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Motohiko Hamase(濱瀬元彦)
Technodrome
WRWTFWW
- Cat No.: WRWTFWW035
- 2025-06-24
尾島由郎の「Une Collection Des Chaînons」2種に続いて〈WRWTFWW〉が送る〈ESPLANADE SERIES〉のニューリリース。日本の環境音楽、ジャズ・ベーシストの再評価高まる濱瀬元彦の作品を一挙3種リリース。
Track List
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2024年夏、屋根の一部に崩落のリスクがあることが判明し突如として閉鎖されてしまった、世界初のインタラクティブな科学博物館”オンタリオ科学センター”(名匠レイモンド・モリヤマによる設計)へのレクイエムとして制作されたコンセプトアルバム!センターの迷路のような広がりを巡る体験からインスパイアされたエレクトロニクスのスープにサンプルをコラージュした「Requiem For The Ontario Science Centre」(Sample1)や、宇宙空間とコネクトするコスミッシェムジーク「Raymond Moriyama」(Sample2)、colin fisherのサックスが漂うアヴァンアンビエントジャズ「red neon arcade」(sample3)など、SFレトロフューチャリスティックなサウンドで科学センターを擬似体験できる一枚。 (Akie)
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PHILLIP GRASSとの共演で知られるUAKTIやジスモンチの80年代等に代表されるようなブラジル70年代後半〜80年代のニューエイジにも通じるアンビエント/フュージョンのマニアックな奥深い世界をJOHN GÓMEZがコンパイル。MPB、ロック様々なフィールドから抽出したマニアック、ほとんど知らなかったような曲ばかり、驚きの曲の連続です。 (サイトウ)
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表題曲である「horizons 1」を発展させた5曲に加えて、前作『A View』収録であり初CD化となる“View 2”のエレクトロヴァージョンなども内容した全7曲。自然環境を映し出したオーガニックなエレクトロニックサウンド。ループするリズムはもちろん、アルバム展開も生活サイクルにリンクする心地よさ。回想イマジナリーでありながら、導入されたヴォコーダーや環境音によって与えられるフィジカルリアリズムも。ダウンテンポ、ミニマルエレクトロニクス、アンビエントを横断するクロスジャンルな魅力があり、生活BGMからフロアプレイにまで適応した作品に仕上がっています。マスタリングには中村宗一郎、アートワークは鈴木聖が参加。限定300枚プレス、両面フルカラーアートシート封入のアナログ盤をストックいたしました! (Akie)
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変名SECRET CIRCUITとしては〈BEATS IN SPACE〉〈STONES THROW〉などでオルタナティブなダンス作品を生み出し、昨年は〈GOOD MORNING TAPES〉からアルバムをリリースし話題となったE RUSCHA。コスミッシュクラウトロックに系譜するシンセサイザー使いにアコースティックインスツルメントを組み合わせた有機と宇宙が交錯する第四世界メディテーショナルサウンドスケープ。一年草であるコスモスの一生が映し出された起伏あるアルバム構成、オールラウンドに音楽探求をするRUSCHAならではのジャンル横断も見事。お花シリーズカセット、全て集めたくなるアートワークも毎度素晴らしい。 (Akie)
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フランコ・バッティアート、ジュスト・ピオ、リノ・カプラ・ヴァチーナ、フランチェスコ・メッシーナなどと共に、1970年代のミラノのアヴァンギャルド・シーンを代表する重要人物の一人であり、音楽院で学んだ後、RAIのStudio of Musical Phonology(ドイツのNDR/WDR、フランスのGRM/IRCAM、BBCラジオフォニック・ワークショップに似た電子音楽研究所)で働いていた、イタリアの作曲家、ピアニストRoberto Cacciapaglia(ロベルト・カッチャバーリア)による1979年にリリースされた彼にとってのセカンドアルバムにして傑作「Sei Note In Logica」がUS名門Superior ViaductよりLPリイシュー。スティーヴ・ライヒ、フィリップ・グラス、テリー・ライリー、ムーンドッグらの巨匠によるアカデミックでアウトサイダーなミニマル・クラシックスにも負けず劣らず、室内楽的オーケストラ・アンサンブルとヴォイス&コーラス、コンピューター電子音による牧歌的なミニマルの調べ。エバーグリーンな異彩を放っている奇跡の名作。彼の同時期に制作されたフューチャリスティックなテクノ・ポップ名盤「The Ann Steel Album」のメインヴォーカルにして主人公Ann Steelも何気にコーラスで参加しているのもうれしいですね。今作もジャケットのアートワークも秀逸で美しい。ジム・オルークはじめ多くのアーチスト達に影響を与え続けているマスターピース。 (コンピューマ)
