Tag: experimental
- List
- Grid
- LP
- Recommended =
- New Release
VA
Downundaground II
La Sape
- Cat No.: SAPE032
- 2025-11-13
鬼才Horatio Luna、GODTET、JK Group等のリリースで知られるオーストラリア・メルボルンの名レーベルLa Sape Recordsから、オーストラリアの先進的なアンダーグラウンドシーン新世代による新たな潮流を紹介するコンピレーション「Downundaground II」がリリースされた!!アヴァンギャルド・レフトフィールド・クラブサウンズ狭間の最前線としてリスニング&プレイどちらもバッチリ!
スピリチュアルジャズ・アヴァンギャルド、ポストクラシカル、ポストジャズ、ポスト・エレクトロニカ、ポスト・ダンスミュージック、ポストダブステップ、ブロークンビート、アンビエント実験ダブ、レフトフィールドからのインスピレーション、作曲と即興の狭間を探求する9アーティスト9トラックを収録。これからのシーンで活躍するであろう可能性を秘めたアーティスト達による荒削りながらも活き活きとした生命力に満ち溢れたフレッシュな作品群にワクワクする。BPM121ほど、アンビエンス流麗エレクトロニカ・テックハウスB3「Sknow - Step Under Thunder」(sample3)も是非とも。音質もバッチリ!アートワーク装丁含めてフィジカル逸品として仕上がっている。 (コンピューマ)
Track List
- LP
- Recommended =
- New Release
Daisuke Tanabe
Hole on Layers
Borrowed Scenery
- Cat No.: BS003X
- 2025-11-12
Kidkanevilとのkidsukeプロジェクトなど、数々のコラボレーションやEPを経て、10年ぶりとなる、初のソロ・フルアルバム「Hole on Layers」が、同レーベルよりリリースされたアルバム「Impulse」も素晴らしかったYoshi Horikawaと共同設立したレーベルBorrowed Sceneryよりリリースされた!!180g重量盤アナログLP限定盤。
ベース・ダンスミュージックを経た、日本伝統の環境音楽的世界観も心地よく漂い浮遊する、夢見心地のドリーミー・メランコリックなエレクトロニカ・エクスペリメンタル・ダウンテンポ傑作アルバム。全12曲。マスタリングはYoshi Horikawa。臨場感あふれる立体的空間音響もワクワクに楽しい。レコメンドとさせていただきます。 (コンピューマ)
Track List
- 2LP
- Recommended
- Back In
Taj Mahal Travellers
8/1/1974
Aguirre
- Cat No.: ZORN52
- 2025-11-11
小杉武久によるタージマハル旅行団の2ndアルバムがベルギーの〈AGUIRRE〉より再発!!コロムビアからオフィシャルライセンスを得た正規リイシューで1000部限定の再発です。お見逃しなく!
69年に結成し76年頃に消滅するまでの中で何度も演奏を重ねて円熟した後期の演奏である名盤2nd。集団即興の作品としてここまで音が溶け合い一体感のあるものは稀であり、それでいて過剰でも不十分でもない素晴らしいバランスのもの。生活と音楽が混じり合い、自然発生していくというタージマハル旅行団にしかできなかったと思える音楽だと思います。因みに小杉武久の同じく名盤である「Catch-Wave」と時期が近いこともあって、ディレイやフィルターのかけ具合が似ているようにも感じます。貴重であり素晴らしいレコード。大推薦です!! (日野)
- 2x12inch
- Recommended
- Back In
Petre Inspirescu
Traces of the wind
TON TON
- Cat No.: TONTON01
- 2025-11-10
多くの人を魅了してきたルーマニアのミニマルハウス・シーン中核Petre Inspirescu(ペトレ・インスピレスク)のおよそ8年振りとなるニューアルバム「Traces of the wind」が、新しいレーベル〈TON TON〉からリリースになりました。1950年代後半に建造されたルーマニア独自の社会主義モダニズムが貫かれた複合的なアパートメントにあるというブカレスクのミュージック・スポットBAR TONがスタートしたレーベル。サイトにも自身達のコンセプトが記され、音、デザイン、妥協のないこだわりで注目です。180gバイナル2枚組。14分弱の2曲と16分、17分強の曲の各面フルに収録された4曲。
