- LP
- Recommended
- Back In
Aksak Maboul
Redrawn Figures 2
Crammed Discs
- Cat No.: CRAM308
- 2025-11-24
一味も二味も違う大人の洒脱で瀟洒なポップ・バンド、AKSAK MABOULのリーダーのMarc Hollanderは"ワールド・ミュージック"総本山のCRAMMED DISCSのリーダー。ユーロ・ロックとワールド音楽のコアなところにいるそんな彼らのリミックスアルバムが普通なわけがないです。ダンスミュージックのリミックスとは違うインテリジェンス溢れる再構築集。とはいえ技巧的で難しいわけじゃなく、ミニマルなリフとスペイシーなシンセを多用したプロダクションはダンス耳にも十分素晴らし。
まずはVo.1はロンドンのVanishing Twin(sample1)、ブリュッセルのShungu(sample2)、The Notwist(sample3)、テニスコーツとも共演するドイツのポストロップ的に ...もっと読む (Shhhhh)ジャーマンロック・バンドThe Notwist、ウェールズ出身のSSWCate Le Bon、アメリカの実験音楽家Carl Stone、ウガンダのタイコ集団でNyege NyegeからもリリースがあるNihiloxicaのメンバー、RVNGからのリリースも素晴らしかったロシアのKATE NV + 本人たちの再構築。どれも本当に面白いです!大人のエクスペリメンタル・ポップ秋のお供に。ラウンジDJ時に素敵に鳴ってくれそうです。しっかし洒落てますな。 (Shhhhh)
正確にはこちらは2014年に発表されていた、ザ・ハネムーン・キラーズのヴェロニク・ヴィンセントを迎えての未発表曲のダンス・ミュージックサイドからのリワーク。もちろん、普通のダンスエディットばかりではありません。メンツはフィンランドのJaakko Eino Kalevi、トゥールーズのこいつもへんですForever Pavot、ステレオラブのレティシア、Lena Willikens 姉さん、ここで名前が見れるの嬉しいBurnt Friedman、ニュートンでも推しのHELLO SKINNYCapitol K 、Tame ImpalaのメンバーもいるAQUASERGEなど、これはフランスやベルギー欧州のハイセンス・ポップとインテリジェンスなダンス・ミュージック職人の勢揃いな快盤ではないですか!な ...もっと読む (Shhhhh)るほど、ワールドミュージック総本山であるCRAMMED DISCを作っただけあるというか参加メンツ眺めてるだけでも地図が広がりますね。フロア向けの曲もありますが、各人が試されているかに応える如くきちんと個性を発揮して1枚のコンセプトアルバムになってますね。 (Shhhhh)
Track List
アフリカ〜ラテン〜英米ポピュラー音楽のタワレコ的音楽、または世界フォルクローレ/土着音楽といった文脈からも外れた、ヨーロッパ主義的浪漫と知的音楽。強引にプログレなんて括ってもいいけど、自由でハイセンスで瀟洒な19世紀のサロン音楽の系譜なんてしたほうがしっくりきますね。のちに"ワールドミュージック"の総本山でありそのジャンルの型を決定した、Crammed Discの創始者、Marc Hollanderのバンドというのが最高に面白い。Luaka Bop、NONESUCHもクラムドの後を追ったとwindbellも分析しています。とはいえエスニックや教条的要素は全くなく、しっかりたっぷり快楽的でかつ摩訶不思議トリップと寓話の世界の音像。ZNRはもちろんアルゼンチン諸作もこ ...もっと読む (Shhhhh)の遺伝子なんだろうし、チェンバーポップの大元ネタだったりするのかなと。とにかく大推薦です。こちらはCD。CDのボーナストラック良いですよ。 (Shhhhh)
Track List
1STの曲は誰かのミックスに入ってたり、聴くと全曲クラシックなわけで、しかし洋楽紹介のメインストリームからみたらSPINETTAのようにアーカイブの海に埋もれてしまっていたのか。理解と解放はいまだったのかと勝手に解釈。いわゆる"ワールド・ミュージック"の総本山でありながら、絶えずそこを批評的かつ愛ある視点で外側に立っているレーベル、ベルギーはCrammed Discの創始者でもあるMarc Hollanderのバンドというもの面白い。Fred Frithらヘンリー・カウ周辺にレティシア・サディール、Julien Gascといったスレテオラブ周辺らハイセンスなポップ職人たちも参加。プログレ、スポークンワードとは過去のものだと思ってたけどいえいえそんなことはない。大人たちの瀟洒な遊びと歌と演奏。最高です。 (Shhhhh)
Track List
