Tag: Acoustic
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Kevin McCormick & David Horridge
Light Patterns (2025 repress)
Smiling C
- Cat No.: SC#07
- 2025-10-23
2021年に約40年を経てオリジナル・テープからリマスター再発された、マンチェスターの異色デュオによる唯一作『Light Patterns』が新たなアートワークで4年ぶりのリプレス。初期Pink FloydのプロデューサーPeter Jennerが音源を気に入り新興レーベル〈Sheet〉から1982年にリリースされた、タイムレスでリラクシングなギター・アンビエント。
1970年にマンチェスターの職業安定所で出会ったというKevin McCormickとDavid Horridgeのデュオによる1982年の唯一のアルバム。John Martyn、David Crosby、Erik Satie、Terry Riley、Eberhard Weber、Alice Coltrane、Ralph Townerといったアーティストを参照し、マンチェスターの地元シーンとは共通点がなく独自の道を模索したふたりによる、詩情と余韻が広がるアンビエント〜ジャズ〜サイケデリック・フォークの瞑想的なアプローチ。ギターを中心に、ベース、エフェクターなど古いアナログ機材を用いカセットデッキでホームレコーディングされたDIYの魅力。数曲で無名のアーティストRob BaxterがMoogシンセで参加。オリジナルのPR文には"put the album on, ...もっと読む (足立)lie back and enter the land of no floors”と書いてあります。オリジナルにもあったPAY NO MORE THAN £3.99の心意気のステッカーも再現。 (足立)
Track List
- 2CD
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- New Release
felbm
winterspring/summerfall
PLANCHA
- Cat No.: ARTPL-241
- 2025-10-16
2024年にmaya ongakuの招聘で初来日を果たし、今年はEACH STORYへの出演も決定したFelbmの最新アルバム『winterspring/summerfall』が日本独自CD化。日本の二十四節気にインスパイアされた本作は有機的な楽器の融合とフィールドレコーディングを織り交ぜた洗練されたサウンドで、季節の移り変わりを表現した傑作。
おそらく彼にとって最も輝かしい作品と言えるであろう。オランダのマルチ・インストゥルメンタリスト、Eelco Topperによるソロ・プロジェクトFelbmの通算4作目のフル・アルバムにして日本デビュー作。冬春夏秋をテーマにした、タイムレスに響き渡る組曲を披露しているこの作品は、彼の直近のソロ2作『Elements of Nature』と『cycli infini』から自然な流れで発展したもので、自然と周期的なパターンに触れながら、日本の二十四節気というレンズを通してこれらのテーマを拡張している。
Felbmは、日本の茶道に関する本を読んでいる時に、古代中国と日本で用いられていた暦である二十四節気に触れた。二十四節気は、時間を四季に分けるのではなく、24の節点を用い、各節気を6つの期間で区切ることで、自然界で起こっていることを正確な瞬間に記録するものであり、こうした節目の詩情に ...もっと読むFelbmは魅了された。 2022年11月から、彼は1年間、二十四節気を追うことを決意した。雲の形から気象パターン、動物の生態から植物の芽吹きまで、自然を観察し、日記に記録していくと同時に、それぞれの時期に経験した変化や考察からインスピレーションを得た音楽のアイデアを集めていった。これらの思索は一年を通してゆっくりと形を成し、本作『winterspring/summerfall』へと発展していくこととなった。
なめらかに移り変わる季節を表現した本作で私たちが耳にする音は季節とともに微妙に変化していく。冬の長い音は広大な感覚を引き出し、時間が無限の眠りの中で伸びていく。重々しい低音は影を落とし、澄み切ったパーカッションと、コマドリの卵のような空を舞う鳥たちとともに、清らかな瞬間が生まれる。
