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Lieven Martens Moana
Three Amazonian Essays
Em Records
- Cat No.: EM1165LP
- 2025-10-23
Track List
〈Blank Forms Editions〉からリリースしていたExotic Sinと、ECM作品での演奏でも知られるJulian Sartoriusの2023年に行われた初セッション作。ピアノ、カリンバ、木管や金管楽器、ドラム、パーカッションなどを中心に、固定されたリズムや構造を拒みながらゆるやかなテンションを保って時にダイナミックに進行する6つの「Path」と名付けられた楽曲。エレガントな静けさと喧騒とノイズの舵取りでそれぞれの曲が異なる質感と重力をもって展開し、想像力の入る余地が大きく取られ、頼りすぎずに使用された電子音も非常に効いている引き算的で自然体なアヴァン・ジャムに痺れる。ドン・チェリーにも通じる知覚の遊び場探求。マスタリングはGiuseppe Ielasiが担当。トラックリストからもどうぞ。 (足立)
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自主レーベルSNDから3枚のアルバムとMille Plateauxから3枚のアルバムをリリースした後、しばしのブランクを経て2008年にリリース、地涌レーベル始動してリリースした3枚組のアルバム。RASTER-NORTONからのリリース「Atavism」の前年のリリースです。クリック、グリッチといったコンピューターサウンド以降のサウンドの実験、先鋭的なデジタルファンク。MARK FELLのDJとしての感覚もダンスフロアからかけ離れていったものとは、一線を画すSNDの魅力だと思います。 (サイトウ)
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日野浩志郎のレーベル〈NAKID〉のショーケースでのパフォーマンスも圧巻だったMark Fell と彼の血を引く、近年のコラヴォレーターRian Treanorの二人がBoomkat EditionsのDocumenting Soundとして2021年にカセットでリリースした「Last Exit To Chickenley」がアナログ化。Mark Fellらしい極彩色の電子音楽、フィールドレコーディングや打楽器のカットアップ、音響構築、イマジナリーなサウンドスケープ、微分的とも言われる実験的なリズム構造も垣間見れ、フロアで体験したことのある人なら伝わると思いますが、難解でありながら、フィジカルに揺さぶられるダンスの感覚があります。90分に渡る2LP、MARK FELLによるミラーボードのインサートシート、シルクスクリーンプリントのアートワーク。LTD VINYL。 (サイトウ)
ミニマル・ミュージック、セリエリズムの影響を受けた長編の4曲。ネクスト・ステージに上がった感あります。どれも素晴らしいですが、ミッドテンポのダンスなグルーヴで展開される「King of Glory」はひろく話題になりそう。2x12インチ180gバイナル。見開きのピクチャースリーヴ。PVCカバー。非常に美しい装丁。 (サイトウ)
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デビューアルバムである2019年作品「Surrender」は多所メディアの年間ベストを総なめ、今作リミキサーとしても参加している才人BEATRICE DILLONがプロデュースを務めたセルフタイトルアルバムも世界的評価を獲得し時の人となったBENDIK GISKEのリミキシーズが登場!やはりその首謀でもあるBEATRICE DILLONの余計な要素を一切排除しローエンドにグルーヴを授けたリミックス、そして同じく〈SMALLTOWN SUPERSOUND〉看板を務めるCARMEN VILLAINのダビーに抽象ダンス化したアレンジなども流石の一言。オリジナルそれそのものが繊細シャープに磨き抜かれた素材であることが、その個性溢れる参加陣のアレンジ力を引き出している印象。順番に聞いていくことでリミキサー陣の個性や解釈を考察できる、かつダンス性も高いのでフロアにも順応している、なかなか出会えないよう... もっと読むな傑作と思います。 (Akie)