20世紀の終わりまであとラスト1ミリというタイミングで彗星のように出現し、アルゼンチンの音楽という聴きなれない括りを知らしめ、我々今の耳を作ったのはこの盤(とモノ・フォンタナ"CIRUELO")です。この不思議な色気と浮遊感はあらゆる00年代~のSSWに影響を与えたであろうもちろん今に通じるスタンダードへ。土と星の匂いのするサイケデリック感はむしろダンスミュージック好きに先に受け入れられました。ノスタルジック感ゼロ。21周年らしいが、そんな時間の感覚さえ掴み切れず逃げていく。
"バルセロナのソナー・フェスに出演後にアレハンドロ・フラノフ(アルバム参加)はそのままマヨルカにいる弟に会いに行き、先にブエノス・アイレスに戻り予定されていた公演の準備をしていた彼女は不安になり、アレハンドロに電 ...もっと読む (Shhhhh)話すると「もう独りでステージに立ったほうがいい」と言われ、激怒。アレハンドロは90年代にシンセサイザーを持って私の前に現れ、扉を開けてくれた。そして、私を置き去りにして、次なる扉を開いてくれた。"
という寓話のようなエピソードなど。 (Shhhhh)
〈Ninja Tune〉傘下のレーベル〈Technicolour〉から世界が注目するインストバンド、ユーフ。
近年、東洋と西洋を掛け合わせた摩訶不思議な音楽で人気を博すグラス・ビームスを輩出した〈Ninja Tune〉の現在の方向性の一つを示すように、世界各地の音楽からの影響を融合した唯一無二のサウンドで熱い注目を集めている彼らユーフが、最新EP『Mt. Sava』をリリース!
2025年初頭に発表されたEP『Alma’s Cove』に続く本作は、バンド自身が「精神的な姉妹作」と語るように、前作の穏やかな海辺から舞台を移し、雄大な山岳砂漠のスケールを描く自然の音風景と静かな内省を描いた6曲を収録している。
オープニングの「Moon Dive」は、夜明けを迎える静かなひととき ...もっと読むを瞑想的に描き、聴き手に休息と内省の空間を提供する。一方、「Night Air」では山岳地帯特有の気温や湿度の変化に触発され、夜の砂漠の脈動を表現。「山岳砂漠の環境では昼夜の温度・湿度の変化がより強く感じられる」とバンドは語っている。
デンマーク語で砂漠を意味する「Orken Bloom」は、日の出を映し出すようなダイナミックでスピード感のあるトラック。さらに「Calima」では、サハラの砂を大陸を越えて運ぶ風に着想を得て、静けさのひとときを描き出している。先行シングルB3「Mesa Mesa」では、砂漠に広がる壮大なテーブルマウンテンへのオマージュともなっている。
Track List
Track List
1. Jeb Loy Nichols - Countrymusicdisco45
04:092. Jeb Loy Nichols - Sometimes Shooting Stars
02:553. Jeb Loy Nichols - Short Cut Home
03:244. Jeb Loy Nichols - Disappointment
03:025. Jeb Loy Nichols - Days Are Mighty
02:466. Jeb Loy Nichols - Don't Dance With Me Tonight
03:277. Jeb Loy Nichols - You Got It Wrong
02:398. Jeb Loy Nichols - Ring The Bells
03:569. Jeb Loy Nichols - Let's Make It Up
02:4910. Jeb Loy Nichols - When Did You Stop Loving Me
03:4711. Jeb Loy Nichols - Just Beginning
04:0012. Jeb Loy Nichols - Wintering Of The Year
03:1713. Jeb Loy Nichols - Let It Rain
03:0414. Jeb Loy Nichols - We Tell Each Other Who We Are
03:2715. Jeb Loy Nichols - Trip To You
04:0616. Jeb Loy Nichols - Dirt
02:5417. Jeb Loy Nichols - Heaven Right Here
03:3818. Jeb Loy Nichols - If Later Ever Comes
03:0319. Jeb Loy Nichols - Remember The Season
03:1020. Jeb Loy Nichols - A Little Love
03:3521. Jeb Loy Nichols - Weary Traveller
