DAMIANO VON ERCKERT率いるレーベル〈AVA.〉の手により再発されたE.M.U.こと”ELECTRO MUSIC UNION”でその存在が注目された〈METATONE〉ですが、そのレーベルアーティストの中でも特に謎多きATONALのテープアーカイブ素材のみで構成されたアルバムがリリース！ウォーミーなメロディがループするミッドテンポ4/4トラック「Codeine」(sample2)、リヴァーブを潜らせたキックが神秘的に響く「CP1919」(sample3)、コズミックエレクトロブレイク「No Escape」(sample1)など。オリジナルDATからの丁寧なリマスタリングと、世界観を体現する美しいジャケット、愛のある復刻に痺れます。。 (Akie)

2013年に設立された自主レーベル〈Flambient〉から、当時は Microphase という別名義でリリースしていた逸品。デトロイト・テクノや90年代のUKエレクトロニカにインスパイアされた、メロディアスで感動的なアンビエント・ミュージックのビジョン。艶やかで冷んやりとした、あの80年代後半から90年代あたりの独特なシンセを意識したサウンドが極上です。ビートレス・アンビエント・テクノとしてはもちろん、ニューエイジからディープハウス、入眠リスニングと様々な耳やシーンに届いてほしい一枚。ミックスやプレイのイントロにも推薦です。 (AYAM)

FIX、FREQUENCY、FORMATなど名義を使い分け、〈RUSH HOUR〉〈R＆S〉〈KOMPAKT〉など名だたる老舗名門に参加、デトロイトサウンドをオランダに持ち込んだレジェンドとして現在も活躍するORLANDO VOORNの新作！モーフィングしカットアップしたヴォイスサンプルを執拗リズミカルに反復させたリード曲「Whassup」(sample1)に始まり、セットのイントロに最適な美しくシネマティックなキックレス「Sparkles」(sample2)、インテリジェンスなアンビエントテクノ「Inner Self」(sample3)など。バリエーションに富んだディープダッチサウンドを展開。 (Akie)

リリース加速させているHASHMANとC3D-Eが組んだアンノウンな〈0 RECORDS〉カタログ4番。中心となるシンセ音色は同じですが、リズムパターンと速度を変化させた２種のLO-FIアブストラクトダンス。 (Akie)

〈CIRCUS COMPANY〉でのリリースでも知られるロシアのAndrey Pushkarevが主宰する新興テクノレーベル〈Luck Of Access〉。その第6番は、同郷のサウンドアーティストToki Fukoによるダブテクノ3トラック。極悪エレクトロサウンドが包み込むように四方から迫り来る音空間A.Sanctum（Sample1）。秘境的密林アンビエンスのなかで、電子音とパーカッションが見事に融和するB1.Draft（Sample2）も圧巻。神秘的なサウンドスケープのなかで電子音が鳥の囀りのように響き渡る、デジタルネイチャーなダブテクノB2.Drift（Sample3）。Toki Fukoの素晴らしい感性が発揮された一枚。おすすめです！ (Ashikaga)

SUSUMU YOKOTA復刻でもお馴染み〈TRANSMIGRATION〉最新ワーク！上記他にもTHE CARDIGANSやPHIL COLLINSなど数多のトップアーティストを手掛けるプロデューサーとして名を馳せるJAMES SANGERによるワンオフプロジェクト。トランシーなシーケンサーに空想科学なシンセスケープ、10分越えのテクノトリップ「When It Rains It Pours」(sample1)。速度をグッと上げてローリングするリミックス「When it Rains it Pours (Eternal Injection Underwater Deep Dub)」(sample2)もオリジナルに負けず劣らず、明け方のフロアで飛んでみてほしいトリップ感。 (Akie)

アナログでのEPは実に5年ぶりとなるMARTINOU。幻想的な音空間を舞台にした多幸感テクノスケープ「I Told You We'd Make It」(sample1)、太く力強いドラムに旋律シネマティックなリードを沿わせた「Exhilaration」(sample2)など。持ち味のメランコリックなアナログフィールを活かしたダンスプロダクションを披露！セットの導入にぴったりのキックレス「Getting Into It」もグッド。 (Akie)