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BPM128、出口のないトンネルを掘り続けているかのようなインダストリアル・ノイジーなカオティック・スロー・ドラムンベース・ブレイクスA1「Wreak Havoc」(sample1)BPM126、ポリリズム波打つ波動砲のようなインダストリアル混沌ブレイクスA2「Whalebone」(sample2)、モノクローム・ドローン太古な密林ジャングル世界をパーカッシブにアヴァンギャルド・ハーフステップ・トライバルするタイトルトラックB1「Taiga」(sample3)、BPM85(170)、幾つもの深いドローン・レイヤーの重なりからくぐもり広がる複雑な和太鼓のようなドラムワークが怒涛ひたすらにドラマチックに打ち込まれるB2「Stay」も強力。180g重量盤12インチ限定300枚。 (コンピューマ)
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ミュージック・コンクレートの父、ピエール・シェフェールに師事し、ピエール・アンリの元でテープミュージックを学んでいた60年代に書いた、フィボナッチ数列から導かれた対数曲線で構成されるグラフィック・スコア。エリアーヌ・ラディーグ自身「作曲」ではなく「音響提案(propositions sonores)」と呼んでいた時期の唯一残された作品。彼女にとって、長時間の持続音によって構成されるスタイルを探求するきっかけになった作品だそうです。
ロンドンのリダクショニズムの重要な音楽家として知られ、Occam Oceanシリーズにも参加しているハープ奏者Rhodri Daviesの呼びかけの元、Huddersfield Contemporary Music Festivalで演奏された録音。じっくり、素晴らしい音がなっています。Éliane Radigue の音楽を愛する人に一石を投じる一枚。 (サイトウ)
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モノクローム・サイケデリック・アシッディ・マッドなマジカル・ダビー・エクスペリメンタルなテープ・ループ、トリッピン・ドローン・サウンドスケープ絶品。Zoviet FranceやCoilをも彷彿させるような超自然的ダークで乾いたインダストリアル・アンビエントの極上世界がコズミック・タペストリーに美しく共振し響きあって広がっている。好調リリースが続いているRichard Greenan主宰KIT RECORDSからのリリース。アナログ盤でも鳴らしたい聴きたいハードコア豊かな音像含めて傑作。トラックリストからも是非ともどうぞ。全17トラック。 (コンピューマ)
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建築や建築音響を学んだバックグラウンドを持ち、鳥のさえずりや都市の雑踏、食器の音といったフィールド・レコーディングを自在に操り、電子音響と融合させることで独自の音楽世界を築いてきた彼。2013年のデビュー作『Vapor』はBBC Radio 1のBenji BやFACT Magazineらから高い評価を獲得し、その後もSonarやMutek、Glastonburyといった世界的フェスでパフォーマンスを披露。2019年には自主レーベル〈Borrowed Scenery〉を立ち上げ、『Spaces』を発表、音楽のみならずインスタレーションや映画音楽でも存在感を発揮。
本作『Impulse』は、360度マイクによるフィールド録音と10基のスピーカーを用いた立体的な制作環境で生まれ、Dolby Atmos Immersive Audioにも対応。波、雷鳴、足音など、生命力に満ちた音が... もっと読む立体的に展開し、まるで自然の中に身を置くような感覚を味わえます。煌めくシンセやリズムと共に有機的なサウンドスケープを描き、衝動的でありながらも深い陰影を帯びた内容は、Horikawa自身が語る“友人の死”という体験を背景に持ち、生と死のコントラストを音として刻み込んでいる。
躍動感と奥行きに満ちた『Impulse』は、自然の壮大さと人間存在の儚さを同時に抱きしめる壮大なサウンド・ジャーニー!!
