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Midori Takada
Through The Looking Glass
BRIDGE
- Cat No.: EGDS-75
- 2025-05-01
80年代の日本の環境音楽/アンビエントに影響を受けたアルゼンチンのプロデューサーFacundo ArenaのプロジェクトThe Kyoto Connection。過去2作はいずれも中古市場で万越えの人気となっている3部作の最終章。『自然と伝統が日常生活のリズムを形作る、静かな田舎の村での生活を想像させるサウンドトラックとして展開する。繊細なメロディーと没入感のあるサウンドスケープを織り交ぜながら、刻々と変化する日本の四季のエッセンスを15曲の楽曲』。 (サイトウ)
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ポストパンク期の大阪を代表するインディー・レーベル、ヴァニティ・レコードの第二弾として1978年に発表された『クリスタリゼイション』は、SAB(サブ)と呼ばれた当時若干19歳の天才音楽家が思い描いた壮大な音楽の叙事詩を、電子音楽機材を用いて磁気テープ上に「結晶化」したアルバムで、「ニューエイジ」の呼称・風俗が日本に広まる前に出現したプレ・ニューエイジ・ミュージックの名盤です。録音では2人のミュージシャンのサポートを受けていますが、大半はSAB自身による多重録音で制作された、いわゆる「宅録」ベースの作品。SABの唯一のソロ・リリースである『クリスタリゼイション』にはBrian EnoとObscureレーベル勢やPopol Vuhからの影響を窺わせる編曲・楽器法が聴けますが、それらの影響か らの回避も同時に試みており、その結果、「どんなシンセ音楽の系譜にも属さない傑作」(※註)という地位を獲得。2020年代のオーディエンスにとっての新たな古典となっています。また、近年勃興したニューエイジ・リバイバルや日本の環境音楽の再発見といった動向の中で、時を経て一層輝かしい音楽価値を持つこととなりました。アートワークにある瑪瑙の図版は思想家ロジェ・カイヨワの著 作から着想を得てまりの・るうにい(松岡正剛夫人)が描いたもの。
※註)『レコード・コレクターズ』誌 2023年11月号 特集「日本の新名盤1970-89」掲載 田山三樹氏による『Crystallization』評。
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変名SECRET CIRCUITとしては〈BEATS IN SPACE〉〈STONES THROW〉などでオルタナティブなダンス作品を生み出し、昨年は〈GOOD MORNING TAPES〉からアルバムをリリースし話題となったE RUSCHA。コスミッシュクラウトロックに系譜するシンセサイザー使いにアコースティックインスツルメントを組み合わせた有機と宇宙が交錯する第四世界メディテーショナルサウンドスケープ。一年草であるコスモスの一生が映し出された起伏あるアルバム構成、オールラウンドに音楽探求をするRUSCHAならではのジャンル横断も見事。お花シリーズカセット、全て集めたくなるアートワークも毎度素晴らしい。 (Akie)
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小室哲哉にシンクラヴィアの使い方を教え、ソロ作のプロデュースや、ドラマ『ロングバケーション』や『ラブジェネレーション』のサントラを手掛けたことでも知られる名プロデューサー日向大介。雑誌ターザンが監修したエクササイズビデオ『ビデオターザン』(VHSとレーザーディスクのみ)の2作目『男と女のセクシーボディ・マニュアル』の音楽として制作された、イメージアルバムのような作品。1作目でも音楽を担当し、その際に音楽が良かったためビデオはナレーションを入れないかたちでリリースされることになったという話も残っています。陽光暖かで透き通った風が吹き抜けるような呼吸のバレアリック〜プロト・チルウェイブ〜ニューエイジ〜プロト・ヴェイパーウェイブの名作。レーベルインフォには「ジョン・ヒューズ映画の想像上のアンビエント・サウンドトラックのよう」だとありましたが、例えば羽仁進、あるいは武田一成だったらと想像してしまいます。帯付き、ターコイズ&ライトピンク・ヴァイナル。 (足立)
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昨年の来日公演も素晴らしかったASA TONEと、フランスのニューエイジ/アンビエント/ミニマルの要素を融合したフランスの伝説的実験音楽家Ariel Kalmaとのコラボリリース。もちろんASA TONE節はそのまま、すでに型ができてますね。安心のフローティン・コズミック絵巻。いつものようにリピート。(Shhhhh)
※本サイトのトラックリストに記載ありませんが、7曲目にボーナストラック「Dial」が収録されています。
ジャカルタ出身でYoung Magic(Carpark)のメンバーでもあるMelati Malay、Human Pitchの創始者でもあるマルチメディア・アーティスト、Tristan Arp、100% silkからリリースしている匿名プロジェクトKaaziによる多国籍ミュージック・プロジェクトAsa Tone。ジャカルタのジャングルの仮説スタジオにて10日間で録音し、Leaving Recordsから2020年初頭にリリースしたデビュー・アルバム『Temporary Music』が各所で話題となり、ミュージック・マガジン 「ベスト・アルバム 2020」のエレクトロニック・ミュージックで4位に入るなど、未だロングセラーとなっている彼らと、エレクトロニック・ミュージックのパイオニアとして知られる重鎮Ariel Kalmaがまさかの邂逅!