ミニマル・ミュージック、セリエリズムの影響を受けた長編の4曲。ネクスト・ステージに上がった感あります。どれも素晴らしいですが、ミッドテンポのダンスなグルーヴで展開される「King of Glory」はひろく話題になりそう。2x12インチ180gバイナル。見開きのピクチャースリーヴ。PVCカバー。非常に美しい装丁。 (サイトウ)
Track List
- LP
- Recommended
- Back In
Clay Kin
Vevey
Squama Recordings
- Cat No.: SQM034
- 2025-11-10
様々な民族音楽の影響も伺えるパーカッション、エレクトロニクス。曲名は録音した地点の方位だと思われ、主に山や森の奥深く屋外で即興的に録音され、鳥のさえずり、水のせせらぎ、子供たちのおしゃべりなどのフィールドレコーディングを交えた、躍動感溢れる瑞々しい魅惑のサウンドが産まれています。是非じっくりチェックしてみてください。
先鋭ジャズとエレクトロニクスがクロスする、ドイツの先進レーベル〈Squama Recordings〉から、Enjiの最新作のサウンドのキーマンの一人でもあり、Valentina MagalettiやHerbert、ECMのColin Vallonはじめ多くのセッションに参加しているスイスのパーカッショニストJulian Sartoriusと、We Jazz等に合流しているUKの電子音楽アーチストDan Nichollsによるプロジェクト Clay Kinのデビュー作。素晴らしい一枚。再ストックしました。180g重量盤グレーのカラー・バイナル。 (サイトウ)
Track List
- LP
- Recommended
Kali Malone & Drew McDowall
Magnetism
Ideologic Organ
- Cat No.: SOMA064lp
- 2025-11-10
pipe organやオルガンと、アコースティック楽器を組み合わせたドローン、エリアーヌ・ラディークが所有するARP 2500シンセサイザーでのサウンド構築なども行ってきた女性音楽家、現在はパートナーでもあるスティーヴン・オマリーの〈Ideologic Organ〉で制作を行なっているカリ・マローンと、キャリア初期にはPsychic TV、Coilにも関わり、現在はNYCをベースにモジュラーの電子音楽をベースに活動しているベテラン音楽家Drew McDowallのコラボレーション「Magnetism」。
Kali Maloneのニューリリースです。前作「All Life Long」では聖歌隊や室内楽的なアプローチもみせ話題になりましたが、今作はDrew McDowallとのコラボレーション。「magnetism(磁性)」。持続音、ディストーション、フィードバック。不調和な律、波長が産み出す音のモワレ、うねり、軌道を楽しむ。周波数。精神に作用するような力すら感じさせます(主観ですが)。素晴らしい音楽。(サイトウ)
『カリ・マローンとドリュー・マクドウォールは、10年来の友情から生まれた初のコラボレーション・アルバム『Magnetism』を発表。マローンがマクダウォールのブルックリンのホーム・スタジオに足を踏み入れたとき、共有のヴィジョンはすぐに根付き、この2人の特異なアーティスト ...もっと読むによる驚くべきコラボレーションへの道筋をつけた。 Magnetism』では、マローンの痛烈で喚起的なメロディーがマクダウォールの特徴である音色合成を通して現れ、自由に舞い上がり、生命力を放つ統一された歌声を生み出している。技術的には、デュオはカープラスストロング・シンセシス、ディストーション、ジャスト・イントネーションを絶妙にブレンドしている。カリとドリューは、これらのツールを洗練された優雅さで取り入れながら、音楽の枠組みの中で流動的に動く。反復、飽和、共鳴の磁力にチャージされたMagnetismは、五感を魅了し、最後の音が消えた後も心に長く残る生きた音楽として脈打つ。 (auto-translated from information)』
Track List
- 2LP
- Recommended =
- New Release
Rafael Toral
Traveling Light
Drag City
- Cat No.: DC948
- 2025-11-07
今夏来日ツアーも行った、活動30年を数えるポルトガルの実験音楽家/ギタリスト、ラファエル・トラルのニューアルバム。ジム・オルークのレーベル〈Moikai〉の20年振りのリリースを飾った2024年ベストの1枚『Spectral Evolution』から1年半を経て、抽象的なフォームから離れジャズ・スタンダードを題材にした大胆な最新作を発表。幾百通りもの演奏がされてきたスタンダードを扱うことで際立つ作家性。夢見心地のひとつの出来事。ひとつの体験。