(レーベル・インフォメーションより) (コンピューマ)
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フランスCLADが主宰、これまでもTRISTAN ARPやHENZO、BREAKA、TAMMO HESSELINKなどの前衛ベース作家を抱えてきた〈GRID〉新作!ミニマルながらクセ強く変化するシンセシスを導入したトラックに、UKグライムラッパーTRIMのMCが乗る「Pigeons」(sample1)のインストはレコードのみに収録。2010年代初頭のチョップドボーカル使いでUKベースのノスタルジックなムードと実験的レフトフィールドデザインがぶつかる「Transit Limb」(sample2)。〈RINSE FRANCE〉からのEPも素晴らしかったBEATRICE M.による実験グリッチアレンジなリミックスまで。新世代とオーセンティックがシームレスに交流した一枚!限定100枚です。 (Akie)
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『アル・カーペンターは、ポスト・ジャンル・パンクのアプローチをさらに発展させ、新たな成熟の域に達した。実際、この『Greatest Heads』はアル・カーペンターにとって、トーキング・ヘッズの『Remain in Light』であり、4枚目のアルバムであり、プロダクションに重きを置き、アフロビートの影響を歪んだ形で受けているという意味で、トーキング・ヘッズの『Remain in Light』であると言える。 このレコードには、Eoin Andersonによる入念なライナーノーツが収録され、特別ゲストが参加している:「ゴルディ、リサ・ローゼンダール、そしてミケル・ゼッド(バスク地方の重要なミュージシャンで、10年以上アルとコラボレートし、最近他界した。このレコードは彼に捧げられている。 アドルノが1949年に「アウシュビッツの後に詩を書くことは野蛮である」と書いたとすれば、アルは今日、大量... もっと読む虐殺を前にしてどのような音楽ができるのかという難しい問いに答えようとしている。アル・カーペンターは、ブリジット・フォンテーヌ、ブレヒト、アルトーを招き、ベルリンの暗い地下室で即興のプロテスト・ソングを作る。 観客は、エスニックな音、土星からの音楽、ビート詩、スペクトラリズム、ロバート・アシュレイを彷彿とさせる音色、無限のメランコリーと嘆き、そして70年代のフリージャズのエコーが、来るべき未来への革命の可能性として再構築されるのを聴きながら、幾重にも重なる歴史に吸い込まれていく。アルバロ・マティージャ、マルタ・サインツ、エンリケ・ザッカニーニ&マッティンは、エレクトロニクス、ノイズ、アブストラクト・ビート、ガレージ・ロックを、コンセプチュアルなアプローチと絶望的な怒りとともに、抑制された激しさで演奏する。 深く感情的な千の音楽の集合体は、深遠な真実を主張する。あるいは、今年ビエンヌで開催されたEars We Areフェスティバルでこのバンドのライブを観たジェローム・ノエッティンガーが言ったように:「すべてのカルペンター=すべてのヨセフ=すべての神の父=すべての神=それ以上、神はいない。ひとつのコードの表現に自由がある。" 大きな飛躍だ。 "ダブ・ハウジング/ニュー・ピクニック・タイム時代のペレ・ユビュのヴァイブ(間違った雰囲気)が全編に漂っていて、私はそれがたまらなく好きだ"ヒチャム・チャドリー(Nashazphone Recordsより (auto-translated from information)』
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10月30日大阪北加賀屋CLUB ダフニアにて、6チャンネル音響を使用したコンサート決定。起源は古代ギリシャ時代に遡る「コンポニウム」= 機械音楽、自動演奏楽器をコンセプトに、「サイバーヒューマン音楽」ともいえる形態の先駆者であるノア・クレシェフスキーに捧げられた、スペンサー・ドーランによる《コンポニウム・アンサンブル》。「8 Automated Works」。アナログ。クラシカル、Visible Cloaksの快楽性の側面、サイバーなニューエイジ感覚をちゃんと受け継いでいると思いました。アナログとても良い音が鳴ります。デジタルオンリーの「Block (Carl Stone Mi... もっと読むx)」もダウンロード出来るダウンロードコードも付いてます。 (サイトウ)