冬は、揺らめく光とともにその層を脱ぎ捨て、春の到来が風景全体に広がる。生命の羽ばたきが戻り、楽器が軽やかな旋律を奏で、感覚を呼び覚まし、新たな生命力で動き出す。これらの表現は、夏の訪れによってさらに深まる。爽やかで軽やかな暖かさは、この時期の豊かな植物の実りを捉え、爽やかな土の質感と音色のうねりは、太陽の熱気の蜃気楼の中できらめく。秋への移行は、静かな交わり、深く豊かな季節の根付いた土の質感と有機的な音の泉に抱かれているような感覚を呼び起こす。夏の滑らかな音は秋が訪れるにつれて、ざらざらとした音色を増し、にわか雨はこれから訪れる寒い季節の到来を招き入れる。
24の季節の節目を通じて私たちが耳にし、感じるものは、まさに地球の壮大さへの畏敬の念に他ならない。Felbmは自然の観察者であるだけでなく、あらゆる要素の奇跡的な本質に同調している。鳥のさえずり、草の葉、露の雫、鉛色の雲、それら一つ一つが、私たちが日々の生活の中で経験する絶え間ない変化の中で果たす役割を。『winterspring/summerfall』は大切にすべき贈り物であり、私たちを取り巻く世界における導き手、管理者、共謀者として、Felbmはアルバムを聴く際に最後の願いを託す:「最後に、Henriëtte Roland Holstの “自然の静寂は多くの音を知っている” という言葉を心に刻み、自然の沈黙に耳を傾けてください。」
Track List
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Six Organs of Admittance
MariaKapel
Watusi
- Cat No.: WAT06LP
- 2025-09-11
〈Drag City〉〈Holy Mountain〉〈VDSQ〉などからの作品で知られる、昨年のShackletonとのコラボレーションも記憶に新しいギタリストBen Chasnyのソロ・プロジェクトSix Organs of Admittance。オリジナルは2011年に自身のレーベル〈Pavilion〉から少部数でリリースされた作品が再発。オランダ南部にある、庶民の原初的な宗教観を呼び起こす礼拝堂への呼応を収めた、卓越した美しいギター・ソロ作。
正統信仰とキリスト教以前の古代的習俗が混ざり合った独自の精神風土を持つオランダ南部・北ブラバント州には、約400もの道端に点在する礼拝堂があると言います。Six Organs of AdmittanceことBen Chasnyはティルブルフ市のショーケース・フェスティバルに招かれて、聖母マリアのために建てられたこれらの礼拝堂を巡るアーティスト・イン・レジデンスに参加。礼拝堂との出会いの記憶をもとに、フランスの哲学者ガストン・バシュラールの『夢想の詩学』から着想を得た手法を用いて、約半年かけて楽曲を制作。その後ティルブルフに戻り、フェスティバルでこの音楽を初演した。その夜のパウルス教会でのライブ演奏を録音したものと、帰国後に録音されたスタジオ音源を収録。アメリカン・プリミティブな響きを持ちつつ、この地の独特な庶民文化や信仰を音楽に昇華。教会空間の残響が舞う中での、スピリチュアルに寄りすぎない ...もっと読む (足立)素朴な感覚のギター・ソロの素晴らしさ。そしてスタジオで追加録音された、かすかに声も重なるギター・ドローンがまた夢心地の絶品となっています(sample1)(sample3)。演奏というより応答と呼べるような作品。 (足立)
Track List
- LP(Black)
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Fabiano Do Nascimento
Solstice Concert
Leaving Records
- Cat No.: LR252
- 2025-08-11
LA/ブラジルのギタリスト Fabiano Do Nascimento が、2023年6月に〈Leaving Records〉と現地の音楽シーンで活躍する同世代の Sam Gendel、Gabe Noel、Tamir Barzilay とともにロサンゼルス北東部の歴史的な会場で一夜限りで行われたコンサートを録音したアルバム。