前作から引き継ぐようにしてフィードバックの鳥のさえずりで始まり、ギターと、テルミンを含む自作エレクトロニクスを中心に、サイン波、フィードバック、ベースギターを用いて小さなオーケストラのように再構築した音像。「Easy Living」「Body and Soul」「My Funny Valentine」などの、ビリー・ホリデイ、デューク・エリントン、フランク・シナトラ、ビル・エヴァンスらも録音してきた20世紀前半の象徴的なスタンダードナンバーが、パイプオルガンのような典礼音楽を思わせる厳かな感覚を纏って全く別の何かとして生まれ変わっています。4曲ではジャズの正統的なサウンドがゲストとして加わり、クラリネットのJosé Bruno Parrinha、テナーサックスの Rodrigo Amadoフ ...もっと読む (足立)リューゲルホーンのYaw Tembe、フルートのClara Saleiroがそれぞれ1曲ずつ参加。2枚組アナログ。Dサイドのシークレットなボーナストラックも是非フィジカルでお確かめください。 (足立)
Track List
- LP
- Recommended
- Back In
Eiko Ishibashi and Jim O'Rourke
Pareidolia
Drag City
- Cat No.: DC921
- 2025-11-06
2023年にフランス、スイス、イタリア、アイルランドを巡ったツアーでの演奏を録音した素材を再構築した幻惑のサウンド・コラージュ意欲作。山梨在住の世界的な2人の実験音楽家、石橋英子とジム・オルークによる信頼の協働。デュオとしての5作目が〈Drag City〉からリリースされました。
映画『悪は存在しない』の音楽で大きな注目を浴びた石橋英子の新作としては、7年振りの歌のアルバム『Antigone』に続いて待望の今年2作目。ふたりにとって初の海外公演のライブアルバムという枠には留まらない、響きと関係性のダイナミックなコラージュ・アルバム『Pareidolia』。ライブ前には情報を共有せずにそれぞれの準備の元偶発的な出来事を引き寄せ、フルートやハーモニカの演奏、物音、ノイズ、エレクトロニクス、ドローンなどが共鳴し、前夜の録音を翌日の演奏に取り込むなど重層的な音のパッチワークを展開。それらの素材を最終ミックスで再構築し、ジム・オルークのパリのある瞬間と石橋英子のダブリンの別の瞬間を組み合わせるといった、シームレスな夢のようなコラージュとして形作っています。聴く度に別のイメージや物語を見てしまい、何度も聴いてしまう、自己の鏡のような魅惑の推薦作! (足立)
Track List
- LP
- Recommended =
- New Release
Oren Ambarchi / Johan Berthling / Andreas Werliin
Ghosted III
Drag City
- Cat No.: DC955
- 2025-11-06
『Ghosted II』から1年あまりで3作目も出ました!ベーシストJohan Berthling、パーカッショニストのAndreas Werliinと、ギターのOren Ambarchiのトリオによるエクスペリメンタル・クラウト・ジャズ・セッションの最深渡航先。さらにダイナミックに広がったリズム&サウンドの冒険。
Cornelius CardewやCharlemagne Palestine、Ricardo Villalobos、ジム・オルーク、灰野敬二、Merzbowなど数々のアーティストとのコラボレーターでもあり、名門〈Black Truffle〉主宰としても活動盛んなオーストラリアの音楽家Oren Ambarchiが、スウェーデンのジャズ奏者Johan Berthling、Andreas Werliinと編成したトリオの『Ghosted』シリーズ最新作が到着。より脱力、野生化された、高揚感のある転がる即興グルーヴの全6曲。ジャズやクラウトロックのミニマルな感覚を土台に、アンビエント/ニューエイジの揺らぎやドリームポップ/ポストロックのムードを抱き込んだ屈指の一枚です。 (足立)
Track List
- 12inch×3
- Recommended =
- New Release
Mike Parker
Epilogue
Field
- Cat No.: Field 38
- 2025-11-06
MIke parkerがDonato DozzyやCio D’or達と共に深遠な超越性を追求するクラブミュージック探求の新たな潮流の最前線に立つ事になった時期2011-2013年にPrologue Recordsからリリースする事で確立したソリッドで鋼のようなモノクローム催眠的ディープテクノの基盤を作り上げた時期の音源達を厳選コンパイルしたグレイトな3LPアナログ盤が、2001年デビュー作「Dispatches」再発に続いてField Recordsからリリースされた!!
