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Ian William Craig
Meaning Turns To Whispers
Aguirre
- Cat No.: ZORN43
- 2025-11-11
儚い美しさと脆さを持つIAN WILLIAM CRAIGの2016年作。LEYLAND KIRBY、TIM HECKERなど好きな方は要チェックです。
今年亡くなったJÓHANN JÓHANNSSONやHAUSCHKAなどのリリースをしている〈FATCAT〉傘下の〈130701〉からリリースしたり、先日2014年の名盤「A Turn Of Breath」が再発されるなどされたIAN WILLIAM CRAIG。こちらはベルギーの〈AGUIRRE〉よりリリースされたもので、ピアノの即興演奏やフィードバックループを録音したものを編集、劣化させたりして作られたものです。美しいピアノの旋律に激しくぶつかるノイズサウンドが儚く美しさを引き出しています。 (日野)
- 2LP
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Hia & Biosphere
Polar Sequences (Remastered)
Biophon
- Cat No.: BIO32LP
- 2025-11-11
音響名門Touchからの数々の名作で知られる、ノルウェー、アンビエント才人BIOSPHEREことGeir Jenssenが、The Higher Intelligence Agency(HIA)とコラボレーションした1996年の自然科学フィールドレコーディング・エレクトロニック・アンビエント名作「Polar Sequences」が自身のレーベルBIOPHONよりリマスタリング復刻。6年ぶりにリプレス!久しぶりに再入荷できました。
BIOSPHEREの住むノルウェー北部のロープウェイ、山頂の山小屋などの極寒の環境音をフィールドレコーディング、それらを素材にエレクトロニック加工して作り上げた壮大なる音のドラマ。臨場感と共にイマジナリーな音風景とエレクトロニックがアンビエントにダウンテンポ・ドキュメント構築されている。自然の厳しさと優しさ、美しさの同居した凄みのあるドリーミーでメランコリック名作。マスタリングはScapeボスStefan Betkeが担当。自身のBIOPHONからのリリース。推薦盤。トラックリストからもどうぞ。 (コンピューマ)
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Clay Kin
Vevey
Squama Recordings
- Cat No.: SQM034
- 2025-11-10
様々な民族音楽の影響も伺えるパーカッション、エレクトロニクス。曲名は録音した地点の方位だと思われ、主に山や森の奥深く屋外で即興的に録音され、鳥のさえずり、水のせせらぎ、子供たちのおしゃべりなどのフィールドレコーディングを交えた、躍動感溢れる瑞々しい魅惑のサウンドが産まれています。是非じっくりチェックしてみてください。
先鋭ジャズとエレクトロニクスがクロスする、ドイツの先進レーベル〈Squama Recordings〉から、Enjiの最新作のサウンドのキーマンの一人でもあり、Valentina MagalettiやHerbert、ECMのColin Vallonはじめ多くのセッションに参加しているスイスのパーカッショニストJulian Sartoriusと、We Jazz等に合流しているUKの電子音楽アーチストDan Nichollsによるプロジェクト Clay Kinのデビュー作。素晴らしい一枚。再ストックしました。180g重量盤グレーのカラー・バイナル。 (サイトウ)
Track List
- 2LP+DL
- Recommended =
- New Release
Efdemin
Poly
Ostgut Ton
- Cat No.: Ostgut LP 38
- 2025-11-06
ベルリンのミニマル/テクノ/アンビエントハウス鬼才EFDEMINことPhillip Sollmannによる6年ぶり待望ニューアルバム「Poly」がOstgust Tonからリリースされた!!いやはや待った甲斐がありました!エレクトロニック・ダンスミュージックとテクノミニマル、アンビエント、現代音楽、実験音楽エクスペリメンタル・アヴァンギャルドの歴史と現在、未来を繋げる唯一無二圧巻のエレガントな音世界が広がる意欲作にしてトリップサウンズ傑作が誕生している。
今作「Poly」はタイトル通り、リズム、テクスチャー、スタイル、そして、エモーションの多様性を探求する、緻密にじっくりと構築されたテクスチャーが、テクノの起源に敬意を払いながらも未到の領域へ踏み込みながら多次元的な音響空間をデザイン配置しながら音響探求された11トラックによって構成されている。
神秘的サウンドスケープ、様々な領域や音風景を夢幻的に行き来する夢見心地な60分。アルバムカバーには、著名なドイツ人アーティスト、Isa Genzkenの人間の耳を捉えた深い聴取のメタファーとして機能する印象的な写真が使用されている。美しいジャケットアートワーク装丁フィジカル見事な逸品。レコメンドとさせていただきます。2LP+Download Code 付き。 (コンピューマ)
Track List
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Rafael Toral
Spectral Evolution
Moikai
- Cat No.: M14
- 2025-11-05
(2025夏来日!2024年年間ベストの1枚!!再入荷しました!)ジム・オルークのレーベルMoikaiによる20年ぶりにリリースはこのタイトル。各方面から大絶賛の嵐。ポルトガルの実験音楽
ギタリスト、ラファエル・トラルによる2024年作品。初回分がコメント入れる前にsoldout、、ようやく再プレス分の入荷!
