- LP+DL
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- New Release
Various Artists
Sound Surrounding On Sado
Experimental Rooms
- Cat No.: ERLP-006
- 2025-11-15
佐渡島の住環境に暮らす作家10組によって紡がれていくオブスキュアなサウンド・ドキュメンタリー。
Track List
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Hamid Drake & WILLIAM PARKERやSteve Beresfordたちとも共演しているシンガー、パフォーマーElaine MitchenerとのインプロヴィゼーションもリリースしているTheodora LairdによるプロジェクトFeeoのデビューアルバム。(サイトウ)
『息をのむようなヴォーカルと不気味な詩学に照らされた「Goodness」は、ドローン、アンビエント、実験的エレクトロニクス、即興音楽、ミニマル・ダンス・ミュージックなどのオープンで印象主義的な集合体である。 変幻自在の形態と声によって、フィオは、つながりと孤立、都市と自然界、外部と内部の対位法を探求している。美しさと不安定さ、交感と崩壊を対比させながら、フィオは明確なコントラストが織り成す ...もっと読む、吸い込まれるような緊張感のあるアルバムを創り上げた。 それぞれが共生的な対話を繰り広げながら、11の音楽がつながり合う「Goodness」は、しなやかでありながら統一感のある作品だ。各トラックは鎖の輪のようで、光にかざすとその輝きを見せる。 feeoは、このアルバムを「闇と明るさ、不明瞭さと可視性、そして最も根本的な孤独と一体感といった、同時でありながら相反する存在の状態の探求」と表現している。それぞれの曲は、LPのひとつの側面の部分的なスケッチであり、全体の文脈の中で読まれたとき、それぞれが完全な意味を見出す。" 知覚と現代的な経験の押し引きを反映するように、「Goodness」は、内面性、親密さ、隠遁、集団的な経験、外的な激動の瞬間を反映し、異質なムードと激しさの間を揺れ動く。 Goodness」は、フィオの芸術活動の進化を示すものであり、初のフルレングス・リリースであると同時に、数年間単独で活動してきた後の、より幅広いコラボレーションの成果でもある。親しいコラボレーターや選りすぐりの関係者を仲間に迎えた「Goodness」の制作過程は、このレコードそのものとよく似ており、表現と芸術性の深く個人的で特別な融合であった。 (auto-translated from information)』
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C1(sample3)のようにインディーファンにも届くような曲がありながら、ところどころエクスペリメンタルで最終的にポップにまとめているのがすごい。感情的という訳ではなく、淡々としながら音楽的な響きを追求しているのが良く、抜き差しのセンスが抜群。そういう点で言えば坂本慎太郎にも通ずるのかもしれません。ドラムマシン(or電子ドラム?)の使い方が絶妙で、録音も素晴らしくLOWの響きは特に良い。音楽の喜びが伝わる全12曲。 (日野)
カマシ・ワシントンやデクスター・ストーリーらが所属するLAのアフロ・ジャズ・プロジェクト「エチオ・カリ」のメンバーでもあるKibrom Birhane(カブロン・ベリャナ)が、LAフライング・カーペット・スタジオにて1ヶ月間、巨大なスタジオ110モジュラー・システムを使用駆使して、デジタル楽器を一切使用せずに、自らのルーツでもある伝統的なエチオピア音楽世界と、サン・ラ的宇宙音楽、異空間テクスチャーを独自の視点で融合を試みたエチオピア音楽の新たな次元へ導かれる唯一無二のスピリチュアルな電子音楽、悠久の調べ、怪作が誕生している。時折はいるビート&リズム、どこかジョー・ザヴィヌル、ウェザー・リポート的な世界観もシンセサイザー・サイケデリック・ジャズ、メディテーショナルに心地いい。 (コンピューマ)
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スピリチュアルジャズ・アヴァンギャルド、ポストクラシカル、ポストジャズ、ポスト・エレクトロニカ、ポスト・ダンスミュージック、ポストダブステップ、ブロークンビート、アンビエント実験ダブ、レフトフィールドからのインスピレーション、作曲と即興の狭間を探求する9アーティスト9トラックを収録。これからのシーンで活躍するであろう可能性を秘めたアーティスト達による荒削りながらも活き活きとした生命力に満ち溢れたフレッシュな作品群にワクワクする。BPM121ほど、アンビエンス流麗エレクトロニカ・テックハウスB3「Sknow - Step Under Thunder」(sample3)も是非とも。音質もバッチリ!アートワーク装丁含めてフィジカル逸品として仕上がっている。 (コンピューマ)