Prologue Recordsからリリースされた最初の2枚のEP、2011年「Subterranean Liquid EP」「Pulse Trader EP」から6トラック+2013年アルバム「Lustrations」から6トラックを収録した全12トラックを丁寧に収録した素晴らしき3LPアナログ盤。今回のリリースは、Mike Parkerの輝かしいキャリアにおける重要な転換期を再構築した作品にして、厳密なパルス音の一つ一つ暗黙の空間設計の隅々に至るまで、今なお影響力を保つ彫刻的自然科学ディープテクノサウンドを構築する熟練者の技が宿っている。
Ena、Sugai Ken、Chihei Hatakeyama、Monolake、Imaginary Softwoods等々、素晴らしきリリースが続くオランダField Recordsからの素晴らしきアナログ化リリース。 (コンピューマ)
Track List
- 12inch
- Recommended
- Back In
Ssslip / Beton Brut Feat Trim
Pigeons / Transit Limb EP (feat Noti, Beatrice M mixes)
Grid
- Cat No.: GRID 017
- 2025-11-06
イーストロンドンのベテラングライムMCのTRIMをフィーチャリングした注目作!次世代エナジーと捻りを吹き込んだ荒削りでクラブ仕様のグライムヴァイブとTRIMの邂逅。BEATRICE M.とNOTIが手掛ける、低音フリークアウト&グリッチーなリミックスも強力。バイナルエクスクルーシブのインストバージョンも収録!
フランスCLADが主宰、これまでもTRISTAN ARPやHENZO、BREAKA、TAMMO HESSELINKなどの前衛ベース作家を抱えてきた〈GRID〉新作!ミニマルながらクセ強く変化するシンセシスを導入したトラックに、UKグライムラッパーTRIMのMCが乗る「Pigeons」(sample1)のインストはレコードのみに収録。2010年代初頭のチョップドボーカル使いでUKベースのノスタルジックなムードと実験的レフトフィールドデザインがぶつかる「Transit Limb」(sample2)。〈RINSE FRANCE〉からのEPも素晴らしかったBEATRICE M.による実験グリッチアレンジなリミックスまで。新世代とオーセンティックがシームレスに交流した一枚!限定100枚です。 (Akie)
Track List
- LP
- LP
- Recommended
- Back In
Jim O'rourke
Bad Timing
Drag City
- Cat No.: DC 120LP
- 2025-11-05
JIM O’ROURKEの決定的な名作「Bad Timing」。
97年リリース、ポストロック以降のUSインディーで影響力の大きかったDRAG CITYから、GASTOR DEL SOLでの「Upgrade & Afterlife」に続いて決定的だった1枚。JOHN FAHEYとデルタ・ブルース、デレク・ベイリーの影響を反映したといわれる音響サイケデリック・ギターの大名作! (サイトウ)
- LP
- Recommended
- Back In
Rafael Toral
Spectral Evolution
Moikai
- Cat No.: M14
- 2025-11-05
(2025夏来日!2024年年間ベストの1枚!!再入荷しました!)ジム・オルークのレーベルMoikaiによる20年ぶりにリリースはこのタイトル。各方面から大絶賛の嵐。ポルトガルの実験音楽
ギタリスト、ラファエル・トラルによる2024年作品。初回分がコメント入れる前にsoldout、、ようやく再プレス分の入荷!
ドローン / アンビエント、エクスペリメンタル・ギター / 電子音歴史の中でも重要人物の一人。90`s名作LOVELESSへの最も速かったオマージュ作から、ソニック・ユースのアルバムへの参加などの経歴もあり。
ジャケ通りの鳥の声にも似たサウンド?架空のギターのような?色々な音が体験できますが、エクスペリメンタルすぎず不思議な聴きやすさもあり。ポルトガルという土地柄でしょうかからりとした抜けも。キャリア30年の月日が物語る、完成された音響アートです。432Hz(ちょいとスピリチュアル入りますが自然界と1番調和する音調、とのこと)での録音、Stephan Mathieuによるマスタリング。視聴は抜粋です。これはフィジカルで!