03:20その存在自体がどこか神々しい領域にまで達しようとしているアヴァンギャルド・アンダーグラウンド・フォーク重要人物レジェンドRichard Youngs新作が再びBlack Truffleからリリースされた。
BPM79、どこか中近東の旋律にも聞こえてくるイマジナリー17分19秒にわたりゆっくりと展開するSide-A「Modern Sorrow」(sample1)、BPM77、より静謐なる祈りにも似たメディテーショナルな19分7秒、Side-B「Benevolence Ⅰ+Ⅱ」(sample2)も美しすぎる。Side-A「Modern Sorrow」リズムの打ち込みはほのかにSpoonin Rapをも思い出させてくれるかのような渋みにもグッとくる。ロバート・ワイアットの世界観とも通じるような神々の領域を彷徨い漂う名作。レコメンドとさせていただきます。 (コンピューマ)
Track List
今作のレコーディングには、ここ数年 mei ehara を支えてきたバンドメンバー、鳥居真道(トリプルファイヤー)、浜公氣、Coff、沼 澤成毅が全編にわたり参加。エンジニアは 1st アルバムでもタッグを組んだ中村督が担当。マスタリングは、Stones Throw の一連 の作品でも知られる LA 在住の Jake Viator が手がけており、万全の布陣で完成。ジャケットアートワークは、ブルックリン在住のイ ラストレーター/タトゥーアーティスト Patrick Edell による描き下ろしとなっている。
mei ehara よりコメントが到着してます。
「この度、3rd Album『All About McGuffin』をリリースします。ある時期から、普遍的で不器用な一人の人 ...もっと読む間として今作を素朴な
作品にしたいと思いはじめました。最終的にここ数年間の私の精神的な変化を「アルバム=一つの物語」としてしっかりと形にできた と思います。素朴はとてもロマンチックなことだと思います。どこかしらに皆さんとの共通点が見つかるかもしれません。 アルバムを一曲目から最後の曲まで通して聴くことも珍しくなってきた時代なのかもしれませんが、是非最初から最後まで通して聴い ていただければ嬉しいです。詳しいことは何かの機会にお話しできればと思いますが、要するにとても満足しています。そして、関わっ てくださった全員にとても感謝しています。」
Track List
『この新しい7''で、Orchestre Tout Puissant Marcel Duchampは、大胆なコラボレーションを通して、音楽の境界を曖昧にし続けている。片面のRevenant du Nordは、フランソワとアトラス山脈との共作で、移住の物語、モロッコの記憶、そして重層的なポリリズムを渦巻くオーケストラのムーブメントに織り込んでいる。一方、ジョー・バークと作曲したSiilentは、ジュネーブの深夜のダンスフロアにインスパイアされ、アンサンブルの特徴である楽器の繊細さによって形作られたダークなダブの領域に飛び込んでいる。異なるルーツから生まれた2つのトラックは、有機的なパワーと音楽的な眩暈を求める同じ意欲によって結ばれている。 周期的なオルガンのパターンを軸に2000年代初頭に構想 ...もっと読むされた『Revenant du Nord』は、モロッコへの旅とヨーロッパの端に住む若い移民たちとの出会いに根ざした待望の作品である。OTPMDの豊かなインストゥルメンタル・テクスチャーとバスク人シンガーの歌声に乗せて、フラソワは詩的な歌詞でその記憶を蘇らせる。その結果、催眠術のようなポリリズムの旅が生まれ、オリジナルの9本指のオルガン・リフは、4本手のマリンバ・シークエンスへと姿を変えた。 もともとミニマルなアウトロとしてスケッチされたシレントは、催眠術のような6/4のリズムを軸に、グリミーなダブを取り入れた新しいバージョンで戻ってきた。ジュネーブのダブクエイクで一夜を過ごした後に作曲されたこのトラックは、OTPMDのオーケストラ・セットアップというユニークなレンズを通して、生々しい肉体的エネルギーを表現している。ジョー・バークの印象的なフォーク・ヴォーカルとドラマー、ルシアン・シャタンの繊細で揺れ動くタッチによって、Siilentはダブ・トランスと幽霊の出る室内楽の間の一線を歩き、緊張感があり、エレガントで、深い没入感を与えてくれる。 (auto-translated from information)』
Track List
自然、音、景色がチルアウト有機的グルーヴに一体化する瞑想的サウンドスケープ、ゆるやかトロピカル・サイケデリック安らぎのフィールドミュージック楽園的音楽世界。スティールドラムのクラシカル・スパニッシュな旋律と響き、アフリカン・ブルージーな世界観も非常に心地いい。イントロダクション含めた5トラックを収録。どこかナチュラル・カラミティ、Group of Gods、LOVE TKOなど90's メジャー・フォース・フィールドミュージック、ナゴミ・サウンズも思い出させてくれた。今後の活動も非常に楽しみです。 (コンピューマ)