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ベース・ダンスミュージックを経た、日本伝統の環境音楽的世界観も心地よく漂い浮遊する、夢見心地のドリーミー・メランコリックなエレクトロニカ・エクスペリメンタル・ダウンテンポ傑作アルバム。全12曲。マスタリングはYoshi Horikawa。臨場感あふれる立体的空間音響もワクワクに楽しい。レコメンドとさせていただきます。 (コンピューマ)
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69年に結成し76年頃に消滅するまでの中で何度も演奏を重ねて円熟した後期の演奏である名盤2nd。集団即興の作品としてここまで音が溶け合い一体感のあるものは稀であり、それでいて過剰でも不十分でもない素晴らしいバランスのもの。生活と音楽が混じり合い、自然発生していくというタージマハル旅行団にしかできなかったと思える音楽だと思います。因みに小杉武久の同じく名盤である「Catch-Wave」と時期が近いこともあって、ディレイやフィルターのかけ具合が似ているようにも感じます。貴重であり素晴らしいレコード。大推薦です!! (日野)
ミニマル・ミュージック、セリエリズムの影響を受けた長編の4曲。ネクスト・ステージに上がった感あります。どれも素晴らしいですが、ミッドテンポのダンスなグルーヴで展開される「King of Glory」はひろく話題になりそう。2x12インチ180gバイナル。見開きのピクチャースリーヴ。PVCカバー。非常に美しい装丁。 (サイトウ)
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先鋭ジャズとエレクトロニクスがクロスする、ドイツの先進レーベル〈Squama Recordings〉から、Enjiの最新作のサウンドのキーマンの一人でもあり、Valentina MagalettiやHerbert、ECMのColin Vallonはじめ多くのセッションに参加しているスイスのパーカッショニストJulian Sartoriusと、We Jazz等に合流しているUKの電子音楽アーチストDan Nichollsによるプロジェクト Clay Kinのデビュー作。素晴らしい一枚。再ストックしました。180g重量盤グレーのカラー・バイナル。 (サイトウ)
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Kali Maloneのニューリリースです。前作「All Life Long」では聖歌隊や室内楽的なアプローチもみせ話題になりましたが、今作はDrew McDowallとのコラボレーション。「magnetism(磁性)」。持続音、ディストーション、フィードバック。不調和な律、波長が産み出す音のモワレ、うねり、軌道を楽しむ。周波数。精神に作用するような力すら感じさせます(主観ですが)。素晴らしい音楽。(サイトウ)
『カリ・マローンとドリュー・マクドウォールは、10年来の友情から生まれた初のコラボレーション・アルバム『Magnetism』を発表。マローンがマクダウォールのブルックリンのホーム・スタジオに足を踏み入れたとき、共有のヴィジョンはすぐに根付き、この2人の特異なアーティスト ...もっと読むによる驚くべきコラボレーションへの道筋をつけた。 Magnetism』では、マローンの痛烈で喚起的なメロディーがマクダウォールの特徴である音色合成を通して現れ、自由に舞い上がり、生命力を放つ統一された歌声を生み出している。技術的には、デュオはカープラスストロング・シンセシス、ディストーション、ジャスト・イントネーションを絶妙にブレンドしている。カリとドリューは、これらのツールを洗練された優雅さで取り入れながら、音楽の枠組みの中で流動的に動く。反復、飽和、共鳴の磁力にチャージされたMagnetismは、五感を魅了し、最後の音が消えた後も心に長く残る生きた音楽として脈打つ。 (auto-translated from information)』
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前作から引き継ぐようにしてフィードバックの鳥のさえずりで始まり、ギターと、テルミンを含む自作エレクトロニクスを中心に、サイン波、フィードバック、ベースギターを用いて小さなオーケストラのように再構築した音像。「Easy Living」「Body and Soul」「My Funny Valentine」などの、ビリー・ホリデイ、デューク・エリントン、フランク・シナトラ、ビル・エヴァンスらも録音してきた20世紀前半の象徴的なスタンダードナンバーが、パイプオルガンのような典礼音楽を思わせる厳かな感覚を纏って全く別の何かとして生まれ変わっています。4曲ではジャズの正統的なサウンドがゲストとして加わり、クラリネットのJosé Bruno Parrinha、テナーサックスの Rodrigo Amadoフ ...もっと読む (足立)リューゲルホーンのYaw Tembe、フルートのClara Saleiroがそれぞれ1曲ずつ参加。2枚組アナログ。Dサイドのシークレットなボーナストラックも是非フィジカルでお確かめください。 (足立)