ドローン / アンビエント、エクスペリメンタル・ギター / 電子音歴史の中でも重要人物の一人。90`s名作LOVELESSへの最も速かったオマージュ作から、ソニック・ユースのアルバムへの参加などの経歴もあり。
ジャケ通りの鳥の声にも似たサウンド?架空のギターのような?色々な音が体験できますが、エクスペリメンタルすぎず不思議な聴きやすさもあり。ポルトガルという土地柄でしょうかからりとした抜けも。キャリア30年の月日が物語る、完成された音響アートです。432Hz(ちょいとスピリチュアル入りますが自然界と1番調和する音調、とのこと)での録音、Stephan Mathieuによるマスタリング。視聴は抜粋です。これはフィジカルで!
ちなみにSUSO SAIZのフェイヴァレットでもあります。 (Shhhhh)
Track List
- LP (予約)
- 2LP
- Recommended =
- New Release
Powell
We Do Recover
Diagonal
- Cat No.: DIAG070
- 2025-11-05
ロンドン奇才Powellによる久しぶり4年ぶりソロアルバム「We Do Recover」が、自身によるレーベルDiagonal Recordsからリリースされた!!!友人の死、深い悲しみ、自身の落ち込みを経ての復活作にして希望へのメッセージが込められた入魂アルバム。クリアヴァイナル2枚組。21トラックを収録。
ハイパー奇妙で重奏的な合成音シンセサイザー・サウンドによる新たなPowellサウンズ領域をレフトフィールド・ユニーク独創的チルアウト・テクノ・エクスペリメンタル内省的に探求した意欲作。Guy Featherstoneによるデザイン、Marte EknæsとMichael Amstadによる撮影。Matt “The Alchemist” Coltonによるマスタリング。 (コンピューマ)
Track List
- 2xLP and booklet
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Various Artists
Telepathic Fish: Trawling The Early 90s Ambient Underground
Fundamental Frequencies
- Cat No.: FDMTL4
- 2025-11-04
MEGATRIPOLISやTHE BIG CHILLに並ぶ伝説のアンビエントパーティー”Telepathic Fish”の軌跡を追う大型企画!〈NINJA TUNE〉〈WARP〉〈RISING HIGH〉など数々の名門アーティストをラインナップさせ90年代初頭のサウンスロンドンにもたらした万華鏡のようなチルスペース。プレイされていた膨大な楽曲より厳選されたコンピレーションアルバム。
ロンドンにおけるチルアウトイベントの先駆けとして、MIXMASTER MORRIS(THE IRRESISTIBLE FORCE)とMATT BLACK(COLDCUT)などの協力を得て開催、APHEX TWIN、ANDREA PARKER、TONY MORLEY(THE LEAF LABEL)といったレジェンドも招いた”TELEPATHIC FISH”の偉大な歴史を残す大型企画が誕生!ディープアンビエントはもちろんオリエンタルダウンテンポ、アーリーエレクトロニカまで、収録曲はすべて90年代のでTELEPATHIC FISHにてプレイされていたもので、主催であるDAVID VALLADE、MARIO AGUERA、KEVIN FOAKESの3名により特に重要だった楽曲をセレクト。1992年か ...もっと読む (Akie)ら1995年にかけての彼らのパーティーの歴史を綴った20ページにも及ぶブックレットも付属したスペシャルな作品。 (Akie)
Track List
- 12inch
- Recommended
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Tokio Ono
Peel
Accidental Meetings
- Cat No.: AM027
- 2025-11-04
脳がトロけるような極楽ダブ音浴。第四世界とアンビエントダブの探求を詰め込んだ至福のコレクション!ブリストル次世代の実験コレクティブ〈ACCIDENTAL MEETINGS〉より横浜出身のマルチインスツルメント奏者/コンポーザートキオ・オノによる新作が到着。SEEKERS INTERNATIONALによるリミックス、そしてバイナルエクスクルーシブ楽曲も収録!