こんな時代にこそぴったりとハマる素敵すぎるアルバム。ゆるさと脱力と音の細部にまでこだわり抜かれた耳加減の塩梅の凄さと鋭さとユーモアを存分に感じ取ってください。BASSはホルガー・シューカイ。音もばっちし! (コンピューマ)
現代のジャーマンエレクトロニックシーンを司るベテランTOBIAS.ことTOBIAS FREUND、そしてDJ NOBU主宰〈BITTA〉などからもリリースする電子サイケデリック魔術師DOLTZ、偶然の出会いから生まれたコラボレーションプロジェクト!トリッキーなシンコペーションに没入する「Fukaeri」(sample1)を皮切りに、ポリリズミカルな構造をクラップが惑わす「Gyeon」(sample3)など、音が作り出す空間性とリズム配列にフォーカスした、テクノイドなリスニング実験を披露。 (Akie)
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ベルリンのマニアック〈SOUND METAPHORS〉復刻ワーク!幻覚をもたらす植物と幻覚剤に関する研究で知られるアメリカの思想家であり、サイケデリックの先駆者TERENCE MCKENNA。そして90年代アンビエントエレクトロニカ・テクノの巨匠JONAH SHARPによるプロジェクトSPACETIME CONTINUUMによるマルチメディアコラボレーション。1993年にCDで発売されたサイケデリック傑作がジャケットそのままにアナログ復刻!終末論についての思索を力強く朗読、脳に直接で模様を描いていくようなJONAH SHARPのエレクトロニクスの曼荼羅、音楽というより体験。 (Akie)
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これまでも精神実験家が制作した劣化カセットテープ復刻など、ポストパンク/ノーウェイブを中心としたコアな音源発掘の最前線のひとつ〈LIGHT SOUNDS DARK〉から相変わらずの挑戦的な2x12inch。初期のジンバブエの首都からスコットランドのロスリン礼拝堂、エルサレムからチューリッヒへの道筋、そしてインド洋の交易路を描いたジャケット。テンプル騎士団、奴隷制、フリーメイソンリーまで暗示した白人の歴史を暗示(していると考察されていますが真意はレーベルのみぞ知る)収録楽曲も予想されるコンセプトと共鳴しており、古典的なコスミッシェムジークから壊れたテープループ、インプロジャズ、具体音楽まで使用し起承転結を作り出しています。 (Akie)
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これまでにヤン・イェリネックにより発掘リリースされたアルバムと7インチ、そのどちらもが最高にクールでイカしていた(もちろん完売)1970-80年代ドイツで主婦と薬剤師とビジュアル・アーチスト業の傍らでひそかに電子音楽家として活動していたという、知られざる謎の女流電子音楽家URSULA BOGNERの待望の新たな発掘音源がリリースされた。今回は1972-1985年までの声とテープを使った電子音楽作品集。アナログもCDも全15トラック。どこか懐かしい未来感覚と宇宙感に満ちたリズミックでダブ的な激かっちょよいクール&ポップな実験音楽集。彼女のリリースものは毎回メーカーでも無くなるのが早いので気になる方はお早めにどうぞ。sample1&2は2曲、sample3のみ3曲。 (コンピューマ)
CTM festivalでのサウンドインスタレーションを元にしたアルバム。「abtasten_haltenは、2本のVUメーター針の動きであるシンセサイザーモジュールのための自己生成的な作曲です。パーカッシブな音は、リズムの組み合わせに合体し、すべてランダムで繰り返しのないものとなる。このアルバムは、無限のリズムのバリエーションに対する瞑想のようなものである。」ストックしました! (サイトウ)
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こちらは2002年にCDで発売されていますが今回が初のレコード化。多彩な音を使いながらもすっきりとまとまりグルーヴもしっかりある、ある種お手本の一つのようなダンスミュージック。とはいえダンスという土台の上で電子音楽の実験をしているような側面もあり、リスニングとしても楽しめる作品です。それにしてもRashad Beckerによるリマスタリングが良い仕事をしています!推薦! (日野)
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μ-ZIQやMINOR SCIENCE、NICK LEÓNも登場し、注目集めるスペイン拠点ニューエイジ/アンビエント専科〈BALMAT〉最新作!マスターオブアシッドTIN MANとGABO BARRANCOによるタッグ、以前はダンスサウンドにフォーカスしていたふたりがビートレスまで領域を拡張したフルアルバムで戻ってきました。数多くのアナログシンセサイザーを持ち寄りスタジオ録音。トーンとムードを繊細に調整した音のレイヤー、そして彼らのダンスワークにも宿る人肌の感傷が見事に結合。4/4キックの呪縛から解放された、アナログギアやアシッドシーケンスが保有するコスミッシェムジークへの可能性を体現する9曲。トラックリストからも是非! (Akie)
