若き才能が描くソロ・ジャズ・ピアノの新境地、LA出身のジャズ・ピアニスト Jamael Dean (ジャメール・ディーン)のロサンゼルスでの一夜限りの演奏を完全収録した2LPがリリース。即興が紡ぐ「ピアノの詩」、Thelonious MonkやSun Raらへの敬愛とオリジナリティが交錯する即興録音。オリジナル、即興、スタンダード再解釈が一体となったピアノ・ドキュメント。
2024年5月4日、ロサンゼルスの 2220 Arts + Archives にて、ジャズ・ピアニスト Jamael Dean がグランドピアノの前に座った。その日、彼は何を弾くか決めておらず、指が鍵盤に触れた瞬間から即興が始まった。1時間にわたり、オリジナル曲、即興演奏、そしてジャズ・スタンダードの再解釈を縦横無尽に織り交ぜたソロ・ピアノ・セットが展開された。『Oriki Duuru』(ヨルバ語で「ピアノの詩」の意)は、その夜の演奏をノーカットで収録した作品である。
アンビエント・ジャズとヴィンテージ・シンセが織りなす、夢と現実を漂うサウンド・トラック集。John Carroll Kribyが手掛けた映画"The Luckiest Man In America"のオリジナル・サウンドトラックが、アナログLPでリリース!
ロサンゼルス拠点の音楽家 John Carroll Kriby による初の映画サウンドトラックが登場。長編映画『The Luckiest Man in America』のために制作され、トロント映画祭でのプレミア後に全米公開も果たした話題作です。アンビエント・ジャズやニューエイジ、実験的な映画音楽からインスピレーションを得たトラック群は、ヴィンテージ・シンセやアップライトピアノ、繊細なオーケストレーションが美しく絡み合い、カービーならではの温かく幻想的でサイケデリックなサウンドを描き出した、上質なトラック集に仕上がっています。 (AYAM)
日本でも人気のカナダ出身、現在はLA拠点のアーティスト: Mocky (モッキー)がStones Throwと契約、最新アルバム『Music Will Explain(Choir Music Vol. 1)』をLPでリリース。
本作はますますデジタル化・人工化が進む現代において、「人間らしさ」の本質を捉えようとする試み。『Music Will Explain』は、人間の声を中心に据えた作品であり、「人間の音」を追い求めるモッキーの執念の結晶。ヴォーカル・ハーモニー、生演奏、アナログ録音が意図的に融合され、彼ならではのソングライティングによって一つにまとめられている。 モッキーは、ロサンゼルスの音楽コミュニティの仲間たちを自宅ガレージに招き入れ、一本のマイクを囲んでアカペラで歌ってもらう。ビージーズやビーチ・ボーイズ、ブラジルのトリオ・モコトー、さらには70年代の『セサミストリート』のようなレコードに見られるヴォーカルにインスピレーションを得て、モッキーはピアノベンチに腰かけ、すべての声がひとつに溶け合うまで古いテープレコーダーで録音を繰り返した。その後、彼のメイン楽器であるドラムを加え、さらにベースやキーボード、そして他のほとんどすべての楽器を重ねていった。
1stシングルでは、Dusty Springfield (ダスティ・スプリングフィールド)の「Just a Little Lovin’」のカバーをリリースし、それに続いてピーナッツ・バター・ウルフとザ・コリアタウン・オディティによるリミックスもリリース。
ロバート・グラスパーらを輩出したNYの名門ニュースクール大学でジャズ・ピアノを学び、ジャズ・シーンとビート・シーン双方の手法で表現をするLAらしいスタイルのアーティスト。ピアノの音色にフォーカスしたスロウ・ジャズ「tom is in heaven」をオープナーに、ドリーミーなポップ/ロック「eyes closed」、リズムボックスがメランコリックな「sambinho」「get high」(sample3)、美エレピ・ワルツ「beautiful」(sample1)、ブラジリアン・フュージョンへの憧れを表現した「não mais saudade」(sample2)など、ジャズを軸にとことんサイケデリックでドリーミーに仕上げられた全12曲。是非ヘッドホンで微細なエフェクトまで堪能してください。 (AYAM)
今年のオルタナティブR&Bのベストが早くも現れたかもしれません、、!!Durand Jones & the IndicationsのBlake Rheinプロデュース!カリフォルニア出身のラテンアメリカ系R&Bシンガー Michi が〈Stones Throw〉から1stアルバムをリリース!
