バリオリンドのレーベルであり、"Music without borders"のコンセプトを掲げるShika Shikaレーベルの2020年を代表する一枚は絶好調エル・ブオとバリオリンドとのセッションユニット。エル・ブオの操る有機的なシンセワークとバリオリンドの南米スパイスを塗したダークめなリズムセンスのスロー・テクノで、やはり根っこにはフォルクローレの聖霊が見え隠れ。M.RUX参加、次世代期待のポルトガルのレーベル、Ohxala RecordsからのリリースもあるMaGuPi参加。シーンのネクストも感じる秀作！野外で聴きたいですね〜ちょっとLPでの紹介遅れましたがやはり間違いないタイトルです。そろそろ両者の新作も聴きたいところ。 (Shhhhh)

〈CONTROL FREAK〉〈AVIAN〉にも作品を残す東ロンドンのSOREABが新作をローンチ！とげのあるドラムマシンに歪みシンセを這わせたダークダンスホール「Maschera」(sample1)は、途中差し込まれるトライバルパーカッションが危険。うねうねとした中音域のリードで誘導するハーフタイム「Trappola」(sample2)、ヘヴィヒットの低速ブレイクス「Specchio」(sample3)まで。ワイドテンポにミキシングするDJにとっては夢のような33&45対応のレコード。 (Akie)

仏IDM先駆的ユニット”LES DUPONT”の再発も手がけた〈SUNNY CRYPT〉最新ワーク！CODEによるインストゥルメンタルのみのサイドプロジェクトMORTALのCDアルバム「Deco」から厳選した初の12インチ復刻リリース。スローテクノにチルアウトとトライバルを吸収した「Moroccan Dip」(sample1)や、ポリリズミカルなアシッドワークアウト「Mentor: Low Flying」(sample2)など。90年代英国の風合いと当時のトレンドを独自に擦り合わせたチルアウト、スローブレイクス名品。 (Akie)

前作ではYU SUが参加していましたが今作では韓国SALAMANDAが参加。ヘブンリーなあの世の世界、ディープスローダンス、コリアン・サイケデリック。素晴らしいので是非チェックしてみてください。
Artificial Danceの蘭Interstellar Funk、OPTIMO TRAXでお馴染みの伊BOOT & TAXのBRIOSKIのプロジェクトTAMBURI NERI、SemanticaやPrologue等でリリースするClaudio PRCと、Fides.びZ.I.P.P.Oのコラヴォレーション、Z.I.P.P.Oとも活動するHIVER達イタリアローカルのアーチスト達も参加した5トラックスEP。 (サイトウ)

自身の〈100 Years of Solid Dudes〉、〈OPTIMO MUSIC〉や〈LES DISQUES DE LA MORT〉からリリースするZillas on Acidによるヒンドゥー・テクノの歌姫シーラ・チャンドラのリミックスを筆頭に、ルワンダの民族楽器「amakondera」の奏者をフィーチャリングしたANDI OTTO、GOLDEN BUGのスローサイケデリック・ビート、日本語混じりのヒンディソングの「SABABA 5 /YURIKA - Nasnusa (Kino Todo And Danelz Remix)」スロートランスなど、非日常への入り口として機能するダンス・トラックス。 (サイトウ)

STONES TAROもリリースした WILL HOFBAUERのTHIRD PLACE RECORDS等からリリース、 WILL HOFBAUERとのデュオでCONTROL FREAKからCIELのリミックスを搭載して12インチもリリースしているSANGRE VOSS。ロンドンのベース以降のレフトフィールドなダンスミュージックの面白さ。ヴィンテージ電子音楽やエキゾチカ、ダブ、民族音楽的な要素も垣間見れるミッドテンポ、ダウンテンポのスローテクノ。B1には、AL ZANDERSのリミックス(sample3)を搭載していてスローテクノとは違った路線ですが、クラウトロック、レイヴな感じ、アシッディーなレトロ・エレクトロ、サイファイテクノ、じっくり着地まで身を任せられるこちらもユニーク最高なミックスです。 (サイトウ)