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DEMDIKE STARE自身が主宰する先鋭電子音楽名所〈DDS〉最新作。映画制作にも携わる音楽家KRISTEN PILONが提供したピアノ演奏とボーカルの素材を、DEMDIKE STAREがカット&エディット、エレクトロニクスを融合したコラージュスタイルの実験オペラ作品。不協和音も厭わず躍動させた電子音の騒乱、それに対して静的アプローチのピアノターム、予想外に展開し入れ替わっていく、テープループのためのコラージュ作品にも近い即興性。レイヴとシュルレアリスム、サイケデリックが混在しており、サウンドトラックながらこれ自体が映画そのもののような、立体的表現に到達していて圧巻。2025年上半期ながら既にベスト級の質で、DDSカタログの中でも傑作という評も得ている一枚。限定プレスです! (Akie)
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日野浩志郎自身のレーベル〈NAKID〉からリリースされたファーストアルバム「Metal Zone」で、現代実験音楽・音響シーンにその名を轟かせた、前衛音楽家YPYこと日野浩志郎とチェロ奏者中川裕貴によるタッグ”KAKUHAN(攪拌)”のライブ会場限定販売CD作品の流通が開始!リアルタイムで即興に呼応するエレクトロニクスとチェロ、ライブパフォーマンス特有の緊張感。マスタリングも日野自身が手掛けていることでまたスタジオアルバムとはまた違った解釈と感覚的な音のやり取りを味わえる一枚。 (Akie)
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名門〈NINJA TUNE〉そして現代実験電子音楽を象徴するカリスマACTRESSのプレミアムな一枚、ポストインダストリアル交響曲傑作をストックしています。クラシックピアノを交えた電子アンビエントの導入から中盤にかけてのドラムマシン入り、そしてインダストリアルドローンへと着地する20分越えのサウンドエクスカーション。クラシック音楽から電子音楽の歴史をなぞるような壮大なストーリー性、シームレス且つスリルたっぷりに展開していくシンフォニー作品。ワンサイドプレスのホワイト盤、マスタリングは名匠NOEL SUMMERVILLEと一切の隙がないリリース、お早めに是非。*サンプルは一曲を分けたものです。 (Akie)
ミニマルミュージックやガムランなどのアジアの音楽やニューエイジなどのエッセンスを持つ〈Leaving Records〉のここ数年のキーとなったトリオ、ASA TONEの一員であり、韓国のSalamandraも送り出したオルタナティブなニューヨークの実験音楽レーベル〈Human Pitch〉も運営してきたTristan Arp。ベースミュージックの枠を抜け出したFactaとK-Loneのレーベル〈Wisdom Teeth〉から通算3作目のアルバム。自身DJでもあり、実験音楽やアンビエント的な取り組みとダンスのエッセンスもあり、ネイチャー、ヒューマニティの神秘と、デジタルがミックスされたようなユニークで、深いイマジティヴなサウンド空間がアウトプットされています。傑作ですね。是非アナログでもどうぞ。 (サイトウ)
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エレクトロニカ期に登場し、架空の女流ヴィンテージ電子音家URSULA BOGNERや、サンプリング、コラージュを使ったGESELLSCHAFT ZUR EMANZIPATION DES SAMPLES等でのリリース、レーベルFAITICHEでのユニークな活動を続ける唯一無二の電子音楽家ヤン・イエリネック、この名義では12年振りとなるアルバムをリリース!ドイツ語で「between」に相当する単語「Zwischen」をタイトルに、もともとはドイツの公共ラジオの為に製作したものだそうです。ジョン・ケージ、カールハインツ・シュトックハウゼン、オノ・ヨーコら音楽家から、マルセル・デュシャン、ヨーゼフ・ボイス、スラヴォイ・ジジェクら芸術家、哲学者、詩人等々からLADY GAGAまでを対象に、それぞれの曲名で、ウィットな質問を投げかけるタイトルになっております。12年に渡りヴィンテージな電子音楽にオマージュしながらフレッシュな感覚を保ち、繰り返し聴き込めるある種のポップさをもって音楽をアウトプットするヤン・イエリネックの魅力です。推薦! (サイトウ)
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こちらはテクノの登場以降となる93年の作品。ジョン・ケージ、ブライアン・イーノや、ジョン・ハッセル、テクノや当時のハウスとドラッグの関係性にも言及している自身のライナーノーツが興味深いので単体ページで引用しています。このアルバムも尾島由郎氏との共同プロデュース。オリジナルはワコール・アート・センターのリリース。よりシンセサイザーの比重濃いサウンド、ラストはサックスのカルテットのための「Lattice」。 (サイトウ)