スウィートなボーカル、90〜00年代彷彿の胸キュン・メロディ、そこに70年代の温かみのあるファンク/ソウル・スタイルの演奏やプロダクションが組み合わされており、最近のBlake Rheinのサウンドが濃厚に反映された作品。Blake Rheinとの連名でも良いのではと思うぐらいです。そしてBlake Rheinと親しいコラボレーターであるシカゴ出身のAOR/POP職人 Paul Cherryもプロデュースを担当しています。Evelyn King ' I'm In Love'インスパイアなストリングスがたまらないスロウ・ディスコ「Walking Away」(sample_1)と、これぞ90sなメロウなシンセフレーズ、フックが耳に残るミッドナンバー「If You Want Me」(sample_2)が最高です。。共演トラックは、レーベルメイトのブラジル人アーティストGabriel da Rosaと奏でるメランコリック・ボッサ「Memmy (Recuerdo)」、ラストを飾るKieferとの切ないミッドナンバー「Way I Do」(sample_3)を収録。様々な年代のソウル/R&Bがハイブリッドされたハイグレードな1枚。こんなのが聴きたかった!!大推薦。 (AYAM)
細野晴臣氏の音楽から多大な影響を受けてきた海外と日本のアーティスト達が、今もなお渾然と輝き続ける『Hosono House』のソロデビュー作の楽曲を再解釈しリメイクしたカバー曲を全13曲収録。 細野晴臣が1973年に発売した1st album「HOSONO HOUSE」。今もなお日本のみならず世界各地で大事に聴かれ続けているポップミュージック史に残る1枚にして、グラミー賞で最優秀アルバム賞を受賞したハリー・スタイルズの「ハリーズハウス」は、「HOSONO HOUSE」から着想した作品とのことだったりと、国内はおろか、世界各地の新しい世代にもその音楽や存在がミームされ受け継がれている。 そんな名作の発売から50年を記念したカバーアルバム「HOSONO HOUSE COVERS」。日本のみならず世界各地より細野晴臣を敬愛する素晴らしいアーティスト、バンドが愛ある素晴らしいカバー曲を提供してくれており、今もなお渾然と輝き続ける「HOSONO HOUSE」の魅力にまた新しい側面を与えてくれるカバーアルバムになっている。 参加アーティストは、海外からMac DeMarco、Sam Gendel、John Carroll Kirbyなどや、日本からもコーネリアス、TOWA TEI、mei ehara、安部勇磨 (never young beach)などが参加。こちらのStones Throw海外盤2LPには、同レーベル所属の、A1. Pearl & The Oysters「Koi Wa Momoiro」(sample1)とB2. Jerry Paper「Bara To Yaju」(sample2)の楽曲もボーナストラックとして2曲限定収録。この2曲が収録されている事と、曲順が全く違うことによって、国内盤LP「HOSONO HOUSE COVERS」とは、全く違う印象に聴こえてくるのも非常に興味深い。 ジャケットのアートワークは、画家・五木田 智央氏がペインティングで制作。パッケージもオリジナルLPからインスパイアされた内容で、帯や貴重な当時の細野氏の写真も収録したインサート、インナースリーブも同封。2LP 45rpm ヴァイナルのマスタリングはNYのJosh Bonatiが担当。 (コンピューマ)
Tory Y Moi や、Mndsgn、Peanut Butter Wolf らとの共演や、Boiler Roomの創立メンバーといった、ダンスミュージックやクラブカルチャーのシーンへの造詣がありながらも、頑なにポップスの土台で表現をし続けているSSW、Sofie Royer。フランスのアナーキスト雑誌『Tiqqun』に掲載された『Preliminary Materials for the Theory of a Young-Girl(ヤングガール論予備資料)』から'Young Girl' という言葉を引用し、'Young Girl' を称賛する一方で 彼女を生み出した文化を非難し、解放への願望を表現したという本作。ヤングガール特有の苦悩や葛藤、奇妙な楽観性を 独特のノスタルジックなサウンドで描いています。シャルロット・ゲンズブールを彷彿させる 80〜90年代的エレ・ポップ中心の構成の中、珍しくディスコが取り入れられた「Sage Comme Une Image」(sample_1)、「I Forget (I’m So Young)」(sample_2) が新鮮。タイトル曲「Young-Girl」のMVも素敵です。 (AYAM)
アンビエントやクラシカル、ジャズなどをベースにLeaving Records からのカセット、STONES THROWからの「My Garden」配信のみだったピアノ作品「Conflict 」も人気となりアナログ化されるなど、〈STONES THROW〉周辺の実力、信頼、人気ともに文句なしのJOHN CARROLL KIRBY。待望のニューアルバムです。
JOHN CARROLL KIRBYがバンドスタイルで録音した2021年アルバム「Septet」。かなりの入荷量にも関わらず初回は即完売してしまいましたが、ようやく追加プレス到着しました!ゆったりと上昇するダビー・グルーヴ、シンセサイザーが炸裂する「Rainmaker」で幕開ける。デジタルのアルバムには未収のダブバージョンも3曲追加のダブルパック、アナログ。 (サイトウ)
Stone Throw Records、LAのここ数年の流れをあらためて感じさせてくれる、ソウル、ジャズ、ロック、AOR、SSW、クロスオーバーする世界観、ジョン・マクラフリンのマハビシュヌ・オーケストラ、ジェフ・ベック、カルロス・サンタナ、ミック・ジャガー、スタンリー・クラーク、アル・ディ・メオラ等々に参加したチェコ出身の天才キーボード奏者ヤン・ハマー率いるグループ1977年のクロオーバー・フュージョニック・電化ジャズロック永遠の名曲「Don’t You Know」の選曲カバー(sample1)含めた、摩訶不思議なポップセンス、オブスキュアなサウンド、現行インディーロック、サイケデリック/フォーキー、もちろんヒップホップ・センスも感じさせてくれる絶妙なる心地よさとリラクシンな音楽世界が見事に発揮されている。全11曲収録。PPU Records創設者、アンドリュー・モーガン監督の下、学生たちが制作した「The Visit」MVも必見。 (コンピューマ)
2024年5月4日、ロサンゼルスの 2220 Arts + Archives にて、ジャズ・ピアニスト Jamael Dean がグランドピアノの前に座った。その日、彼は何を弾くか決めておらず、指が鍵盤に触れた瞬間から即興が始まった。1時間にわたり、オリジナル曲、即興演奏、そしてジャズ・スタンダードの再解釈を縦横無尽に織り交ぜたソロ・ピアノ・セットが展開された。『Oriki Duuru』(ヨルバ語で「ピアノの詩」の意)は、その夜の演奏をノーカットで収録した作品である。