パリ生まれのエレクトロニック・ミュージックのパイオニアであり、1970年代のGRMの卒業生でもあるアリエル・カルマが、多国籍のニューヨーク・トリオ、アサ・トーン(Kaazi、Melati ESP、Tristan Arp)と共に、世代を超えた、向精神的な、エレクトロ・アコースティックなスタジオでの対話を重ね、リズムと管楽器の弾力性、あるいは初期のリスナーが観察したように「時間と空間」を探求している。
パンデミックの最中、オーストラリアの熱帯雨林にあるアリエルのスタジオで偶然彼に出会ったMelatiとKaaziは、Kalmaと長時間のライヴ・テイクを録音し始め、遠隔地からTristan Arpの生物発光のようなシンセの即興演奏を遠隔操作で織り交ぜていった。
そして数年後、ニューヨークとインドネシアのそれぞれの家でエディットし完成した本作『O』は、アルバムの演奏者全員の人生における重要な瞬間を記録したものであり、危機の時代における記憶とつながりへの頌歌だ。スティール・フルート、カンティラン、モジュラー・シンセサイザー、ザフーン、テナーサックス、EWI、周囲の熱帯雨林のフィールド・レコーディング、そして人間の声のちらつく断片によって照らされる。
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「Ways To The Deep Meadow」というタイトルは、LA MONTE YOUNGやVELVET UNDERGROUNDとのコラボレーションでも知られm詩人、神秘主義者、シャーマンでもあるアンガス・マクえライズが書いた詩「Universal Solar Calendar」にインスパイアされたもの。人工知能をめぐるアイデアを探求していた時期に制作されたというSIDE-1は、物理学や仏教、コンピューターとサイバネティクスの文化に関する書籍にふれた思索が背後にある。SIDE2は、Janine Rook’の「Made In Dreams」という絵画の個展や、ファミリー・フォアジング・キッチンの創設者であるヴィックス・ヒル・ライダーが脚本と監督を務めた自然環境にまつわるドキュメンタリー「Wild Edge」のために制作された音源。 (サイトウ)
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シドニーのオーガニックサウンド新流にして、〈KEN OATH〉を運営する鬼才JAMES GREVILLEが主宰する名所〈MAD HABITAT〉注目新作!2017年にシドニーオペラハウスで開催されたコンサートに出演していたJ. FESTER aka COUSINとH. BURRIDGEのセッションユニットとGREVILLEが出会い実現した7年越しのアルバムリリース。太くて甘いジャズマスターサウンドにディレイやトレモロを施し心地よく揺らした空間、モジュラーシンセも導入したリズミカルな音の反復。ヒーリングに作用する浮遊感アンビエント、ギタージャム。 (Akie)
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Chee Shimizuプロデュースによる19分と16分強のセッション。本物のNewageファンに推薦のメディテーショナルなディープ・サウンド。(サイトウ)
『Soft meets Pan / Tam』(2021年)、『WaNaWa/ WaNoWa』(2023年)、『Zen Ensemble / Garden Of Time』(2024年) とアナログ・リリースを重ねてきた、JUZU a.k.a. MOOCHY主宰CROSSPOINTとChee Shimizu主宰17853 Recordsによるコラボレーション企画の第4弾として登場するのは、日本古来のエスニック・ミュージックとアンビエント/実験音楽を独自の世界観で融合する尺八奏者KENJI IKEGAMIによる最新作。テリー・ライリーの精神を継承するチェロ奏者の瀬藤康嗣 a.k.a. Denca、アイヌの伝統楽器ムックリの奏者 UtaEとの共演による長尺曲を 2 曲収録。