ファビアーノを含むメンバー、観客には一切知らされずに録音されており、録音当時はリリースの予定もしていなかったという、夏至の空気、バンドの完璧なシンクロナイズ、観客の熱狂のムードが収められた奇跡のような音源。基本自身のオリジナルをプレイしたセットリストには、ファビアーノが敬愛するエルメート・パスコアールの「Ilza na Feijoada」と、「Alexandre, Marcelo e Pablo」(Nenê Baterista作曲)のメイン・メロディーを引用した「Nene's song」も組み込まれています。ブラジル音楽、ニューエイジ/アンビエント、LAサイケデリック、ジャズ の境界線を美しく滲ませているのは、同じくジャズ界とは馴染まない第四世界系サックス奏者 Sam Gendel をサックスに迎えた部分が大きく感じられます。パット・メセニーにも通づる幻想的なアルペジオ「Train to ...もっと読む (AYAM)Imagination」(sample1)、水の効果音、琴のように鳴らすギターが日本の温かな春を連想させる「Haru」(sample3)など、試聴に選ぶのが悩むほどどれも素晴らしい演奏です。エルメート・パスコアールが提唱するmúsica universalという哲学をファビアーノなりに体現している素晴らしいひとときの記録。トラックリストからもご試聴ください。 (AYAM)
Track List
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- New Release
Felix Kubin
Der Tanz Aller
Futura Resistenza
- Cat No.: RESLP040
- 2025-07-14
シーケンサーではなく、あえて打楽器や金管楽器を使用し生のアコースティックリズムを追求。実験芸術集団LIGNAのダンスパフォーマンスのために制作されたリズミカルなサウンドトラック!〈EDITIONS MEG〉〈A-MUSIK〉等の名門にてアカデミックな見地を交え作品を発表してきた鬼才FELIX KUBINのリズム実験。
DIYレフトフィールドサウンド聖地〈FUTURA RESISTENZA〉新作!表現主義ダンスの創始者ルドルフ・フォン・ラバンの運動理論に基づいた劇音楽のために制作。マリンバ主導のリズムにブラスを重ね、抽象的でありながらも機械的なリズムを形成した「Dämonen der Zerstreuung 」(sample1)など、当初電子音のシーケンスで作り上げる予定を、打楽器とミニマルエクレトロニクス、管楽器のフォーメーションで、より生き生きとしたテクスチャとポリフォニーの可能性について探索する方向でシフト。マスタリングにはRASHAD BECKERを迎えています。 (Akie)
Track List
- 2LP+DL
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Eddie Marcon
Carpet Of Fallen Leaves
Morr Music
- Cat No.: morr 201-lp
- 2025-06-26
ゑでゐ鼓雨磨と柔流まぁこんによる姫路のアシッドフォーク・デュオゑでぃまぁこんの22年にわたる歴史から楽曲をセレクトしたコンピレーションが、ドイツ・ベルリンの〈Morr Music〉から2枚組アナログで登場!自主レーベル〈pong-kong records〉から発表してきた数多くの自主制作CD-R作品から丁寧にすくい集められた、優しくサイケデリックで深い余韻が残るうたの世界です。
〈Morr Music〉による他の日本人アーティストーyumbo、Andersens、VA『Minna Miteru』ーに連なる、繊細で豊かな旋律を持つ楽曲を厳選したゑでぃまぁこんのヒストリー的コンピレーション『Carpet Of Fallen Leaves』。ハードコアの怖(coa)やサイケデリック・ロックバンドLSDマーチで活動していた二人が2001年に結成し、ゑでゐ鼓雨磨(歌、ギター、鍵盤)と柔流まぁこん(ベース)を中心に、楯川陽二郎(ドラムス)、影山朋子(ヴィブラフォン)、水谷康久(サックス、フルート)、朝倉円香(コーラス)、元山ツトム(ペダルスチールギター)、時々愛猫たちが加わっています。サイケデリックな感覚が瑞々しく漂い、日常と童話の世界が支え合う日本のうたものの特異点。即興から生まれた代表曲の一つ「とらとらいおん」、マヘルや渚にてなどのドラマー高橋幾郎との「ストロボ/交信」、 ...もっと読む (足立)亡き愛猫ポコちゃんに捧げられた「少女」、2022年のシングル「いつのまにかわたしたち」に至るまで、挙げきれない名曲の数々。忘れたくない大切な心象風景が広がっています。アルバムの再発やこれまで7inchになった曲に加え、「クローゼット」「ペイズリー」「真夜中の音楽」の他初めてアナログ盤に刻まれる曲も含まれ嬉しい限り。これまでと、これからのリスナーに大推薦。ジャケットアートワークは松井一平、ライナーノーツは田口史人。The PastelsのStephen McRobbieも推薦文を寄せています。700枚限定生産、ゲートフォールドジャケット、28Pのブックレット、DL付き。 (足立)