ダンス〜リスニングの垣根を超えチルアウトミュージックに焦点を当て、これまでにもMYSTERIES OF SCIENCEやAMBIENT7なども手がけた発掘レーベル〈RE:DISCOVERY RECORDS〉による名復刻をストック！MFMコンピにも収録、メロディックアシッドと太いイーブンキックで導くテクノトリップ「The Calling」(sample1)はもちろん、アンビエントダブシーンにおけるクラシック「Aquasonic」(sample3)や、CDバージョンのみに収録されていたコズミックブレイクス「Warehouse 5am」も新たに内容した豪華な2LP仕様、この機会に是非。 (Akie)

注目は〈GOOD MORNING TAPES〉からの作品で注目を集めたマルチインスツルメント奏者SAPHILEAUM手掛けるトライバルでチルアウトなダウンテンポ「Prologue」(sample1)。そして〈NOUS'KLAER AUDIO〉レーベルアーティストMARTINOUのセンチメンタルなダブハウス「Epilogue」など、視覚に浮かび上がる音楽をテーマにキュレーションされた幻想的なダンスコンピレーション。 (Akie)

ダンス〜リスニングの垣根を超えチルアウトミュージックに焦点を当てた発掘レーベル〈RE:DISCOVERY RECORDS〉による最新ワーク！90年代中頃よりテクノプロデューサーとして活動していたNY電子音楽の重鎮TAYLOR DEUPREE、マスタリングスタジオ”Complete Mastering”オーナーDIETRICH SCHOENEMANNのワンオフユニット”FACIL”唯一アルバム（1995）より、アンビエントダブエレクトロ名作「700x7」(sample1)。JASON SZOSTEKを加えたレイヴトリオ”PROTOTYPE 909”のアシッドトランス「Planet S」(sample2)など。1990年代初期から中期にかけてのニューヨークのアンビエントダブサウンドが垣間見れる名品。アーティストの希望によりバイナルのみでの再発＆編纂です！ (Akie)

ROZA TERENZIやURULUといった前線アクトを輩出しているアムスの〈KALAHARI OYSTER CULT〉によるナイスな復刻ワーク！YOUNG MARCO主宰のレーベル〈SAFE TRIP〉から再発された「ARRIVAL / AMMA MIXES」で再注目を集めることになった兄弟デュオBRAIN PILOT。デトロイト影響下の輝きと感傷を秘めたシンセサイザー。オープナーの「C​.​N​.​S.」(sample1)が顕著なので是非聴いて欲しいのですが、そのメロディラインはポジティブでありながらセンチメンタル。中速アンビエントダブテクノ「E.E.G.」(sample3)など、リバイバルの進む90年代ブレイクビートをバリエーション豊かに網羅した最高なコンピレーション。是非トラックリストからも！ (Akie)

新設レーベル〈VIBRASJON〉第1弾はノルウェー西海岸の人気アーティストにフィーチャー！銀河ノスタルジックなシンセサイザーで包み込むレフトフィールドトリップホップ「Changgu-Satturnu (Telephones' Mind Meld)」(sample1)に始まり、デトロイトテクノやゴアトランスをリンクさせた12分間のアンビエントテクノ「Tustna (Telephones Sueñotechno Rush Mix)」(sample2)。ギターの響きで海辺へと導くアンビエントまで。 (Akie)

ロンドン拠点の電子音楽家LEIGH DICKSONが既にクローズした老舗レーベル兼ディストリ〈QUBE〉から放ったアンビエントテクノ傑作「Praise」がリマスタリング＆リミックス追加で再発！原盤にも収録され人気の高いテックハウス解釈の「Praise (Baby Ford's Heavenly Circuit Remix)」(sample2)はもちろん、アイルランドの古株DEREK CARR手掛けるエレクトロリミックス(sample3)など、新録＆未発表のリミックスを収録！Dサイド以外は片面一曲仕様にした音質や尺にも拘った再発仕事。オリジナルは今も入手困難のためお探しの方は是非！ (Akie)