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前作「Rainworks」で感じるどこか無機でダークな風合いとはまた違った直情的アンビエント/ニューエイジ作品。透明感を持って揺れ浮くシンセサインザーアンビエンス、そして旋律楽器や電子音はEnoを思うミニマルな交わりを見せてます。そのインスツルメンツも、チターなどの打楽器からギターまで様々。脳を解くメディテーショナルな音のゆらぎと、感情に刺さる旋律が同居するサウンド。MFMの傑作コンピを仕掛けたJOHN GÓMEZによるライナーノーツを封入した豪華2LP。トラックリストからも全曲試聴可能です! (Akie)
Resonant Bodies「共振する身体」。二枚組、18曲のコンセプチュアルなフル・アルバムが到着しました。混沌から、正の波動が立ち現れてくるような冒頭から素晴らしいサウンドが展開されていきます。ドローン、音響、メロディ、精神と身体への音の作用。
「ある身体が振動して音を発し、それが別の身体に届いて振動し、新しい音を発生させ、さらに別の身体を振動させて別の音を発生させる...。無限に広がる身体のオーケストラが、それぞれの音の振動を掛け合わせ、「Resonant Bodies」のシンフォニーを創り出すと想像してください。共鳴はコミュニケーションの原理であり、音は人と人との絆や相互関係を構築するものです。「Resonant Bodies」の作品は、全体の一部であると同時に、全体を生み出すものでもあるのです。他の作品とは異なり、「Resonant Bodies」を完成させるのにかかった約2年の間、作品は徐々に完成し、前のレイヤーで発生した振動によって小さな音の粒子が加えられ、不完全で同期した音のオブジェクトが出来上がったのです。"コミュニケーション"」。 (サイトウ)
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10年以上に渡りコラボレートしてきたLos AngelsのNicky Benedekと、ピアニストのAnthony Calonico、BENEDEK作品はじめ、ALEX HOからJAMMA DEEまでエンジニア、プロデューサーとして携わってきたAlex Talanの3人によるプロジェクト。ジョン・ハッセルの"第4世界"につうじるような空想的な音の世界。アナログ再ストックしています。 (サイトウ)
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〈DRAG CITY〉〈EMOTIONAL RESCUE〉〈PALTO FLATS〉など、錚々たる再発名門がこぞってその自主音源復刻に励んできたMARK IVES & CLIVE IVESからなる、カルトな兄弟インストユニットWOOの未発表シリーズのVol.1到着してます。穏やかなアコースティック楽器とシンセサイザー、直感的であり感覚的なアプローチで共鳴させたニューエイジ・アンビエント。このプロジェクトでは、調和を感じながらも予測できない有機的な音の流れを意識し、自然と音楽の共通点も提示しています。優しく、穏やかで、予想外。ポケットに忍ばせて自然散策したいカセットです。 (Akie)
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ケルト、アパラチア民俗音楽の歴史家でもある彼女がダルシマー、ツィター、ハーディガーディ、ハープシコードなどの伝統楽器を操り、古楽と現代音楽、中世と現代を渡り歩いた孤高のサイケデリック・フォーク音響作品。ニューエイジ。自身が設立したCentral Maine Power Music Companyで活動を共にした音響彫刻家Robert Rutmanによる自作楽器スティールチェロの深い響きと共に、アメリカン・フォークロアの最深部から立ち昇ってくる珠玉の音のパッチワーク。彼女にとって数少ないフルバンド編成のタイトル曲(sample1)も素晴らしい。当時の貴重な写真やドローイング、スコアなどを掲載した8ページのブックレット付き。 (足立)
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エリアン・ラディークのドローンや、ロバート・アシュリーの音楽にも匹敵するような、東洋の音楽にも影響を受けたユニークリズムとヒーリングナヴィゲーションの音楽。ヨガの現場からのシャーマニズムの影響、実験的なコンテンポラリー・ダンスカンパニーにも所属する。正調ガイダンス。TIME CAPSULEからの素晴らしい音楽との出会い。推薦盤です。