原曲をスローダウンし、形をマッドに変えて全く別の作品へと作り替える〈THEME LTD〉シリーズから。今回はフレンチ・カリブZOUK〜70年代コズミックディスコを飲み込んだダンスフロアカットを、ピッチダウン&ルーピング。ヴォーカルはあえてそのままに残したサイド(sample1)。そしてヴォーカルサンプルを妖しく削り取ったインストのBサイド(sample2)。オリジナルの十分なフィーリングを残したままスローの世界へ転生。 (Akie)

ロンドン via ベルリン、両レーベルのレギュラーが集ったコンパイルプロジェクトが始動！ミニマルレーベル〈SLOW LIFE〉からも出しているBASEMENT SPACEによる滑らかなシンセフロートを背景にしたスローダウンジャングル「Massive」(sample1)や、〈TONE DROPOUT〉の中核SWEENのエレクトロミーツダブ「Downfall (Dub Version)」(sample2)、シンセウェイヴを低速にしたELECTRODEFENDER「Electric Sunset」など、このコンピレーション、なかなかユニークな構成。試聴音源３つに絞るにも苦労する良曲揃い、是非。 (Akie)

ミュンヘンを拠点とするプロデューサーMIRKOHECKTORとTOMSPRENGERが〈TERRA MAGIC REC.〉始動！ニューエイジなシンセとアシッドラインを組み合わせたダウンビート「Social Rub」(sample2)と、エレクトリックシタール＆打楽器＆民族詠唱のトライバルジャム「Dancing Dust」の低速ダンスプロダクション。そのオリジナルをオーストラリアの新星DJ CHRYSALISがUKガラージのスィングで加速させた「Social Rub (DJ Chrysalis PDQ Remix)」(sample3)。そして仏地下〈BFDM〉に参加するモダンレイブキーマンDJ NORMAL 4が、エスノタッチを維持しながら初期レイブ&トランスへとアレンジした「Dancing Dust (DJ Normal 4's Essence Of Life MixX)」(sample1)を強力リミックスを収録！ (Akie)

〈PLANET EUPHORIQUE〉よりフルアルバムも発表したROZA TERENZIが休む間もなくニューリリースです！ファットなブレイクビーツに幽玄神秘なシンセサイザーを施したスローテクノ「Bedtime Ritual」(sample1)、同様に速度を緩めずトランシーなアシッドベースを加えた「Geysers」(sample2)。アップリフティングな4/4トランス/プログレッシブピークタイマー「Memories of the Secret」(sample3)、EPクローザーにはD&Bを収録するなど、幅広い音楽性を見せつけたナイスコラボレーション！ (Akie)

〈ROCCODISCO〉主宰、Alien Alien等で活動するローマのHugo Sanchezと、ブリュッセルのDJ AthomeことMaurizio FerraraのプロジェクトFRONT DE CADEAUX(F2C)が〈ANTINOTE〉から。 (サイトウ)

ダウンテンポのエレクトロニクス~EBMをミックスするDJスタイル、バックボーンのバンド経験が如実に反映されたデビュー作品が到着！ゆったりとした三連符、アシッディなシンセサイザーを纏わせ妖しさを増強したスローEBM「Dystopian Dialect」(sample1)、パンキッシュにディストーションしたシンセフレーズが印象的な「Human Engineering」(sample2)。メランコリックな雰囲気を維持したままピッチ上げしたブロークンEBMテクノ「Aura Phase」(sample3)も良い。 (Akie)

ディープテクノ/アンビエント専科〈AMENTHIA RECORDINGS〉からのアルバムも素晴らしかったVARUNAはアメーバ状に変化するモジュラーとトライバルパーカッションを交えた「Out Beyond The Settlements」(sample2)。初参加のAA SUDDは強打のキックとシンセをユニゾンした「Outside Of The "Official" Network」(sample3)。同じく新参、ミュンヘンシュタインの名クラブ２Elysia”でレジデントも務めるKOMBÉが土着なスロートライバルジャム「We Are Insufficient」(sample1)。どのトラックもきっちり7分を超えた尺も素晴らしい。 (Akie)