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BLAWANことジェイミー・ロバーツは、長年にわたってエレクトロニック・ミュージック界で高い評価を受けてきた。独自のサウンドづくりに対して非常に几帳面な姿勢を貫いており、南ヨークシャーのポスト工業都市・バーンズリーで育つ中で、10代の頃に出会った音楽的影響を絶えず作品に取り入れている。14歳の頃からウジ虫農場で働き始め、そのとき耳にしていた業務用ミートグラインダーの金属音から、音楽的なインスピレーションを得たと言う。メタル・バンドでの演奏経験を経て、リーズの伝説的な会場・West Indian Centreを訪れる中で、エレクトロニック・ミュージックの多様なスペクトラムに触れ、音楽的な視野を広げていった。
2010年代初頭に〈Hinge Finger〉や〈Hessle Audio〉といったカルト的レーベルからのEPリリースをきっかけにBLAWANとしてのキャリアをスタートすると、批評... もっと読む家たちから高い評価を受け、その後もソロ活動では、常に実験を重ねながら音楽の境界線を押し広げてきた。一方で、イギリスのプロデューサー・Pariahとの共同作業も継続。ライヴ・テクノ・アクトのKarennや、メタルに影響を受けたバンド・Persher、さらにはレーベル〈Voam〉まで、数々のプロジェクトを共に展開。本作『SickElixir』は、そんな彼の唯一無二で革新的なアーティストとしての立ち位置を、さらに確固たるものにする。
ベルリン、リーズ、パリ、リスボンで制作された全14曲入りの本作は、彼にとって最も個人的な作品であり、音楽や自己に対するスタンスを示すマニフェストでもある。喪失に対する深い悲しみや、家族の問題、人生の激動を原動力に、近作EPのサウンドをさらに発展させ、混沌としつつも緻密に構築された音の世界へとリスナーを引き込んでいく。過去を見つめながらも、未来への大胆なビジョンを描き出す本作は、アルバム全体に通底する激しさと内省的な要素が感じ取れる。BLAWANは、他の誰とも交わらないスタイルで独自の道を突き進んでいる。
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山中透がダムタイプとして初めて全楽曲の作曲・制作を手がけた本作は、サックス奏者・ハリー切手氏とのコラボレーションから生まれた音楽プロジェクトを記録しています。
“サスペンスとロマンス”というテーマのもと、ジャズやシネマティックな叙情性と、ポスト・ミニマル以降の冷たく抽象的な音響が交錯する、山中らしいコンポジションに、切手氏による印象的なサックスのフレーズ、シーケンサーやサンプラー、PCM録音を用いた音作りが重なり、その後の「S/N」まで続くダムタイプ・サウンドを象徴する音響イメージが、この時期にすでに形成されていることに気づくでしょう。
さらに、当時の貴重な写真やドローイング、メンバーによる座談会を収録した、50ページ超のブックレットが付属。カセットブック仕様でのリリースとなります。
本ブックレットは、初期ダムタイプ・メンバーらによる「Early Dumb Typ... もっと読むe Archive Project」の主導のもと制作されたもので、初期ダムタイプの活動を多角的に捉える貴重な資料となっています。
仕様
カセットブック(箱入り)
カセットテープ:全10曲・48分収録
ブックレット:50ページ超(写真・ドローイング・小山田徹×高谷史郎×穂積幸弘 座談会ほか収録)
歴代のアーチストの遺産を丹念に再解釈、荒げずな打ち込みビート、イマジナリーで夢想的なサウンドに激しいドラムプログラミングの対話によって2つの異なる傾向が共存する感覚を表現するという、なんともユニーク、奇才な、発想。中東エキゾチックなフィールドレコーディング、辺境ダウンビートありと交互に再生される曲順、こだわりに感動。おすすめの「Kiarostami'S Stash」(Sample1)に特殊フィールドレコーディングの「May Plastic Blossom In Spring'S air」(sample2)ダンスホールの「kick it until it's bent」(sample3)のホーンも途中のラジオネタも最高にいい感じ。トラックリストからも試聴できます。リスニング、プレイ両方に重宝する名作。 (hamon)