ブリストルの新たなミュージックコミュニティとして注目を集める〈ACCIDENTAL MEETINGS〉新作に、LA〈NOT NOT FUN〉からも作品を発表している邦人アーティストTOKIO ONOが登場!まさに架空&未来のエキゾチックにも踏み込んだ第四世界とアンビエントダブの交差点。夢見心地テクスチャのシンセシスに遊泳するギターフレーズ、打楽器。民族音楽とデジダブが融和する溶ける音の感触。。マルチ奏者からこそ成せるクロスオーヴァーダブサウンド。そして現代実験ダブワイズの天才SEEKERS INTERNATIONALがリミキサー参加という布陣です。トラックリストからもぜひ! (Akie)
Track List
- 12inch
- Recommended
- Back In
pub
Mamor EP
Ampoule
- Cat No.: AMP011
- 2025-11-04
近年活発に再発が進められているダブ・エレクトロニカ/リズミック・アンビエント名手・PUB(AMPOULE)が新作シングルを発表!宇宙を描き出す甘美なコズミックアルペジオ&デチューンドパッド。複雑なハーモニーとテクスチャに眼が眩むダブテクノ「Rain For Rest (Boss K)」(sample1)は是非一聴を。
昨年は実に10年以上ぶりにあなる新作スタジオアルバムを発表、変名”LUCKY & EASY”の未発表曲の放出やファーストアルバムの再発が進められるなど、現在に至るまでカルトな人気を誇るIDM/エレクトロニカのカリスマPUBが今度は12インチでカムバック!わずか数ヶ月前にレコーディングしたというフレッシュなインスピレーション滲む一枚。pubならではの霞んだコズミックアルペジオとメロディメイキングが息づきながら、さらにディープに潜り込む印象。直情的な旋律にデチューンしたシンセサイザーで脳を錯乱させてくるテクノジャーニー「Rain For Rest (Boss K)」(sample1)なんかは絶品。 (Akie)
Track List
- 12inch
- Recommended
Richard Scott
Bastard Science EP
Off Center Records
- Cat No.: OCR-001
- 2025-10-31
(道程)Dotei Recordsのエスペリメンタル・ライン注目のレーベル〈Off Center Records〉の第1弾。
モジュラーシンセサイザーを使用した、予測不能なグルーヴのユニークなサウンド。(サイトウ)
「オシャレなカフェで流れていてほしい音楽」部門で第一位(当社比)!
<『Bastard Science EP は、バンドTwinkle³のメンバーとしても知られ、Berlin のクリエイティブアートとテクノロジーの教育機関Catalyst Institute で教壇に立つRichard Scott が、モジュラーシンセサイザーを使って作曲した作品です。80 年代前半に音楽活動を開始し、92 年にモジュラーシンセを使用した初の作品を発表。それ以来ソロ、またはグループで作品を発表し続け、モジュラーシンセの設計・開発にも携わっています。また、電子音楽に限らず生楽器との即興セ ...もっと読むッションや、ソロでのコンサートをヨーロッパを中心に行っています。「過去100年で音楽における音色は大きく進化したが、リズムに関しては相対的に発展の余地が大いに残っている」と語る彼が、新しいリズムの可能性を提示した作品となっています。付録のインサートには、彼へのインタビューを掲載し、実験的領域の音楽と向き合うことや、モジュラーというインターフェイスを介して音を出すことへの考えを語ってくれています。』
Track List
- 10inch
- Recommended =
- New Release
J A featuring Donato Dozzy
Sorella Di Confine
RUBBER
- Cat No.: Rubber013
- 2025-10-29
当初7インチとしてリリース予定でしたが更に音質に拘るべく10インチとしてプレスし直し遂にリリースに至りました!ミニマルテクノの巨匠DONATO DOZZYを迎えて披露する幾何学模様のボーカルパフォーマンス作品。EVA GEISTとJONIDA PRIFTIからなる音響詩デュオJ A新作。
オランダのDIYレーベル〈BAKK〉のシスターライン”RUBBER”から。JOHN TALABOTの〈HIVERN DISCS〉や〈MACADAM MAMBO〉からの作品でお馴染みのシンセサイザー奏者EVA GEISTとJONIDA PRIFTIによるポエトリープロジェクトJ A。DOZZY操る催眠術的エレクトロニクス細工とオペラティックなボーカルで描き出すサイケデリア「Era Vitale」や、ミニマルリズミカルなモジュールと高圧迫な低音を軸にウィスパーボーカルが対話する「Sorella Di Confine」など。サウンドシステムを意識した低音も搭載された前衛音響詩。 (Akie)