ALEKS,TIM JACKIW,THE JAFFA KIDなども名を連ねる〈DEEPTRAX〉にアムステルダム拠点のCAIMがエントリー！優美に抑揚する歪みシンセパッドをバックにしたアンビエントテクノ「Nepi」(sample1)から、2/4にスナップ効かせたドラムが心地いい「Final Pad」(sample2)など、クラブが閉鎖された状況で、創造性を志向したダンスミュージックを着想。デトロイトスピリチュアリティに隣接するダッチテクノ〜ハウス。 (Akie)

確実にベーステクノ以降ながら、アフリカン・トライバルでアンビエント、バレアリックな世界観、ミニマルなブレイクビーツ感覚、そしてテックハウス/UKハウスとでも呼ぶべきフロアを新感覚フレッシュに彩る新型トラック。4トラックEP。広大なアフリカの大地の彷彿させるかのようなアフリカン・バレアリック・アンビエントA2「INTERDEPENDENCE」も心地いい。 (コンピューマ)

ダンス〜リスニングの垣根を超えチルアウトミュージックに焦点を当てた発掘レーベル〈RE:DISCOVERY RECORDS〉による最新ワーク！冨田勲や宇多田ヒカルなども手がけるシンセサイザープレイヤーMASAYUKI MOMO、TOSHINORI KONDO X DJ KRUSH「記憶」のエンジニアリングも務めるSHUICHI IKEBUCHI、ソプラノサックスプレイヤーの朝本千可からなる"AMBIENT7"の楽曲復刻！民族詠唱サンプルやサックスフレーズが与える異質な神秘性。国産環境音楽、電子音楽の血流を感じる鮮やかなシンセシスをダンスミュージックに邂逅させた知る人ぞ知る90sジャパニーズテクノ。 (Akie)

プチプチ・キュートにエレクトロニクス・ノイズがウォーミー瞑想的に浮遊するマイクロサウンド・アンビエントテクノ、エレクトロニカ・サウンドアート・ハイブリッド黄昏の地平が心地よく広がる全14トラック。、緻密にデザイン構築されたイマジナリー音響空間も秀逸。名手Stephan Mathieuマスタリング。DLコード付き。限定500枚2LP。Vladislav Delay「Multila」、Arovane「Atol Acrap」等名作復刻の続いている新レーベルKeplar新作6番。 (コンピューマ)

当時のヴィンテージ・シンセサイザー、リズムマシン、アナログ・ハードウェアを駆使して制作された、BIOSPHEREならではの緻密繊細なプロダクション構築されたノスタルジック・アンビエントなモダン・エレクトロニック/エレクトロニカ・サウンズ名作が誕生している。12inch2枚組、片面2トラック音質音圧極上の全8トラックが丁寧に収録されている。トラックリストからもどうぞ。 (コンピューマ)

デビュー間も無くHARRISON BDP、DJ LIFE、SPUTNIK ONE、ERELL RANSONも参加するエストニアの〈GESTALT〉から2枚のEPをリリースしている期待の新人BOBOのニューリリース！幻想的シンセアンビエントを背景にした4/4テクノ「Cairde」(sample1)。R&Bヴォーカルサンプルを漂わせたハードコアブレイクス「DO1712」(sample2)。ニューエイジフィーリングなメロディループを軸にしたブレイクビートテクノ「Everlasting」(sample3)など、どのトラックもボトムには重量をしっかり保ったままシンセスケープで柔らかいデザインに仕上げています。 (Akie)

飛ばし音が多重にレイヤーされたシンセ亜空間の長い導入部から、ドラム＆パーカッションが徐々に挿入、最終的に多層サウンドのサイケデリックテクノへと到達するオープナー「Namlohssa」(sample1)、難解なシンセプログラミングが際立つハイピッチエレクトロ「Foe」(sample2),ハイトーンシンセアルペジオが魔法をかけるマシンブレイクビート「Phish」(sample3)。試聴外ですが長尺アンビエントテクノ「LKO」なども素晴らしく、アンビエント/サイケデリックテクノの重要作品。〈EXIST DANCE〉再注目の流れも相まりオリジナルは入手困難の一途だっただけにありがたい再発。オリジナルDATからの音にこだわった復刻も嬉しい。 (Akie)