60年代のニューヨーク、反戦運動や、公民権運動、フェミニズムなどが巻き起こり、変革の舞台となったグリニッジ・ヴィレッジで、その主役だったボブ・ディランやフレッド・ニールも虜にし、Devendra Banhart達現行のアーチストもフェイヴァレットに挙げる稀有のシンガーソングライターKaren Dalton。彼女の名盤「In My Own Time」が、1971年のオリジナルリリースからの50周年と、LITAのレーベル20周年を記念して新たに再発されました。ボブ・ディランのバンドや、後のマイルス・デイビス 「Bitches Brew」のバックでのべーシストHarvey Brooksがプロデュース。12弦ギターやバンジョーで弾き語りながらThe BandやDino Valenti、Paul Butterfiledらのカヴァーも歌っています。 2006年に〈Light In The Attic〉による復刻が行われて以降、マスターピースとして愛されてきた一枚。先行でボックス仕様の再発が行われましたが、こちらは、クリアバイナル、見開きスリーヴ、20ページのブックレットがついた単体での再発。お値段はりますが生涯の一枚になりえます。 (サイトウ)
Death In Not The End 2022年の傑作カセットテープ作品「Pure Wicked Tune」が待望アナログLPリリース!!待っておりました!!1980年代半ばから90年代初頭にかけて、サウス&イースト・ロンドンのレゲエのサウンドシステムで、レアグルーヴ/ブルースをプレイしていたDIYカセット・レコーディング音源からの厳選セレクション&カットアップした架空のミックステープ風のコレクション作品。この雰囲気、本当にたまりません。
T. Bone WalkerやLou Rawlsと共に長年に渡りドラマーとして活動していたUS中西部ミズーリー出身VAN BURENが1980年代初頭に自身のレーベルJVBを設立リリースされた彼のディスコグラフィの中でも最もオブスキュアなマイナー曲ながら、何ともたまらなく愛くるしい哀愁名曲「Bronco Queen」がTRAMPより限定7インチ復刻。A面ヴォーカル・バージョン(sample1)はもちろんの事、B面インストバージョン(sample2)のブルージーな哀愁具合に泣き濡れる。 (コンピューマ)
Simon & Garfunkel、Fairport Convention、Nick Drake、Sandy Dennyによってカバーされたことで後にその存在を知られる事となったNY出身シンガー/ギタリストJackson C. Frankがイギリスに渡り1965年UKコロンビアからPaul Simonプロデュースによってリリースした唯一のアルバムにして内省的フォーキー珠玉名作アルバム「Jackson C. Frank」2018年アナログ復刻盤。ストックできました。
LIGHT IN THE ATTICが、Lou Reed Archiveを立ち上げLOU REEDの未発表音源の再発に着手。1965年のデモ・レコーディング。丁寧な復刻作業、ルーリード、ヴェルベット・アンダーグラウンドに影響を受けた人なら、文句なしに推薦の一枚です。カセット入荷。
歴史を変えた1967年のAndy WarholプロデュースのThe Velvet Underground & Nicoへと繋がるLou Reedのデモ・レコーディング。the Lou Reed ArchiveとLaulie Andersonの協力のもと、LIGHT IN THE ATTICがリリース。1964年のジョン・ケイルとのセッション、「I'm Waiting For The Man」、「Heroin」、「Pale Blue Eyes」といった名曲がこの時点で演奏されている。冒頭「I'm Waiting For The Man」の二人の掛け合い、ギター。ルーリードのハーモニカが聴ける。二人の音に宿っている陽の熱量に圧倒されます。若きジャンキー達のブルース。是非。ヴェルベット・アンダーグラウンド正規のアルバム3作は別格としても、これもファンに愛され続ける一枚になると思います。グラミーノミネートの技師John Baldwinがオリジナルのテープからリマスター。ドン・フレミング、音楽評論家グリール・マーカスなどのライナーノーツ、歌詞、貴重な写真などで構成された28ページのブックレットが封入さてています。 (サイトウ)
Death In Not The Endからまたしても凄いの出ました!「Pure Wicked Tune」は、1980年代半ばから90年代初頭にかけて、サウス&イースト・ロンドンのレゲエのサウンドシステムで、レアグルーヴ/ブルースをプレイしていたDIYカセット・レコーディング音源からの厳選セレクション&カットアップした架空のミックステープ風のコレクション作品。この雰囲気、たまりません。
現行ヴィンテージ・ディープソウル・シンガー Eli "Paperboy" Reed の自宅から発掘された、クリーブランド・シーンの生々しいファンキー・ブルース。無名のブルース・マン、Fred Davis(1939-1988)の遺作アルバムが歴史的初リリース!〈Colemine Records〉のリイシュー・ライン〈Remined Records〉から。
60'sサザンソウルを現代に伝える人気シンガー Eli "Paperboy" Reed は、T-BONE WALKERのような演奏とJ.B. LENOIRのような歌声が特徴で、一人で演奏して歌っていてもまるでフルバンドのようなサウンドを奏でることができたという謎多きブルースマンの話を子供のころに聞かされていました。当時、Eliのお父様とFred Davis が同じ職場から親しくなり、Eli 父は自宅に機材とバンドを用意し録音を遂行。そして実家の屋根裏から見つかったテープが Fred Davis のものと知った Eli は、その音源をリリースするまでにこぎつけたというドラマも温かい。ブルースの抑揚とソウルフルな表現や、同時期のシカゴ的ウエストサイドのテイストもブレンドされた稀有なサウンド。 (AYAM)