Track List
- LP
- Recommended =
- New Release
Woolheads
Can't Think About It All The Time
Klang Tone
- Cat No.: KTLP003
- 2025-10-27
単調に呟く独語ボーカル、コールドウェーブに血統するエレクトロニクス、ヘヴィなベースラインが拮抗。生々しく、体を揺さぶってくるサウンドクラッシュ!スローテクノフォロワーにも刺さりそうなマシンジャム。推薦。モダンエチオジャズバンドTEZETAによる前カタログも素晴らしかった〈KLANG TONE〉新作はシンセサイザーユニットWOOLHEADS。
JOHN FOXXやCHRIS & COSEYにまで遡るマシンミュージックの系譜を明確に踏襲した強烈なユニットWOOLHEADSのデビューアルバムが素晴らしい。アーティスト兼詩人のUTA BALDAUFと音響実験家SEAN ROEにタッグで、モジュラーシンセも導入したアナログセッションプロジェクト。モノトーンなポエティックボーカルとミニマルに波打つアシッドで脳を覚醒するスリーモーテクノ「Apfel」(sample1)から、スィング感たっぷりな電子ファンクジャム「Klein」(sample2)まで。クラウトロック、ポストパンク、コールドウェーブまでを吸収、クセになるポップセンスも注入した中毒性高いマシーンサウンド。おすすめ。 (Akie)
Track List
- 10inch
- Recommended =
- New Release
Escapismo
Cuarto
Escapismo Ediciones Limitadas
- Cat No.: 7132825ESC005
- 2025-10-27
耽美でゴシックな世界観、ダークウェーブとシューゲイザーが融合、インスト作品ながら詩的に感情に訴えかけてくる。80年代のロマンスを想起させる、バルセロナのゴシックエレクトロニックミュージック/シンセポップ作家ESCAPISMOによる新作EP。限定100枚プレス、リプレス無しのスペシャルなナンバリング10インチ。
BLEEPやBOOMKATなどのメデイアでも賞賛が送られてきたスペインのサウンドアーティストESCAPISMO。ディストーション&リバーブで轟く甘美なギターサウンドとノスタルジックなゴシックシンセポップが混ざり合うような特異デザイン。インストながら、歌うように動きのあるギターやメロディラインで直情的にリスナーに語りかける感じ。80年代ニューウェイヴのイナたさ、リバイバル以後のシューゲイザーサウンドの洗練が共存。少数限定プレス。 (Akie)
Track List
- LP
- Recommended =
- New Release
Ben Bondy
XO Salt Llif3
3XL
- Cat No.: 3XL28
- 2025-10-24
作品毎に全く違ったアプローチを仕掛けてくる音響作家BEN BONDY、今回はアンダーグラウンドポップの世界を探求。SPECIAL GUEST DJ主宰〈3XL〉より!NICK LEÓNやULTRAFOGら客演を迎えて、アマピアノやシューゲイザー、フォークまで手を伸ばした新作アルバムを発表。
HUERCO S.と共鳴しながら、ソロでは〈GOOD MORNING TAPES〉や〈WEST MINERAL LTD.〉から作品発表、xphreshなどの共同プロジェクトでも先鋭電子音響シーンを切り開いてきた音楽家BEN BONDY新作アルバムをストック!ディープアンビエント志向からまた切り替え今度はインディーポップの世界に没入。低音響き渡るアマピアノ調のルージーな「Bend」や、韓国語ポエトリーリーディングをアンビエントジャズで包み込む「미안해 With Sunny (Interlude)」、多重録音された実験シューゲイザー「Dreamseed」など。繊細な音像とセンチメンタルの彫刻。トラックリストから全曲試聴できます。 (Akie)
Track List
- 3LP
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Snd
4,5,6
Snd
- Cat No.: SND456
- 2025-10-22
デジタルミュージックの名作!1998年にシェフィールドにて活動、リリースを開始するMARK FELLとMAT STEELによるデュオSNDの2008年の名作がアナログ再発!3枚組のヴォリュームですが、CLICK & CUTS以降のひとつの到達点。
