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The Knob, The Finger & The It
Astro Camping
Makiphon
- Cat No.: MAKIPHON 004
- 2025-05-13
BPM120、自身によるヴァイオリン、フルート、ヴォーカルをフィーチャーした、初期のHerbertスタイルも彷彿させてくれるサイエンスティフィック・エレクトロニカ、ユニークなメロディと歌声にも魅了される美麗ディープテックハウスA1「Upside Down」(sample1)、BPM122、彼女の持ち味が存分に発揮された催眠的サイケデリック・ドラッギーにエレクトロニック・アフロ・ブラジリアン・アンビエント・ディープハウスにサウンドスケープ・グルーヴするA2「Eyes Between Letters」(sample2)、BPM125、オリエンタル環境音楽コンテンポラリー・ミニマリズムがエレクトロニック・パーカッシヴにフロアに空間的音響エレクトロ・テックする有機的グルーヴ傑作トラックB1「Beyond Light And Shade」、BPM123、このリリースのハイライトで、とても彼女らしい実験性と遊び心のあるオーガニック有機的柔らかなサイケデリック・ミニマル・ディープ・ハウスB2「Complementary Senses」(sample3)の4トラックを収録。トラックリストからもぜひ。 (コンピューマ)
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ストレンジ、エネルギッシュなエレクトロニック探求精神に、ハードコアバンドのような狂気の効いたダイナミックな演奏。そこにモダンな展開もありなど、異なるスタイルの音楽を異なるコンテキストで超越させたサイケデリック・ハードコア・レフトフィールド・テクノ・バンド。生演奏、ダイナミックに恐怖を与えられる、ドキドキ、ワクワクとした迫力のあるサウンドデザインも素晴らしい。短め、一気にエネルギーを凝縮させた曲と曲の変わり際、環境音、動物の鳴き声、ドローンを用いたユニークな遊びもクスッと笑える展開も開始早々のマシンガンも歌詞も全てグッド。実際のライブ行きたい。誰からも影響も受けていないようです、是非レコードで手にしてください。 (hamon)
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ロンドンの新興電子音楽レーベル〈E2-E8〉新作!コールドなシンセアンビエンスに呪術のようなベルがデザインされたミニマルブロークンテクノ「Release The Tension」(sample1)は、リズム職人FOREST DRIVE WESTが打楽器を追加しシンコペーションさせた「Rekease The Tension ('Rising Tension' Remix)」(sample2)も素晴らしい。ポリリズミカルなモジュラーテクノ「Against The Tide」(sample3)まで、緻密なプログラミング技光るテクノワークアウト。 (Akie)
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2023年3月に行われた2人の即興ライブセッションを基に生まれた、ステージの上で交わされた音とアイデアの結晶化。ジャズの即興性やモダンクラシカルの響きも含んだダブテクノの深部を彷徨いながら、その枠組も溶かしていくポスト・ダブ・テクノサウンド。現れ、滲み、消えていく、時間が指の間からこぼれ落ちていくのをただ静かに見つめるための音楽。ネオンが反射する夜の街を蜃気楼のようにいつまでも漂うサウンドスケープ。ジャケットの写真が沁みてきます。 (足立)
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1963年10月9日夜、モンテ・トックの斜面から2億6000万立方メートルもの岩が崩れ落ちた。それは当時世界最大級のダムであったヴァイオント・ダムの貯水池へと落下し、ダム自体に深刻な損傷はなかったものの、少なくとも5000万立方メートルの水と泥の巨大な波を引き起こし、氾濫によって谷間のいくつもの村が破壊され約2000人が命を落とした。ピアーヴェ渓谷は、泥と瓦礫の巨大な塊で覆われ陰鬱な月面のような風景に変わってしまった。この大惨事の史実に着想を得て、運動と堆積をキーワードに4つの視点から捉えたサウンドスケープ。音の地滑り。イタリア実験シーンの作家Gianluca FavaronとStefano Gentileのコンビによるオリジナルバージョンに、スウェーデンの大御所Carl Michael von Hausswolffのリミックス、デトロイトのダブテクノ巨匠Rod Modellによるリワークを収めた全4曲スプリット2LP。ブックレット付属、限定300枚。 (足立)
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CD-R、すぐに姿を消すカセットテープ、運が良くないと手に入らないレコード。ライブを目撃しない限りなかなか手に取るような体験ができなかったMegabasseの音源が、カセットに収録されていたロングフォームのA1「L'Último Sacrifacio」に新たな2曲を加えて〈Noise In My Head〉キュレートの〈Efficient Space〉がより広くアナログリリース。ダブルネック・ギターに2台のフェンダー・アンプというシンプルないでたちから、ツィターやダルシマーのような楽器の響きを作り出し、徐々に現実の輪郭が歪んでくるサイケデリアを生んでいます。ヘルスでもウェルネスでもない、ほころびやささくれもそのままに変なかたちのまま誰でも入ってこられる不思議な空き地のような魅力的な場所がここに。 (足立)
