め、ホーム〈BAKK HEIA〉には数々の名作を残してきたJORG KUNING新作が到着。手打ちな臨場感も感じる打楽器に、高音のディテール細やかに作り込んだオーガニックシンセシスやコーラスを組み合わせたモダントライバルハウス「Mercedes」(sample1)に始まり、SFアシッドラインとジャズキーを邂逅させたミニマルアシッド「Ainsliens」(sample3)まで。IDMからミニマルハウス、モジュラーテクノまで広域ジャンルを纏め上げる音楽性。シンコペーションやポリリズムをハウスフォーマット ...もっと読む (Akie)に咀嚼したリズム実験、独自に追求してきたモダンダンスサウンドを遺憾無く表現した6曲、試聴を絞れないほどのクオリティ、トラックリストからも是非。 (Akie)

2023年に同じく蘭テクノ名門である本レーベル〈DELSIN〉から発表した「Programm EP」のヒットも記憶に新しいATOMIC MOOG！4/4軸とパーカッシブリズム、神秘的な解放感宿るシンセアンビエンスを丁寧に重ねた「Blue Scale」(sample1)。三打のトリッキーなビートでじわじわと侵食する「Impulse」(sample2)など、精密なモジュラーワークはもちろん、リズムの崩し方にも技が光る音響テクノワークス！ (Akie)

DREXCIYA、FILMMAKER、E.R.Pなどのアーティストからインスピレーション。そしてアシッド、エレクトロ、ダウンテンポを折衷した複合ダンスサウンドが完成！難解なモジュラーシンセシスにブロークンビート、そこにメロウな鍵盤フレーズやボーカルサンプルをコラージュした実験ジャジーマシンダンス「JT2OU」(sample1)が強烈。。 (Akie)

SUNJU HARGUNが主宰に携わり、これまでもKONDUKUやJONATHAN KUSUMAといった多彩なアーティストを巻き込みシーンを開拓する〈SIAMESE TWINS〉新作！日本を代表するモジュラーアーティストのひとりSAPPHIRE SLOWSの繊細なシンセシスと幽玄なサウンドデザインが結びついたモジュラーテクノのB1(sample1)。才人テクノ作家BLACK MERLIN手掛けるディープダブテクノアレンジのA2(sample2)など、WAITOONKIATの荘厳なポエトリーリーディングを活かした名リワーク&リミックスが揃いました。 (Akie)

レーベルスターターを飾ったERIC OS、カタログ2番のADI共に即ソールドアウトとなり注目を集める〈DIFFERENT TIMES〉新作！重心低く蛇行するベースとモジュール、朧げなサンプルコラージュ全てが妖しいミニマルロウテクノ「New World Supermarket」(sample1)。スイングベースに軽やかなドラムマシンがハマった「Anatomicouture」(sample2)まで、低重心で謎めいたグルーヴが個性的なマシンマッドネス。限定プレス。 (Akie)

モジュラー使いならではのトリッキーなシンセシスでお馴染みの異能BOULDERHEADニューリリース到着！遊び心のある加工ボーカルとファンクベースでミニマルグルーヴを生み出す「Okaii」(sample1)、シャッフルパーカッションに絡めたパッドがミステリアスな「Informatic」(sample2)など、4つの幻想的なモジュラージャムを披露。 (Akie)

上記他にも〈LOWLESS MUSIC〉〈SUBOSC〉などからもコンスタントにリリースを重ねるフランスのライブユニットATOMIC MOOGによるミニマルモジュラーテクノ４種！トライバル・オーガニックなパーカッションドラムにモジュラーが絡みつく「Unlocked Groove」(sample2)、コールドに深化させたダブ音響に没入するミニマルテクノ「Programm」(sample3)など、収録曲全て良いです。 (Akie)