Track List
- LP (Green Vinyl)
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- New Release
Celestial
I Can Hear The Grass Grow
Ecstatic
- Cat No.: ELP088
- 2025-06-05
フィンガーピッキングギターとフレットノイズ、奥深くで眠る大切な記憶をえぐられるような、切なくて温かなメロディループ。英国実験電子音楽の要所〈ECSTATIC〉看板アーティストのCELESTIALが2年ぶりのカムバック!ギターとハーモニウムのハーモニー、牧歌的夢心地を更に深く追求した電子アコースティック名品。
これまで発表した2枚のアルバムでもメランコリックなアンビエント・コスミッシェを展開してきたマンチェスター出身のデュオCELESTIAL。今回は一層深く感傷に沈み込む電子アコースティックサウンドを披露。繊細なフィンガーピッキングギターにフラメンコの旋律を繊細に取り込んだフォーク「The Endless Stair」(sample1)。レーベルメイトのROMANCEを迎えたギターとエレクトロニクスの対話「Mermaid Boulevard」(sample2)、重層的ハーモニクスとギターのセッション「Skylark」(sample2)など。ほんのりとしたリバーブとエコー、緊張感のある録音まで、静的なアプローチも美しい一枚。毎度ジャケットも良い。 (Akie)
Track List
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Ezra Feinberg
Soft Power (2025 Limited Repress on Black BIO vinyl)
Tonal Union
- Cat No.: TU006LP
- 2025-04-24
PIANO MAGICの元メンバーでもある作曲家のEzra FeinbergのTonal Unionからの2024年のアルバム、追加プレス。書作人気のハープ奏者Mary Lattimore、RVNG INTL./4ADのBing And Ruthとしての活動でも知られるDavid Mooreや、Root StrataのJefre Cantu-Ledesma、GALTTA MediaのDavid Lacknerなどが参加しています。
アコースティック、エレクトロニック、ジャズ、モダンクラシカル、ニューエイジなどを跨ぐような素晴らしいサウンドを展開しているグラフィックデザイナーのAdam HeronのレーベルTonal Union。当店でもベストセラーのBlue Lakeやイノヤマランドとパスパルトゥー・デュオのコラボレーションと並んで、ベストセラーだったEzra Feinbergのアルバム「Soft Power」がバイオ・プラスチックのブラックバイナルで 再プレス。 (サイトウ)
Track List
- CD
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Lori Scacco
Circles
Plancha
- Cat No.: ARTPL-058
- 2025-01-24
知る人ぞ知る黄昏の名作。PREFUSE 73ことGuillermo Scott Herren主宰のレーベル、Eastern Developmentsからひっそりとリリースされ語り継がれている一枚。
解説・ボーナストラック2曲収録
時が経っても永遠に聴き続けるであろう、知る人ぞ知る1枚。2004年にひっそりと発表されて何度目かの再発でこの度またお届けできるのが嬉し。何かの予言のような雰囲気ではあるが、結局似たような作品があるようでないです。 (Shhhhh)