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BPM136、A1「Filled with Vacuum」(sample1)、BPM130、A2「Ancient Behave」(sample2)、BPM140、シンフォニック・プログレッシヴなエレクトロニック・ ブレイクスB1「Same Point Different Coordinate」(sample3)、BPM142、ノイズ・エクスペリメンタル生き物のように動き伸縮するバウンシー・ブロークンな変則ヘヴィー粘着リズム・エレクトロニック・サウンズB2「Formulated Rhythm 4s」の4トラックを収録。
1998年頃から現在に至る長年にわたる活動の中で、Diagonal、DFA、L.I.E.S.、Raster Noton、Wordsound、Mille Plateaux、PAN、Skam Recordsなどのレーベルからリリース、Mika Vainio, Sensational from the Jungle Brothers, Sean Booth from Autechre, Conrad Schnitzler, Merzbow, Asmus Tietchens and many more.など、多くのアーティストとコラボレーションしている大阪とベルリンを股にかけ活動するKouhei MatsunagaのNHKyx名義でのSkamからの24年ぶりの新作10インチ。 (コンピューマ)
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音楽、ビジュアル、インタラクティブ・ゲーム(Mac/PC)を融合させ、多次元的な体験を提供するプロジェクト『MAPS』。ボルヘスの表現の限界に関する瞑想からインスピレーションを得て、超現実的な聴覚と視覚の旅を作り上げたもので、2013年にジュネーブでイブ・パフォーマンスされた音源。 (サイトウ)
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上記他にも〈MIDGAR〉〈ONE EYE WITNESS〉から出した作品はNEWTONEでもヒットしてきたリズム実験家TAMMO HESSELINKがカムバック!パワフルな低音と空間を大きく揺らすダブ処理でゆっくり導入、徐々にドラムが精密メカニカルに躍動していく「Harbour Launch」(sample1)。高音域の金属製パーカッションがダイナミクスを想像したポリリズミカルテクノ「Gossamer」(sample2)など。サウンドシステムへの没入感を高める音響ブロークンテクノ名品。 (Akie)
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名門〈MARCEL DETTMANN RECORDS〉から2015年にリリースされた名作。コンクレート的アプローチを取り入れた電子音響とディープテクノを邂逅させた「Morocco」(sample1)や、抽象的にビートをアンビエンスに隠した「Untitled 11」(sample2)など、エグ味のある音響構築、圧倒的です。この機会に是非。 (Akie)
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幻想的イマジナリー荘厳スピリチュアルな緻密で繊細な音響構築が美しすぎるシネマティック・ドリーミー、BPM128、BPM127、BPM129、BPM128。4トラック。名作12インチが久しぶりにまさかの再入荷できました。 (コンピューマ)
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ある種現代音楽の一要素にまで到達しているエンジニア、殆どの人がそのマスタリングワークに触れ合っているであろうRASHAD BECKERがキャリア三作目、遂に新作アルバムを発表(レーベル名も自身のスタジオからとっていてグッときます)アルバムを全四章に分け複雑なアイデアを内容させています。「Zero Hour」に始まる、コアとなる要素を再構築・リミックスした同タイトル4連曲など、ガムランやアコーディオンなどのアコーステイックとエレクトロニクスの切迫するやり取りで錯乱状態の世界を構築。デジタルかアナログか、喜劇か悲劇かも錯乱するリスナーの知覚に委ねる心理音響的アプローチも感じる、傑作であるかどうかさえ貴方に左右される、超越した領域です。 (Akie)
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あらゆる名義を使い分け〈3XL〉〈BOOMKAT EDITIONS〉〈WEST MINERAL LTD.〉などから作品を発表し、現代音楽史にて強烈な存在感を放っている才人ULLA STRAUSが新名義U.E.で発表した傑作が嬉しいリプレス!PERILAとの共作「Jazz Plates」でも披露した室内楽アプローチをさらに進化。音響コントロールや繊細なエレクトロニクスを干渉させ独自のローファイフォーク、チェンバーミュージックを探求。ジャズスィングも取り入れたり、前作と関連させながらも音楽性を改革していく、アーティストとしての魅力に圧倒されました、年始リリース作ですが年間ベストも間違いないかなと思います。推薦。 (Akie)
