レイヴィーなシャウトやピアノ・リフを軸にしながら、ハウスサイドにもユースフルなスリッピーなベースラインを下地にしたブロークン・ベース”Entendrillar”(sample1)は、BASS CLEFらしい執拗なまでの変調エフェクト処理でノイジーなショートディレイなどで後半(sample2)にかけて摩滅していくようなアブナイ展開！そして、意外にもキャッチーかつエモーショナルな多好感で忘我の彼方までトンでいくベースハウス”Transprism”(sample3)をカップリング！レコメンド。

WILL BANKHEAD主宰するダンスミュージックフロンティア〈THE TRILOGY TAPES〉に、ベース,ダブステップ異端児BASS CLEF帰還！エレクトロニクスの導入でSI-FIな世界観に引き込み、オーガニックなビートの入りで完全に持っていくリードトラック「Celescating」(sample1)。ダンスホール・ダブステップを発展させた「Iridescending」(sample２)はミニマルな音作りがユニークなリズム構築を際立たせたレフトフィールドダンス。チカチカと閃光するシンセとビートのセッションをマットなベースが一刀両断する「Unlundone」(sample3)。リズムワークから曲展開、メロディラインに至るまで、多ジャンルの吸収と昇華を感じる逸品。 (Akie)

なんともスカスカでアシッディーなグルーヴ空間に魅了されるヘッポコ・アシッドハウスのSide-A「Charnel House」(Sample1）、オールドスクール・エレクチオン・シカゴなエディットビートもユーモラス個性なSide-B「Acid Hearse」(sample2）も彼ならではの味わい。ブーミンで実験的なリズム＆グルーヴ構築とベースを経たオールドスクールと現在＆フューチャーとの見事な調和。 (コンピューマ)

ダンスを基盤としながらも色々な方向の曲を作ってきたBASS CLEFですが、このリリースでは先鋭的なレーベル〈SLIP〉でのカセットという媒体だからこそできるエレクトロニクスの実験を存分にしています。リズムが入っている曲もありますが、基本的にはシンセサイザーミュージックでありミュータントとNEW AGEが混じりあったようなもの。2018年の8月にロッテルダムで滞在制作され、恐らく短い期間の中で一気に作ったような一貫した内容です。元々持っていたエモーショナルさとの相性も抜群で、今後こういった方向性のリリースも期待してしまう。 (日野)

〈BLANK TAPES〉を拠点に〈PUNCH DRUNK〉や〈IDLE HANDS〉等のブリストル・ベースのレーベルからもリリースしてきたモジューラシンセ使いのRALPH CUMBERSのプロジェクトBASS CLEF。前作につづいて〈THE TRILOGY TAPES〉から。後半はステッパーズ・ダブのように展開していくベース・エレクトロ、ハウス的アプローチのシンセサイザー・エレクトロニクス。多層的な音響構成、打ち込みだけど、揺らぎも感じるようなクオンタイズのリズム構成も不思議な魅力。そしてベース・ミュージックです。B-SIDEもLOW-FIなオールドSCI-FI感、アフリカン・トライバル・リズムもあるこちらも不思議な感じ。BASS CLEF面白い！ (サイトウ)

Punch Drunk辺りからもリリースのあるベース系出身のBASS CLEF。ダブステップ以降とアーリー電子音楽や実験音楽を繋ぐロンドンのレーベルPUBLIC INFORMATIONからの新作。この人いいですね。アナログなシンセサウンドを今の感覚/テクニックでユニークに聴かせてくれます。リズムもユニーク。クオリティー高い。sample_2 レコメンド！ (サイトウ)

ここ最近のPEVの勢いを象徴するキレッキレの一枚。BPMもそんなに早くないのでいろんな対応できそうですね。「Bass Clef - Stenaline Metranil Solar Flare (Bass Clef Remix)」と「Bass Clef - Stenaline Metranil Solar Flare (Pev Remix)」の２トラック。どちらもかっちょよいが、さすがBass Cleaf！BOOMINで実験的なリズム構築とベース解釈のオールドスクールと現在の見事な調和。クソかっちょいい。 (コンピューマ)

これまでに、THROWING SNOW、AL TOURETTESやZOE ZOE、さらにはNEIL LANDSTRUMMといったベース・ミュージックの中でもよりクロスオーバーな魅力を放つ、個性あるメンツをリリースしてきたブリストルの〈SNEAKER SOCIAL CLUB〉の第５弾！A面の、アップリフティングなピアノと重低音をふるわせるレイヴィーなガラージ・ハウスのタイトルチューン”Free My Mind”(sample2)もいい感じですが、当店としてはSOTOFETTの傑作”Another Bhakti Mix”を思わせる、ステッパーズ・ダブなベースでつんのめりながらもシンセやエフェクトの渦で別次元へ連れて行く中盤の展開がナイスなB1の”Oh 2 B In LOve”(sample1)をオススメします！さらに、大きくピッチダウンさせた愛らしいベース・ビートダウンな”Where I Keep My Heart”(sample3)も収録。

PANからのリリースという事もあり、いつも以上に電子音楽寄りのモジュラーによるアシッディーなストイック・エレクトロニック・マシーン・グルーヴが炸裂している。文句無しにかっこいい！！！隠し風味のラテンのリズムもワクワク楽しい。PANならではのPVCカヴァー、140g重量盤ホワイト・カラーヴァイナル。トラックリストからもぜひ。 (コンピューマ)

彼の個性とでも言うべきヘッポコのドラムのタムやハイハットなどの音が複雑にユーモラスにグルーヴを作り出していく中、これまたユーモラスなベースラインがドープに絡みダビーに発展していくSide-A「Dawn Chorus Pedal」、SIde-B「You Don't Know Don't Know You」はタイトルの歌詞が幻想的に反復されながらメランコリックにドリーミーにエレクトロニカ・ダブステップ・BASSがオリジナルに展開されていく。音も太い。もはやジャンルわけ不能のオモシロ・トラック。使い方はあなた次第。 (コンピューマ)

ダブステップ・コミュニティーに（一応）属するアーティストの中でも異端度が高いBASS CLAFのニュー・アルバムが最高！パーカッショニストやTHE HACKNEY MEMORIAL FREE JAZZ MARCHING BAND（こんなふざけた名前のバンド本当にいるのか？）が参加したトロンボーン奏者にしてベース・マニピュレーターRALF CUMBERSの茶目っ気、ユーモア・センス、変態性がほとばしりまくった大推薦のアルバムです。ソカなどラテン?カリビアンやアフロなビートで突っ走り、重低音ベースで腰を振らし、トロンボーン＆ホーン隊で高揚させる奇形ベース・サウンド。アッパーなアルバム前半から長尺トラックで壮大に盛り上がる後半への流れも感動的。ALTZと対バンしてほし?！！