Track List
- Tape
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Woo
Music to Watch Seeds Grow By 001: Woo (Sweet Peas)
Music to Watch Seeds Grow By
- Cat No.: WatchSeeds001
- 2024-12-31
世間の喧騒を離れ穏やかに暮らす、南ロンドンのオープンリール宅録兄弟コンビ”WOO”の未発表楽曲編纂シリーズ第一弾!クラリネット、ギター、打楽器や電子音で丁寧に生み出す安らぎのハーモニー。音楽愛好家だけでなく庭師にも届けたいというインフォメーションも納得、まるで植物のよう、予期しない展開をもたらす純粋さ、感覚が宿ったサウンド。
〈DRAG CITY〉〈EMOTIONAL RESCUE〉〈PALTO FLATS〉など、錚々たる再発名門がこぞってその自主音源復刻に励んできたMARK IVES & CLIVE IVESからなる、カルトな兄弟インストユニットWOOの未発表シリーズのVol.1到着してます。穏やかなアコースティック楽器とシンセサイザー、直感的であり感覚的なアプローチで共鳴させたニューエイジ・アンビエント。このプロジェクトでは、調和を感じながらも予測できない有機的な音の流れを意識し、自然と音楽の共通点も提示しています。優しく、穏やかで、予想外。ポケットに忍ばせて自然散策したいカセットです。 (Akie)
Track List
- CASSETTE
- Recommended =
- New Release
boycalledcrow
eyetrees
Hive Mind
- Cat No.: HMR033
- 2024-11-04
壊れたテープのようにバクを繰り返すアコギのループ、牧歌的であり実験的、歪な郷愁が宿ったアコースティック音楽。ディープ発掘専科〈HIVE MIND〉から、チェスターを拠点とするサウンド アーティストBOYCALLEDCROWことCARL M KNOTTのカセットアルバムをストック!
RICARDO DIAS GOMESなどのジャンル実験的作品を数多く抱え、MAALEM MAHMOUD GANIAの再発などもを手がける重要レーベル〈HIVE MIND〉新作!調律不安定なアコースティックギターや壊れたアナログマシンによるエッジがぼやけたデザイン。フィールド録音や穏やかなコードが与える懐かしさを、壊れたループとミニマリズムでいびつに歪めた実験アコースティック作品。 (Akie)
Track List
- LP
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Zdehvedo Gob
Saturday Daily
Udacha
- Cat No.: UDACHA 018
- 2024-08-05
多種楽器、フィールド録音、聖歌、エレクトロニクスを組み合わせた実験電子アコースティックコラージュ作品!モスクワのDIYサウンドフロンティア〈UDACHA〉より、レーベルファミリーによる共同プロジェクト”ZDEHVEDO GOB”第一弾が到着。おとぎ話を辿るような不可思議な音のタペストリー。
DIYな電子アコースティック作品を送り出し、カルトな支持を集めていた〈UDACHA〉から、主宰であるA5やGAMAYUNらコアアーティストによるコラボレーションアルバム!モダンミニマリズム、宗教音楽、フォークの三大要素を基礎にしたアコースティックサウンドアート作品。多種民族打楽器、オルガン、サンプル、歌唱、電子音をスタジオセッション形式でコラージュ。牧歌的な懐かしさと底知れぬ神秘性。毎度ですがアートワーク・装丁にもやられます。 (Akie)
Track List
- LP
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Hotspring
Apodelia
Mood Hut
- Cat No.: MH034
- 2024-06-20
トロけるような低速と至福のギター、鼓膜を優しく振るわせる低音の重みまで心地よいアコースティックアンビエント/ダウンテンポ傑作です。どメロウなムードに目眩。YU SUとのユニット”YOU'RE ME”でも知られるバンクーバーの音楽家HOTSPRINGことSCOTT GAILEYが新作アルバムを携え〈MOOD HUT〉にカムバック!