太く刻んだキックにモジュールが偏執的に絡みつく「Prescription Only」(sample1)。ボトムをタイトにまとめた「Rytmique Erotique」(sample2)はブレイクでのトリッキーなリズムの崩し方がキラー。ヒプノティックなモジュラーにハーフステップをぶつけた「Psychosomatic」(sample3)まで、全曲マッドで生唾。おすすめ。 (Akie)

SUSUMU YOKOTA復刻ワークでもお馴染みの〈TRANSMIGRATION〉傘下に設立されたサブレーベル〈CRYSTAL CEREMONY〉第2弾！テクノ作家としてはもちろん、パプアニューギニアのボサビ山など未開の地に赴くフィールドレコーディングアーティストとしても信頼厚い電子音楽家BLACK MERLINことGEORGE THOMPSON待望新作。雰囲気のあるモジュラーループに環境音、シンコペーション忍ばせたドラムループで速度を超越した４種のテクノトリップを披露。濃密。 (Akie)

〈KEN OATH〉〈BUTTER SESSIONS〉〈BEDROOM SUCK〉などで、LO-FIアンビエント作品を披露してきた電子音楽家DANNY WILDによるプロジェクトLOW FLUNG！これまでのダンス性、ビートも孕んだサウンドから一変、電子音響サイドを深化させたディープエレクトロニクス/ミニマリズムに到達。なんと2年以上の期間をかけて制作、モジュラー名器”BUCHLA MUSIC EASEL”とフィールド録音を感覚的に繋ぎ合わせたマイクログルーヴ。作品と視聴を一体化させる空間形成。 (Akie)

RICARDOとのユニット”VILOD”やSAMUEL ROHRERとの”AMBIQ”など、輝かしいコラボレーションワークでもそのキャリアを築いてきたベテランMAX LODERBAUER、2年ぶりのソロの舞台はトロント〈MARIONETTE〉にて。70年代のコスミッシェ、クラウトの古典に隣接。中でも今作で特筆されるのが起伏のある感情的なハーモニー表現。リズミカルな音色の移り変わりの中にセンチメンタルを感じる珠玉のシンセサイザーミュージック。 (Akie)

BUTTECHNOやROMA ZUCKERMAN,DENIRO,ALEKSI PERÄLÄとベテランから気鋭まで総じて挑まれている〈ТРИП〉の2枚組シングルシリーズ、新たにフィーチャーされたのがスパニッシュテクノ/モジュラーテクノ新星CERROT。圧倒的なパーカッションワークアウト「coffee beats」(sample1)は影のサブベースが物凄い。LO-FIに霞んだ音響でのモジュラーテクノ「SD01」(sample2)の変調するシンセサイザーなど、各トラックに一筋縄でないギミックが織り込まれた８トラック！ (Akie)

NATHAN MELJA、B'ZIRCON (ROZA TERENZI & FANTASTIC MAN)などの快作が続いているアムスの〈KALAHARI OYSTER CULT〉新作！ミニマルなモジュラー信号と精密ビートプラグラミングが噛み合ったブロークンテクノ「AI Calculator」(sample1)は、ANFやDUST-E-1などの名義を使いわけるモントリオールの才覚・PRIORIがキックを太らせボトム強化したリミックスもグッド。微かに滑らせたピアノリフに惑わされるモジュラーダブテクノ「Autopilot」(sample2)、手数多いパーカッションをポリリズミカルに炸裂させた「Mainframe」(sample3)まで、ミステリアスな雰囲気に呑み込まれる。 (Akie)

〈TECTONIC〉〈KEYSOUND〉を拠点に、最近では〈BERCEUSE HEROIQUE〉からのEPもヒットさせたLOGOSがカセット媒体で２年ぶりのアルバムリリース！愛用のアナログシンセサイザー”Nord Modular”のタイト且つリズミカルな波形。大きく分けてミニマルなループ手法での実験テクノと、リズムを壊した前衛テクノ、ネガティブな音空間を過去作以上に受け入れ、感情表現はカットしたソリッドな探求。 (Akie)