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映画『悪は存在しない』の音楽で大きな注目を浴びた石橋英子の新作としては、7年振りの歌のアルバム『Antigone』に続いて待望の今年2作目。ふたりにとって初の海外公演のライブアルバムという枠には留まらない、響きと関係性のダイナミックなコラージュ・アルバム『Pareidolia』。ライブ前には情報を共有せずにそれぞれの準備の元偶発的な出来事を引き寄せ、フルートやハーモニカの演奏、物音、ノイズ、エレクトロニクス、ドローンなどが共鳴し、前夜の録音を翌日の演奏に取り込むなど重層的な音のパッチワークを展開。それらの素材を最終ミックスで再構築し、ジム・オルークのパリのある瞬間と石橋英子のダブリンの別の瞬間を組み合わせるといった、シームレスな夢のようなコラージュとして形作っています。聴く度に別のイメージや物語を見てしまい、何度も聴いてしまう、自己の鏡のような魅惑の推薦作! (足立)
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Cornelius CardewやCharlemagne Palestine、Ricardo Villalobos、ジム・オルーク、灰野敬二、Merzbowなど数々のアーティストとのコラボレーターでもあり、名門〈Black Truffle〉主宰としても活動盛んなオーストラリアの音楽家Oren Ambarchiが、スウェーデンのジャズ奏者Johan Berthling、Andreas Werliinと編成したトリオの『Ghosted』シリーズ最新作が到着。より脱力、野生化された、高揚感のある転がる即興グルーヴの全6曲。ジャズやクラウトロックのミニマルな感覚を土台に、アンビエント/ニューエイジの揺らぎやドリームポップ/ポストロックのムードを抱き込んだ屈指の一枚です。 (足立)
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Prologue Recordsからリリースされた最初の2枚のEP、2011年「Subterranean Liquid EP」「Pulse Trader EP」から6トラック+2013年アルバム「Lustrations」から6トラックを収録した全12トラックを丁寧に収録した素晴らしき3LPアナログ盤。今回のリリースは、Mike Parkerの輝かしいキャリアにおける重要な転換期を再構築した作品にして、厳密なパルス音の一つ一つ暗黙の空間設計の隅々に至るまで、今なお影響力を保つ彫刻的自然科学ディープテクノサウンドを構築する熟練者の技が宿っている。
Ena、Sugai Ken、Chihei Hatakeyama、Monolake、Imaginary Softwoods等々、素晴らしきリリースが続くオランダField Recordsからの素晴らしきアナログ化リリース。 (コンピューマ)
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フランスCLADが主宰、これまでもTRISTAN ARPやHENZO、BREAKA、TAMMO HESSELINKなどの前衛ベース作家を抱えてきた〈GRID〉新作!ミニマルながらクセ強く変化するシンセシスを導入したトラックに、UKグライムラッパーTRIMのMCが乗る「Pigeons」(sample1)のインストはレコードのみに収録。2010年代初頭のチョップドボーカル使いでUKベースのノスタルジックなムードと実験的レフトフィールドデザインがぶつかる「Transit Limb」(sample2)。〈RINSE FRANCE〉からのEPも素晴らしかったBEATRICE M.による実験グリッチアレンジなリミックスまで。新世代とオーセンティックがシームレスに交流した一枚!限定100枚です。 (Akie)
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97年リリース、ポストロック以降のUSインディーで影響力の大きかったDRAG CITYから、GASTOR DEL SOLでの「Upgrade & Afterlife」に続いて決定的だった1枚。JOHN FAHEYとデルタ・ブルース、デレク・ベイリーの影響を反映したといわれる音響サイケデリック・ギターの大名作! (サイトウ)
ドローン / アンビエント、エクスペリメンタル・ギター / 電子音歴史の中でも重要人物の一人。90`s名作LOVELESSへの最も速かったオマージュ作から、ソニック・ユースのアルバムへの参加などの経歴もあり。
ジャケ通りの鳥の声にも似たサウンド?架空のギターのような?色々な音が体験できますが、エクスペリメンタルすぎず不思議な聴きやすさもあり。ポルトガルという土地柄でしょうかからりとした抜けも。キャリア30年の月日が物語る、完成された音響アートです。432Hz(ちょいとスピリチュアル入りますが自然界と1番調和する音調、とのこと)での録音、Stephan Mathieuによるマスタリング。視聴は抜粋です。これはフィジカルで!