SCOTT GAILEY名義でニューエイジ名門〈SÉANCE CENTRE〉から、AIDEN AYERSとしては〈PUBLIC POSSESSION〉からリリースしている実力者HOTSPRINGの4年ぶり新作!ギターと低音を深く振るわせたボーカルトラック「Blood」(sample1)に始まり、アコースティックインスツルメントに鍵盤が溶け込むインプロアンビエント「Don't Hum without Me」(sample2)など、音響構築・演奏技術をフルに活用した至福の一枚。夜更けにゆっくり聴きたい。 (Akie)
Track List
- 2LP
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Mårble
1691
DIG Records
- Cat No.: DIGRECLP05
- 2024-05-12
持ち味であるニューエイジフィーリングな柔らかいサウンド、新たにアフロキューバン・ラテンジャズのスピリチュアリティが注入され極上オーガニックサウンドスケープが完成。当店でもヒットを記録したマルチ楽器奏者MÅRBLEが2年の歳月を費やし新作アルバムを制作!ストーリー性のあるメロディ、打楽器の温かい響き、どこを切り取っても癒しに作用する傑作です。推薦。
〈NATURAL SELECTIONS〉からリリースされた「Elixir Of Immortality」(2018)も記憶に残る一枚だったロシア人ミュージシャンMÅRBLEことANTON GLEBOVの待望最新作到着してます!サンクトペテルブルクの旧スタジオで2年かけて制作・録音。アフロ/ラテン音楽からのインスピレーションを見事に昇華し、リラクシンなアコースティック・ニューエイジジャズアルバムに仕上げています。アブストラクトなホーンセクションも暖かい世界観に吸収してしまう独自のサウンドメイキングは見事の一言、幅広い音楽ラバーに手放しで推薦できる傑作です。 (Akie)
Track List
- 2LP
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Time is Away
Searchlight Moonbeam
Efficient Space
- Cat No.: ES032
- 2024-03-08
儚い音と夢想を誘う素晴らしいセレクションのNTSレジデント番組でもお馴染み、カルトな人気を博しているDJユニット"TIME IS AWAY"手掛けるライセンスコンピレーションアルバム第2弾!カスミトリオやKLANG、SLAPP HAPPY、SCALAなど、、淡色に揺らいだサウンドの括りで、コア且つ幅広いアーティスト、楽曲をセレクト。推薦!
第一弾「Ballads」も大反響だったTIME IS AWAY(ELAINE TIERNEY、JACK ROLLO)監修コンピレーションから新作!今回はNOISE IN MY HEAD主宰〈EFFICIENT SPACE〉より。文学の魔術師イタロ・カルヴィーノの小説や中世の寓話を音楽的に再現すべく選曲・編纂。フォークや実験電子音響、室内楽まで。カスミトリオや陳明章、SLAPP HAPPY、HARRY PLUNKET-GREENEに至る世界各地、年代も様々なセレクションをラインセンスを取得しコンパイル。感情的で神秘的。スコットランド出身のアーティストPENNY DAVENPORTのアートワークも沁みます。トラックリストからも是非。 (Akie)
Track List
- LP
- Digital
- Recommended
- Back In
Gunther Beckers
WALKMAN
Music From Memory
- Cat No.: MFM 035
- 2019-09-05
MUSIC FROM MEMORYの最新発掘ワーク、ドイツはアーヘンの画家兼作曲家GÜNTHER BECKERSが82年に自身の展覧会のために制作した自主盤がリイシュー。リズムボックス、アコースティックギター、ギターシンセ、コーラスという最小限の構成要素が際立たせる感傷的世界観。ALEX DE GRASSI、WILLIAM ACKERMAN等のECM関連のジャズミュージシャンとともにギタリストとしてツアーを行うほどの腕前を持つG.Bの繊細すぎるメロディセンスを味わってほしいです。
信頼のシンセサイザーミュージック発掘専科〈MUSIC FROM MEMORY〉から、80年代ミニマルミュージックの隠れた名作を復刻。そのコピーのほとんどはアートコレクターが所有していたという希少な自主制作盤。構成のみならずコーラスにさえ意味を持たせない突き詰めたミニマル志向、音と音の空白とセンチメンタル極まりないメロディが至極の孤独感を作り出してます。特出すべきは音響に対するとんでもないこだわり方。人間の空間聴覚の原理を利用するためにマネキンの耳にマイクを装着し録音。そのタイトル通り、ポータブルのプレイヤーでも美しく聞こえるサウンドを作り上げてます。少量入荷です。 (Akie)