ちなみにSUSO SAIZのフェイヴァレットでもあります。 (Shhhhh)
Track List
- 3LP BOXSET
- Recommended
- Back In
Gastr Del Sol
We Have Dozens Of Titles
Drag City
- Cat No.: DC836
- 2025-11-05
【再入荷しています】David Grubbs とJim O'Rourke。Gastr Del Sol。25年の時を経てオルタナティブな音楽の歴史の重要な1ピースとして揺るぎない地位を確立、多くの人に影響を与え、愛されてきたシカゴ・ポストロック・グループ。未発表の音源も含む3LP BOXセットがリリースされました。先行で公開された未発表の「The Seasons Reverse」のライブ録音と、アートワークで期待膨らませてみてください。12の楽曲「We Have Dozens Of Titles」。
デヴィッド・グラブスとジム・オルークのデュオを軸に、1991年から1998年まで活動を続ける、シカゴ・ポストロックの重要バンドGastr Del Sol。John EcEntireやBundy K.Brownも合流し、Tony ConradやKevin Drummも参加した永遠の名作「Upgrade & Afterlife」など7つの作品を残している。活動休止から25年の時を経て未発表の音源も含む3LP BOXセットがリリースされました。名曲「The Seasons Reverse」のインストのライブバージョンで幕開け、Red Hot + Botheredに提供した「Quietly Approaching」、Tony Conradとのスプリット7インチでリリースされた「The Japanes ...もっと読む (サイトウ)e Room At La Pagode」、〈Table of elements〉からの「湖畔通りの竪琴工房」などのDrag City外でリリースされた音源や、未発表のライヴ音源なども含まれている。全曲JIM O’ROURKE自身によるリマスター。3LP BOXセット。 (サイトウ)
Track List
- LP
- Recommended
- Back In
Eiko Ishibashi
Antigone
Drag City
- Cat No.: DC944
- 2025-11-05
濱口竜介『悪は存在しない』の音楽と同時期に制作されていた石橋英子の新作。『The Dream My Bones Dream』(2018年)以来となる7年振りの歌のニュー・アルバム『Antigone』。〈Drag City〉から待望のリリースとなります。
濱口竜介作品(『ドライブ・マイ・カー』『悪は存在しない』)をはじめいくつもの映画音楽制作を経て、前作に続きJim O’Rourkeとの共同プロデュースで放つ新作。山本達久、Marty Holoubek、ermhoi、松丸契、Joe Talia、Kalle Moberg等が参加。元はジュリー・クルーズ(あのツイン・ピークスのテーマで知られる)が場末の無人のバーで歌っているようなイメージがあったという、煙のように漂うムーディーで幽玄なサウンドスケープ。そしてあまりに夢心地のうっとりするボーカルでありながら、現実の苦味のある空気もたっぷり吸い込み、さらにフーコーの「18世紀における健康政策」のテキストもパラレル的に彷徨う重要作(ALSの当事者である岡部さんと知り合った経験についてのインタビュー記事 ...もっと読む (足立)もぜひお読みください)。「墓場」もコンセプトだといいます。その時代の空気が映ってしまっているある種の傑作映画を観たような感触にも震える、逃避よりも現実の影を引き受けるようなポップ・アルバム。ぜひレコードで。これで生きていけそうな気さえします。 (足立)
Track List
- LP
- Recommended
Oren Ambarchi / Johan Berthling / Andreas Werliin
Ghosted
Drag City
- Cat No.: DC838
- 2025-11-05
リプレス。Oren Ambarchiと、Fire!で活動するスウェーデンの盟友たちによるジャズ、ワールド、クラウトロック、エクスペリメンタルをまたいだ果てしないグルーヴ、ポリリズムのマジック。『Ghosted』の第一部、ストックしています。