ちなみにSUSO SAIZのフェイヴァレットでもあります。 (Shhhhh)
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デヴィッド・グラブスとジム・オルークのデュオを軸に、1991年から1998年まで活動を続ける、シカゴ・ポストロックの重要バンドGastr Del Sol。John EcEntireやBundy K.Brownも合流し、Tony ConradやKevin Drummも参加した永遠の名作「Upgrade & Afterlife」など7つの作品を残している。活動休止から25年の時を経て未発表の音源も含む3LP BOXセットがリリースされました。名曲「The Seasons Reverse」のインストのライブバージョンで幕開け、Red Hot + Botheredに提供した「Quietly Approaching」、Tony Conradとのスプリット7インチでリリースされた「The Japanes ...もっと読む (サイトウ)e Room At La Pagode」、〈Table of elements〉からの「湖畔通りの竪琴工房」などのDrag City外でリリースされた音源や、未発表のライヴ音源なども含まれている。全曲JIM O’ROURKE自身によるリマスター。3LP BOXセット。 (サイトウ)
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現在も数多くの能舞台が各集落に残り、海山に囲まれた豊かな自然とともに能楽や鬼太鼓が今も生活に息付く佐渡島。今作は島の文化や風土を暮らしの背景に持ちながらも新たな創造の息吹を感じさせる、2025年に現存する佐渡島の音楽と人々を記録するために制作されたコンピレーション・アルバム。伝統を超え新たな地平を切り拓く太鼓芸能集団・鼓童の重要人物である「住吉佑太」と「前田順康」によるそれぞれのソロ、佐渡に自生する孟宗竹から竹太鼓を自作し独自のグルーヴを創出するグループ「サドラム」、ポップスから前衛まで多才な作曲センスを魅せる音楽家・佐藤望による「プランタール」、佐渡でレストラン<ラ・パゴッド>を営み食とアートの融合を試みるシェフ/美術家「ジル・スタッサール」、世界中の試し書きをアート作品へと昇華させる美術 ...もっと読む家であり能を題材としたアンビエント・ミックスを制作する「シャルル・ムンカ」、さどの島銀河芸術祭を先導しつつ自らも先鋭的な現代美術家として活動する「吉田盛之」、独創的な視点と美学を持った絵画や実験音楽の制作を行う「青木孝太」、90年代より音楽活動を開始し近年はラップトップを用いた新たな作曲の可能性を拡げる「福西みゆき」、ウクレレ奏者のユカとジョン・ゾーン主宰のTzadikからのリリースでも知られるベース奏者シャニール・エズラ・ブルーメンクランツによるユニット「ザ・フグ・プラン?」と総勢10組がここに大集結。更にジャケット写真には佐渡在住の写真家/僧侶である「梶井照陰」が撮影した踊る佐渡の海波を捉えた「NAMI」を起用し、ライナーノーツには美術批評家でありさどの島銀河芸術祭アドバイザーを務めている「椹木野衣」が執筆するなど、作品を構成するもの全てが佐渡ならではの人々によって制作された、佐渡の<現在>をも示す渾身の1枚。