自主レーベルSNDから3枚のアルバムとMille Plateauxから3枚のアルバムをリリースした後、しばしのブランクを経て2008年にリリース、レーベル始動してリリースした3枚組のアルバム。RASTER-NORTONからのリリース「Atavism」の前年のリリースです。クリック、グリッチといったコンピューターサウンド以降のサウンドの実験、先鋭的なデジタルファンク。MARK FELLのDJとしての感覚もダンスフロアからかけ離れていったものとは、一線を画すSNDの魅力だと思います。 (サイトウ)
Track List
- LP
- CD
- Digital
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くまちゃんシール
くまちゃんシール
EM Records
- Cat No.: EM1206LP
- 2025-10-21
透き通る歌声が浮遊してぐるぐる回る無重力サウンドワールド。。CASIOトルコ温泉、neco眠る、Emerald Four等々のインディーバンドで活動してきたヴォーカリスト/キーボーディスト/ソングライターの、おじまさいりのソロプロジェクト《くまちゃんシール》の1stアルバムが到着しました!!Le MakeupとTakaoがサポート参加。
2013年にソロ活動を始め、この『くまちゃんシール』は、彼女にとって初のCD/LPアルバムであり、全曲おじまが作曲・プロデュースし、Le MakeupとTakaoのサポートを得て作り込んだ楽曲群は大きな発展と飛躍を遂げている。おじまの個性であるDIYな音を軸に、Le Makeupのヴィヴィッドでカラフルなギターとサウンドメイク、Takaoのアンビエントポップシンセとキーボードが刺繍され、素地のロウファイさと精妙なハイファイさが躍動的に重なった音の層を堪能できる。全11曲中10曲でLe Makeupがミキシングを行い、「CHINA珊都異知」はTakaoが担当。おじまの音楽的アイデンティティの中心は透明感のある声で、インスト曲「カヌーで火を焚く」を除くすべての曲でそのピュアな声が使われているが、 ...もっと読む歌詞のある曲は半分のみ。アルバム全体で彼女のワードレス・ヴォイスがメロディやテクスチャーの要素として使われている。『くまちゃんシール』はテクノやアンビエントやニューエイジ・リバイバルのフィルターを通したベッドルーム・ポップと呼べるかもしれないが、終盤に収録された四つ打ちリズムに歪んだ音が被さったお宅ディスコ「羹(あつもの)」、英のブレンダ・レイを少し思わせるドゥーワップ風味の似非レゲエ「TINYCELL」(sample_3)という2曲に、お約束を逸脱してしまうおじまの世界観が披露されている。
Track List
- LP(Color)
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Whatever the Weather
Whatever the Weather II
Ghostly International
- Cat No.: GI446lp-C1
- 2025-10-21
IDM系作品を〈Hyperdub〉からリリースしているロンドンのLoraine James の 別名義 Whatever the Weather の2ndアルバムが完成。〈Ghostly International〉から。
レコーディング時の「感情の温度」がコンセプトにされた名義でありタイトルでもある『Whatever The Weather』。前作に引き続き各タイトルが温度で表記。南極をイメージした前作から一転、今回は温かなムードや砂漠の気候をイメージに。マスタリングはTelefon Tel AvivのJosh Eustisが担当し、深いレイヤーを感じさせる音像に仕上げられています。東京の遊び場での子供たちの声のサンプル、アコースティックギター、眩しいほどの電子音の洪水、フィールドレコーディング、ノイズ、クリック音など、極端な自然と不自然の交錯に脳が痺れる冒険的な作品。 (AYAM)
Track List
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現行屈指の実験音楽アカデミック処〈MANA〉運営に携わったMATTHEW KENTが創設した音響実験処〈SHORT SPAN〉カタログ6番。リトアニア生まれ、ブリュッセル在住のサウンドアーティストであり〈STROOM〉からもリリースを果たしているMARIJA RASAが登場!ドリーミーで甘美なアンビエント・エレクトロニクスに、厚みがあり包み込むようなベースとキックを重ねたアトモスフェリックダウンテンポ集。ボーカルやメロディも活用し、方向感覚を失わせるミキシング、歌声や旋律が宙に浮いているかのような空間音響をデザイン。ヘッドフォンでもバッチリでしたがこれはフロアでもゾクっとしそうなサウンド。 (Akie)