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BPM144、UKテクノ大御所James RuskinによるRussell Haswell トラックの鋼のようなマシーンビートによるエレクトロニック・テクノ・エクスペリメンタル・リミックスA1「Russell Haswell - Various Recordings (James Ruskin Amalgamation) 」(sample1)が強力。BPM136、Diagonalを体現するL/F/D/M によるメディテーショナルな7分越え催眠的インダストリアル・ダークウェイヴ・アシッドA2「Non Dea」、Not Wavingによるノンビートながらもグルーヴを感じさせてくれるエレガント・アンビエントB1「Rolling In Thoughts」も非常に心地いい。Powellとのコラボレーションでも知られるDale CornishによるBPM120、電化ショック・リディム・トリッピンB2「Back In The Room」(sample2)も極上。Diagonalを体現するEVOLによるねじれまくったバネのような妙チキリンエレクトロニック・ピンポン球グルーヴB3「Wabbit Trax 7」(sample3)も面白い。
このコンピレーションは、70枚のリリースを経たレーベルの進化と今後の方向性を反映したもので、エレクトロニック・エクスペリメンタル・アヴァンギャルド、ノイズ、コンピューターサウンズ電子音楽、フロアミュージック・テクノとの境界線、狭間を前衛的独自に探求するDiagonalならではの個性が爆発した絶品5トラックを収録。
LP1、LP2、LP3同様、この12インチには、カラーで伸縮性のあるHバンドが付属している。LP4枚全てにこのバンドが付属するので、レコードを組み合わせて4枚組12インチを完成させることができる! (コンピューマ)
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イギリス各地のアーティストがまずはボイスメモを介したリモートで形作り、その後グラスゴーの音響スタジオ”La Chunky”、最終的にマンチェスターの”The White Hotel”にて録音。ダークなスポークンワードのやり取りに歪んだヘヴィダウンビートが単調に交わる「10AM」(sample1)、痛むような感傷に満たされたアブストラクトフォーク「In The Silence It Only Gets Louder」(sample2)など、クラシックでムード主導、まさにUKミュージックの伝統に沿いながら脱構築した実験ダウンビート作品。 (Akie)
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現代のジャーマンエレクトロニックシーンを司るベテランTOBIAS.ことTOBIAS FREUND、そしてDJ NOBU主宰〈BITTA〉などからもリリースする電子サイケデリック魔術師DOLTZ、偶然の出会いから生まれたコラボレーションプロジェクト!トリッキーなシンコペーションに没入する「Fukaeri」(sample1)を皮切りに、ポリリズミカルな構造をクラップが惑わす「Gyeon」(sample3)など、音が作り出す空間性とリズム配列にフォーカスした、テクノイドなリスニング実験を披露。 (Akie)
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過去の未発表音源を、タイトル『Pruning(剪定)』の元にまとめた単なる寄せ集めではない造形美を感じさせる一作。第四世界やECM、エキゾチカとSF的メタモルフォーゼが非線形に交差する、Will YatesことMemotoneのめくるめくアイデアの奔流を覗き見れる。レインフォレストのようなアトモスフェリックなトラックから、不意に訪れる温かで虚なトロピカルギターの「Not What I Thought」や、Mike Cooperがダンジョンを駆け抜けるようなコズミック・ブギーブルース「Jim Starling and The Inverse Church」など、それぞれが独立しながら一つの巨大な器官を形成しています。全10曲の理想的なエスケープ。マスタリングはRashad Becker。 (足立)
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彼ら曰く「Hair & Treasureのバター状の地下墓地から滲み出た悪臭スプレッド」。よくわかりませんが、11曲分の泥沼が出来上がっています。00年代のアメリカ中西部ノイズシーンのスタイルを引きずり、『悪魔のいけにえ』的な殺伐とした美しさも感じさせ、廃棄されたハードウェアや音の傲慢さみたいなものを音楽として昇華していくという彼らの美学は健在。シンセスケープ、フィールドレコーディング、どこからとも知れぬ声、潜在意識的なパルスが濁流になって押し寄せる、発酵しきった音の塗りたくり。「下品こそ、この世の花」by鈴木則文。 (足立)
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前作「The Sacrificial Code」も素晴らしく即売り切れましたが、こちらも期待以上の素晴らしさ。短いフレーズのループをゆっくりと時間をかけて何度も何度も繰り返していく。聴いていくほどに思考することをやめ、音に浸って一緒に溶け合うような感覚に。ラモンテヤングやテリーライリーとは違うシンプルな方法ではありますが、パイプオルガンの素晴らしい音色も相まってシンプルだからこそ持っている強度がある。歴史に残る一枚になるかもしれません。 (日野)
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制禦された信号音みたいな電子音と自作シンセによる生演奏の臨場感、アフリカ・カリンバのようなようなミニマルな響き、レゲエ&ダブの侘び寂びな間合いと自然科学と宇宙観の素敵な融合。2012-16年に録音制作された全8トラック。Music Videoもナイスな世界観。クリアーカラーヴァイナル。先着限定で特殊メガネが付いております。トラックリストからもどうぞ。推薦盤。 (コンピューマ)