(サイトウ)
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来日まじかのLIEVEN MARTENS MOANAとEM RECORDSのコラヴォレーション企画。FINIS AFRICAEのアルバムを丸ごと素材にリーヴォンが音源を構築したニューアルバム。楽しみにしていた一枚がついにリリースです。フィールド・レコーディング、アルバムの素材、エレクトロニクスをベースに、テープやアナログな手法と、デジタルなプロセス両方を駆使しながら、綿密に、かつ情景的な音世界を構築していて聴きこむほどにその世界の不思議な魅力に引き込まれていきます。是非ヘッドフォンか、良い音環境で体験してみてください。それぞれの曲は、フィニス・アフリカエと彼の息子以外に、武満徹、湯浅譲二、米現代音楽のパイオニア、チャールズ・アイヴズに捧げられている。 (サイトウ)
EM RECORDSが総力で贈るヘンリー川原のアーカイヴ。アナログ盤も入荷しました!「シャーマン・デジタル・マッシュルーム」や「Sound LSD」シリーズなどの作品を残すヘンリー川原。VAPOUR WAVE、デジタル・ニューエイジのルーツというべき、サイケデリック・セラピー、サウンドジャーニーを探求、模索した国産サウンドの秘宝!2枚組LP高品質カッティングでのセレクション.解説、インタビュー等ぎっしり8P渡るブックレット付。 (サイトウ)
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韓国の新世代アンビエントデュオSALAMANDA手掛ける神秘のニューエイジダンス「Baraka」を皮切りに、前衛的にUKベースサウンドを開拓するWILL HOFBAUERのガラージリミックス「Heart Shaped Mole」や、ダブワイズテクノのカリスマAL WOOTTONの部族ダウンテンポ「Riot on the Hush」など。原曲に秘められた東洋神秘性を引き出しながら其々のフィールドでアレンジを加えた名品ばかり。トラックリストから全曲試聴できます! (Akie)
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米国老舗インディレーベル〈NOT NOT FUN〉からのリリース!やけのはら、P-RUFF、H.TAKAHASHIの作曲担当3人と、グラフィック・デザインおよび映像担当の大澤悠大によって構成される4人組アンビエントユニット「UNKNOWN ME」の最高傑作とも名高い最新作をストックしました。小川のせせらぎや加工された鳥の声が使用。アンビエントはもちろん、IDMテクノ、バレアリックまで。リズミカルな音の配列と耽美なシンセシスで渡り歩く表情豊かなアルバム作品。トラックリストから全曲試聴いただけます! (Akie)
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日本産の80sミュージックが大きな注目を集める中、MARIAHの再発に続いて海外でアナログ再発され反響を呼びながら、日本向けに販売禁止という残念な状況になってしまった高田みどりの1983年のアルバム「鏡の向こう側」。結局アナログはMARIAHに続き国内向けなさそうですが、日本盤のCDがリリースされました。BLU-SPEC CD2という通常のCDプレイヤーで再生可能な高音質の新しい技術だそうです。『高田が「時間と体、体の内部に向かうことに対し体がどう反応するか」というテーマを掲げ、マリンバ、ゴング、カウベル、オカリナ、タムタム、足踏みオルガン、土鈴、コーラの瓶、シンバル、ビブラフォン、ピアノなど様々な楽器を一人で演奏し、オーヴァーダビングを重ねて完成させた作品』。原雅明氏の解説、ポストカードがついてます。内容は、やはり今再評価されてしかるべき素晴らしい作品で、ポリミニマルな「Crossing」、15分に渡るとことん潜り込む「Catastrophe Σ」等のハイライト筆頭に是非聴いて欲しい素晴らしいアルバムです。 (サイトウ)