- 2LP
- Recommended =
- New Release
Stephen O’Malley & Anthony Pateras
Sept duos pour guitar acoustique et piano préparé
Shelter Press
- Cat No.: SP146
- 2023-10-09
アコースティックギターとプリペアドピアノ。両者の倍音を擦り合わせるセッション。SUNN O)))のメンバーであり、〈IDEOLOGIC ORGAN〉ディレクターSTEPHEN O'MALLEY、メルボルン拠点の電子音楽家/ピアニストANTHONY PATERASの共作二作目。デジタル処理を活用した前作とアプローチを変え、完全アコースティック、オーバーダブなしの音楽的対話。
FELICIA ATKINSON主宰の先鋭電子音楽処〈SHELTER PRESS〉からのリリース!前作『Rêve Noir』(2018年)と同様にギターとピアノの構成ながら、今回はSTEPHENによるアコースティックギターと、ANTHONYが久しぶりのプリペアド・ピアノ(弦の部分に異物を挟むピアノ、奏法)を使用。純正調のチューニングのギターに、打楽器・金属的な響きを有した複雑な倍音のピアノをまともに対峙させたアコースティック実験。推薦です。 (Akie)
Track List
- LP
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- Back In
Santilli
Motions
Mad Habitat
- Cat No.: MADHAB06
- 2023-09-27
12弦ギターとシンセサイザーを中心に、カリンバやログドラムなど多種打楽器で構成。音楽で自然風景を浮かび上がらせるオーガニックサウンドスケープ。推薦!〈INTO THE LIGHT〉などから傑作を生み出してきたマルチ奏者SANTILLIの新作アルバム。心地よさにとどまらず、物哀しさまで宿らせる豊かな叙情表現が素晴らしい。
JACOB FUGARとのニューエイジユニット"ANGOPHORA"として活動するSANTILLIが〈MAD HABITAT〉にカムバック!12弦ギター、ピアノ、コンガ、ボンゴ、カリンバ、ログドラム、ビリンバウ、ウドゥ、フルートなど多種生楽器を使用して宅録した有機的ニューエイジアルバム。豪州植民地化以前、シドニーの先住民”エオラ”を想い制作したこともあり、全体としてどこか哀愁の漂う仕上がり。打楽器とアコギの反響が心地良くも、ただのヒーリングサウンドに終結させない素晴らしい手腕。トラックリストからも是非。 (Akie)
Track List
- LP
- CASSETTE
- Recommended
- Back In
Woo
Into The Heart Of Love
Palto Flats
- Cat No.: PF013
- 2023-08-14
オープンリール宅録兄弟、MARK IVES & CLIVE IVESコンビによる、踊るように爪弾かれるアコースティック・ギターを主軸においたハーモニックな美しい演奏、眩いくらいのエンジェリック・ニューエイジ・サウンド。
ネオアコ前夜のポスト・パンク/N.W.の金字塔コンピ「PILLOWS & PRAYERS」の冒頭を飾ったバンド・FIVE or SIXの数少ないリリース作品にいくつか参加する傍ら、アンビエント〜アコースティックを指標したインストゥルメント兄弟デュオを結成し、自主制作でのカセット・アルバムをいくつか残している・WOOの、90年作「Into The Heart Of Love」がめでたくリイシューされました!エヴァーグリーンなファンタスティック・アルバム。個人的にも昔からプレイしていた、本アルバムのタイトルと同名曲の「The Heart Of Love / Lullaby」(sample3)など、優しく夢見心地なアレンジメントはWOOにしかできない真骨頂。レコメンド!
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ララージ等の演奏で知られる弦楽器ツィターや、ギターなどのリラックスした心地よい音で始まります。Sun Arcsの音楽は、終始その優しい心地よさがありますがそれだけではなく、次第に背後にフィードバックやドローンが挿入され覚醒へと向かうような作用があり、サイケデリック、桃源郷のような世界、音の強度、自然と同期するような美しさを感じます。傑作の予感。 (サイトウ)