The Mole のMAYBE TOMMOROWやThrone Of Bloodなどにもフックされた、Machine Limitedを経典にしておるUS、ロサンジェルスのSPLIT SECS とof Slow Motion主宰、Bordello A Parigi等のハードコアなイタロ、サイケデリックディスコレーベルからもリリースするFRANZ SCALAのスプリット。 (サイトウ)

パート1以上に鬱屈とした世界観。解像度高い音像でせわしなく動かしたパーカッション（ノイズ？）とゴングの反復、
中盤から超低速4×4キックが入るURTZI「Rugemoveon」(sample1)。ギターハウリングと音の強弱でキックがアブストラクトに変形するF-ON「Rugemoveon rework」(sample2)。こちらもバイナルオンリー＆リミテッド150プレス！ (Akie)

Aboov Plakから2013年にアルバムをリリースし、その中から、Honest Jon's Records がフックアップしてリカルド・ヴィラロボスのリミックス入りで12インチリリースしたターキッシュサイケINSANLAR。イスタンブールのDJ/ディスコ・プロデューサーとしての活躍は当店でもお馴染みのBARIS Kと、イスタンブールのベテランミュージシャンCem Yıldızによるスロー・テクノ・プロジェクト。 (サイトウ)

NYからパリに戻る際に止むを得ずアナログマシン1台しか持ち運べなかったという経緯より2台の伝説的アナログマシンのみを使った4曲収録。BPM100+、乾きながら軽快に闊歩する808ブレイクス、曲進行とともアシッドラインが浮かび上がってくる「Restless」(sample1)や、ゆったりとしたアシッドリフの反復に高音域パーカッションが輝きを追加する「Apnea」(sample2)などのスローダブテクノ/オルタナティブダンスカットはもちろんですが、808ドラムと303アシッドの攻防的掛け合いを聴かせる「In Limbo」(sample3)などの早足ピッチのトラックも、アナログマシンならではの生きたグルーヴでグッとくる。 (Akie)

RINGS AROUND SATURN、EXHAUSTED MODERNらが名を連ねるロンドンのエレクトロ処〈BROKNTOYS〉の”DDQ”シリーズ3番目としてリリースされた大好きな一枚がリプレス。来日も素晴らしかったIDENTIFIED PATIENTによる妖しい低速EBM「Weerloos」(sample1)が本当に最高、そしてベルリン拠点〈NURSE〉オーナーであるSCARLIT PORTが、ミステリアスな録音サンプルを撒きながらアタック強いキックで闊歩するスローモーションテクノ「Marg」（sample2）、両者共にスローテクノに目が向けられている今のフロアに投下したい。。推薦！ (Akie)

90年代初頭からベルリン、フランクフルトのシーンで活躍し、Klaus SchulzeのパートナーだったAndreas Grosserから機材を借り受けプロデューサーの道を歩みマイク・ヴァン・ダイクとも活動してきた人だそう。NAMITO。重鎮的な人だと思います。昨年リリースしたスロートランス、「Stone Flower」を〈SOL SELECTAS〉SOL SELECTASがアナログリリース！アラビック・チャントでナビゲートする。CROSSTOWN REBELS等でリリースしているSatoriのリミックスも収録しています。ニューエイジ、トランス、マッドな一枚。 (サイトウ)

バリオリンドのレーベルであり、"Music without borders"のコンセプトを掲げるレーベル、SHIKA SHIKA COLLECTIVEの最新作は絶好調エル・ブオとバリオリンドとのセッション。生音、フォルクローレ要素は抑えつつながらも有機的なシンセワークとブロークンとも少し違う南米スパイスを塗したリズムセンスのスローテクノ。M.RUX参加。シーンのネクストも感じる秀作！ (Shhhhh)