名門〈Black Truffle〉のオーナーとして数々の傑作を出版し、自身も80年代から活動し精力的に作品を発表し続けているオーストラリアの音楽家Oren Ambarchi。これまでも共演のあるスウェーデンの二人、ベーシストのJohan BerthlingとドラマーのAndreas Werliinと編成した、トリオでは初となるグルーヴ工房『Ghosted』。2018年にストックホルムのスタジオで行われた一発録りというライブレコーディング。ドン・チェリーとも共演した伝説的なジャズ・ミュージシャンChrister Bothénが西アフリカの弦楽器ドンソ・ンゴニで客演。アンバーチのエフェクターを駆使したギター、ウッドベースのミニマルなフレーズの地平に、最後はドローンで沈んでいく。そしてⅡ、Ⅲへと続きます。 (足立)
Track List
- LP (予約)
- 2LP
- Recommended
- Back In
Yosi Horikawa
Impulse
Borrowed Scenery
- Cat No.: BS002LP
- 2025-11-05
建築と建築音響学を学び、世界的評価を集める日本発サウンド・アーティスト、Yosi Horikawaによる、野鳥のさえずりや都市の騒音、日常音フィールドレコーディング素材をもとに構築、豊かで質感あるエレクトロニック・サウンズを紡ぎ出した最新作ニューアルバム「Impulse」がBorrowed Sceneryよりリリース。Dolby Atmos Immersive Audioにも対応された臨場感溢れる音響効果ドラマチック・エレクトロニック・ビーツ11トラック2LP。
建築や建築音響を学んだバックグラウンドを持ち、鳥のさえずりや都市の雑踏、食器の音といったフィールド・レコーディングを自在に操り、電子音響と融合させることで独自の音楽世界を築いてきた彼。2013年のデビュー作『Vapor』はBBC Radio 1のBenji BやFACT Magazineらから高い評価を獲得し、その後もSonarやMutek、Glastonburyといった世界的フェスでパフォーマンスを披露。2019年には自主レーベル〈Borrowed Scenery〉を立ち上げ、『Spaces』を発表、音楽のみならずインスタレーションや映画音楽でも存在感を発揮。
本作『Impulse』は、360度マイクによるフィールド録音と10基のスピーカーを用いた立体的な制作環境で生まれ、D ...もっと読む (コンピューマ)olby Atmos Immersive Audioにも対応。波、雷鳴、足音など、生命力に満ちた音が立体的に展開し、まるで自然の中に身を置くような感覚を味わえます。煌めくシンセやリズムと共に有機的なサウンドスケープを描き、衝動的でありながらも深い陰影を帯びた内容は、Horikawa自身が語る“友人の死”という体験を背景に持ち、生と死のコントラストを音として刻み込んでいる。
躍動感と奥行きに満ちた『Impulse』は、自然の壮大さと人間存在の儚さを同時に抱きしめる壮大なサウンド・ジャーニー!!
(レーベル・インフォメーションより) (コンピューマ)
Track List
- 2LP
- Recommended =
- New Release
Powell
We Do Recover
Diagonal
- Cat No.: DIAG070
- 2025-11-05
ロンドン奇才Powellによる久しぶり4年ぶりソロアルバム「We Do Recover」が、自身によるレーベルDiagonal Recordsからリリースされた!!!友人の死、深い悲しみ、自身の落ち込みを経ての復活作にして希望へのメッセージが込められた入魂アルバム。クリアヴァイナル2枚組。21トラックを収録。
ハイパー奇妙で重奏的な合成音シンセサイザー・サウンドによる新たなPowellサウンズ領域をレフトフィールド・ユニーク独創的チルアウト・テクノ・エクスペリメンタル内省的に探求した意欲作。Guy Featherstoneによるデザイン、Marte EknæsとMichael Amstadによる撮影。Matt “The Alchemist” Coltonによるマスタリング。 (コンピューマ)
Track List
ページトップへ戻る

C1(sample3)のようにインディーファンにも届くような曲がありながら、ところどころエクスペリメンタルで最終的にポップにまとめているのがすごい。感情的という訳ではなく、淡々としながら音楽的な響きを追求しているのが良く、抜き差しのセンスが抜群。そういう点で言えば坂本慎太郎にも通ずるのかもしれません。ドラムマシン(or電子ドラム?)の使い方が絶妙で、録音も素晴らしくLOWの響きは特に良い。音楽の喜びが伝わる全12曲。 (日野)