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アンダーグラウンドシーンのキーアーティストとして互いに数多くのフォロワーを抱えるADAM CURTAINとSTE ROBERTSのコラボレーションが再び!攻撃的なまでに研ぎ澄ましたドラム音像にモジュラーが対話するレフトフィールドミニマルテック「Let the Bells Breathe」(sample1)。変拍子を取り込んだトリッキーなリズムとグリッチ使いでIDMとテックハウスを横断する「Baby Steps」(sample2)。今回もテックハウスの範疇には収まりきらない実験精神。 (Akie)
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「クレシェフスキーはナディア・ブーランジェとルチアーノ・ベリオに学んだ作曲家で、初期は電子音楽/テープ音楽をやっていたが、徐々に「ハイパーリアリズム」に接近し、その概念を取り込んだ音楽である「ハイパーリアル・ミュージック」の第一人者となった(一般にはこの音楽スタイルの創始者とされる)。日本では竹村延和氏のフェイバリット作家としても一部に知られる。
彼のハイパーリアル・ミュージックは、実際の生演奏に聞こえるが全て人工的な操作・配置で創作されたものである。そこでは人間による生楽器や肉声の演奏が素材となり、シンセサイザー(合成音)は用いられない。録音年、ジャンルを異にする楽音がいち作品中で任意に結合され、あるものは人間技では不可能な演奏に変容され、ある音は過剰に強弱・長短のアクセントがつけられる等々、彼の意匠をこらしたドラマ性とユーモアが加味されている。
本アルバムは... もっと読む近年の作品を作家が自選したコレクションで、鋭敏なリスナーならば、聞き進めるにつれて姿を現す、狐につままれたような世界に惑わされること必至!」- EM RECORDS
ダムタイプ創立当初、山中は主に音楽制作を担当し、古橋はその楽曲を舞台演出に落とし込む役割を果たしていました。2人の共同制作は、ダムタイプ以前に組んでいたORGやR-STILLに始まり、その時期に志向していたNEW WAVEやプログレッシヴ・ロックに加えて、ミニマル・ミュージックや前衛パフォーマンスを融合させたローリー・アンダーソン、メレディス・モンク、ロバート・ウィルソンらからの影響を受けています。さらに、当時の先鋭的なサンプリング・ミュージックやハウス・ミュージックを大胆に取り入れた独創的なアプローチは、ダムタイプのサウンドの礎となり、日本のミニマル〜アンビエント・ミュージックとパフォーマンス・アートの重要な接点として歴史に刻まれるべきものです。
「庭園の黄昏(1985年)」と同時に制作されていた本作「睡眠の計画(1986年)」の公演では、山中がサウンド・オペ... もっと読むレーションを担当することになりました。電子オルガンの音色と印象的なピアノやサックスのフレーズがシンコペーションしながら疾走するミニマル・ナンバーで始まり、次に、機械の駆動音のようなけたたましいインダストリアル・ビートの上を様々なサウンドソースの断片が漂います。また、タイプライターのタイピング音をリズムに変えたナンバーもあり、当時はまだ新しかったサンプリング・ミュージックからインスピレーションを受けた様々な試みを展開し、パフォーマンスの身体性と見事に結びついています。
加えて映画音楽からも多大な影響を受けている山中らしい、メランコリックな旋律から世俗的なジャズなどの様々な情景を喚起させる色彩豊かなメロディが加わり、ポストモダン時代の世界中のパフォーマンス・アートのなかでも他に類を見ない、完全に独創的で洗練された世界観を構築しています。
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来日まじかのLIEVEN MARTENS MOANAとEM RECORDSのコラヴォレーション企画。FINIS AFRICAEのアルバムを丸ごと素材にリーヴォンが音源を構築したニューアルバム。楽しみにしていた一枚がついにリリースです。フィールド・レコーディング、アルバムの素材、エレクトロニクスをベースに、テープやアナログな手法と、デジタルなプロセス両方を駆使しながら、綿密に、かつ情景的な音世界を構築していて聴きこむほどにその世界の不思議な魅力に引き込まれていきます。是非ヘッドフォンか、良い音環境で体験してみてください。それぞれの曲は、フィニス・アフリカエと彼の息子以外に、武満徹、湯浅譲二、米現代音楽のパイオニア、チャールズ・アイヴズに捧げられている。 (サイトウ)