チューニングの狂ったピアノ、子供たちの話し声の入ったリハーサル録音、ペニャペニャのエレキとシタール、、オハイオの知られざるゴスペルシンガー SHIRLEY ANN LEE が67年〜69年の間にミシガン州のレーベル〈REVIVAL〉で録音したアーカイブと70年代初頭までに残した地下録音作をコンピレーション。発掘最前線〈NUMERO GROUP〉内のフォーク、民俗学的録音やエクスペリメンタルなどに特化したサブレーベル〈NUMEROPHON〉から。
Candi StatonとともにTHE JEWEL GOSPEL TRIOのメンバーでもあったSHIRLEY ANN LEEのソロ音源集。活動当時に短期間ながら放送されていたシャーリーのラジオ番組『Shirley Ann Lee Radio Hour』の録音音源からのものが大半で、話し声や荒削りな演奏、割れる高音など 昨今の似非ローファイとは比にならない真のローファイなサウンドはこの作品最大の旨み。シャーリーの歌声よりもリバーブ激深のシタールにフォーカスした、このアルバムの中で一際サイケなブルース「All I Have To Depend On」(sample_1)、アルゼンチンなリズムを取り入れた「There's a Light」(sample_2)、歪なギターと泣のメロディがすばらしいゴスペル「Stay On Your Knees」(sample_3)がおすすめです。スウィンギンなジャイブなどもありますので、トラックリストからも聴いてみてください。ちなみに「Someday」は2018年に信仰深いカニエ氏(みなさんちゃんとYeって呼んでるんでしょうか)にサンプリングされております。さすが。 (AYAM)
2018年のデビュー時にビルボードのブルース・チャートに急浮上して以来、ブルース・ファンから熱い眼差しを受け続けるGA-20。初期の伝統的なエレクトリック・ブルース、カントリー、ロックンロールを交わらせ、自分たちが好きな歌をベースにしたスタイルは、ただ当時のブルース/カントリーを模したものとは一線を画しており、ルイジアナ風ののんびりしたA2「Dry Run」や、ダーティで骨太なA3「Easy On The Eyes」(sample_2)、メロディックなガレージ調のA1,B5「Fairweather Friend」(sample_1)など、アルバムとしてのトータルバランスも素晴らしい。 (AYAM)
6本指のブルースマン、ハウンド・ドッグ・テイラーへのオマージュ。アンプリファイド RAW BLUES。DOORS、SONICSなどブルースの洗礼を受けた音を受け継ぐホワイトマン・ブルースの系譜。痺れる。
シカゴブルースを受け継ぐボストンのブルース・バンドGA-20。熱烈なブルース好きだった青年BRUCE IGLAUERがHOUND DOG TAYLOR & THE HOUSE ROCKERSのデビューアルバムをリリースする為に設立し、名門となったALLIGATOR RECORDSと、人気を博すCOLEMINEのサブレーベルKARMA CHIEF RECORDSが共同で、この2NDアルバムをリリース。 (サイトウ)
6本指のブルースマン、ハウンド・ドッグ・テイラーへのオマージュ。アンプリファイド RAW BLUES。DOORS、SONICSなどブルースの洗礼を受けた音を受け継ぐホワイトマン・ブルースの系譜。痺れる。
シカゴブルースを受け継ぐボストンのブルース・バンドGA-20。熱烈なブルース好きだった青年BRUCE IGLAUERがHOUND DOG TAYLOR & THE HOUSE ROCKERSのデビューアルバムをリリースする為に設立し、名門となったALLIGATOR RECORDSと、人気を博すCOLEMINEのサブレーベルKARMA CHIEF RECORDSが共同で、この2NDアルバムをリリース。 (サイトウ)
2019年グラミーのベスト・ヒストリカル・アルバムとベスト・ライナーノーツを受賞した、アメリカ南部研究の確立と拡大に揺るぎない貢献をした録音家、映像作家、民俗学者、教師である William Ferris のライフワークの凝縮。
アメリカ南部の画期的な記録作家であり、多くの著書があると同時に、ノースカロライナ大学チャペルヒル校の名誉教授、アメリカ南部研究センター上級副所長でもある William Ferris 。60〜70年代にかけて故郷のミシシッピ州を巡り、ブルースのルーツとなる多様な音楽的伝統について語り、演奏するアフリカ系アメリカ人の声を記録するのが William Ferris のライフワークでした。今作はフェリスが66年〜74年にかけてブルースとゴスペルのフィールドで録音しまとめたもの。 (AYAM)
その圧倒的存在感と声で君臨する浅川マキ1988年23枚目のアルバムにして、1980年代の浅川マキの白眉とも言える傑作。Bobby Watson、Tony Maiden、本多俊之、Andre Fisher等、日米名手の名演も素晴らしい、オリジナル英語詩にもチャレンジしたクロスオーバー・ジャズファンク&ソウルフル意欲作「Nothing At All To Lose」がLP復刻。
James Brownを思い出させてくれる、胸キュン圧倒的な声のソウルフルでファンキーな存在感に魅了される。オルガンの鳴りも愛おしい。ヴィンテージ・モダン・ブルージー哀愁に咽び泣くB面「Save Your Tears For Someone New」も激渋美学。 (コンピューマ)