Track List
長年にわたり、岡田拓郎は静かな問いを抱き続けてきた。
「日本人の音楽家として、アフリカ系アメリカ人の音楽を単に借用することなくどう敬意を払えるのか?」
――その探求が新作アルバム『Konoma』を形作った。
東京を拠点に活動するギタリスト/プロデューサー/バンドリーダーである岡田は、幼少期からこの葛藤の中で生きてきた。ブルース、ジャズ、ファンクのレコードに惹かれ育ちながらも、そこに刻まれた歴史の重みに直面し、また日本人として日本に生まれ育った自分自身の起源、そしてそれらの音楽との接点について考えを巡らせていた。
そんな彼に道を示したのが、アーティスト・シースター・ゲイツ(Theaster Gates) の展示で知った「アフロ民藝」だった。
ゲイツ ...もっと読むは、ブラック・アートの美学と日本の民藝運動を結びつけ、いずれも“抵抗”の精神に根ざした文化であることを示した。
「Black is Beautiful」という言葉が人種差別への抵抗を象徴したように、民藝運動もまた、産業化によって消えゆく日常の美を守るために生まれた。
この2つの精神の共鳴が、岡田にとっての『Konoma』の羅針盤となった。
本作は文化と時間の境界を越えて鳴り響く余韻に耳を澄ませた作品である。
『Konoma』には、6曲のオリジナルと2曲のカヴァーが収録されている。
どの曲も、この“対話”の中で形づくられた。
優雅でゆったりとした「Portrait of Yanagi」は、まるでぼんやりとした記憶の中にある、別の時代のスタンダードのように漂い、短くも濃密な「Galaxy」では、後期サン・ラのエレクトリック・オルガン実験、初期フライング・ロータスのビートテープの分裂的推進力、そしてトリップホップの影のような空気感を想起させる。
カバーの選曲も、岡田の思想と対話を鮮明に映す。
ヤン・ガルバレクの「Nefertite」は、1970年代ECMを象徴する冷ややかな美をまとい、ヨーロッパの音楽家たちがジャズの中で自らのアイデンティティを探していた時代を再構築する。
一方、鈴木宏昌の「Love」は1970年代日本ジャズ・シーンの電気的な熱気を呼び起こす。当時ミュージシャンたちはサイケデリック、ファンク、フォークを融合させ、独特の"ローカルな方言"を生み出した。
両者を通じて『Konoma』は、借りた形式を新たな表現へと“ねじ曲げてきた”アーティストたちの系譜に連なっていく。
ISC Hi-Fi SelectsとTemporal Driftの共同リリースによる本作『Konoma』で、岡田拓郎はこれまでで最もパーソナルかつ広がりのある表現を提示した。
それは、つながり、影響、そして文化を超えて生き続ける美についての瞑想。
Track List
”KUANG PROGRAM”としてもアルバムを発表している韓国の〈HELICOPTER RECORDS〉から限定生産でリリース!印象主義の繊細な文体でも知られるWALSERからのインスピレーションともあり、霞んだLO-FI音響&カセット音質でありながら細やかなコラージュワークが特徴的。グリッチーな変則ノイズの隙間に淡い弦が流こむ「Rain drops, Tear drop」(sample2)や、サイケデリックに揺らしたギターに誘われる「BJ’s」(sample3)など、聴き手を白昼夢の感覚に引き込む作品。 (Akie)
Track List
日本全国…いや、アジア各国の音楽ラヴァーたちをグッド・ヴァイブスの渦に巻き込む圧巻のライブで話題沸騰中のSummer Eye。一! 十! 百! 千! マンゴー!で話題の新曲「芒果」がエクスクルーシブで7inchリリース!
愛とダンスがジューシーに弾ける、後半のアシッディな味付けも爽やかな湿度の高い青春トロピカル・ラテン・サイケSSWファンクな猥雑なパーティーソング、ダウンテンポ・ソウルSide-A「芒果 (マンゴー)」のエクスクルーシブ音源(sample1)。B面には、本人作によるセルフ・リミックス、つんのめりブレイクビーツのスローモー・ブレイクコア・ダンスホール・リディムの隙間に青春感マンゴがムンムンにヘンテコ・ファンキーに弾けるSide-B「芒果 (マンゴー)リミックス」(sample2)を収録したSummer Eyeならではのスペシャル7インチ。 (コンピューマ)
『キース・ティペット・グループの『Dedicated to You, But You Weren't Listening』は、最先端のフュージョン/アヴァン・ジャズにおける画期的な作品だ。1971年にヴァーティゴからリリースされたこのアルバムは、今なおハードにスウィングする、活力に満ちた深遠な冒険的ジャズ・ロック・レコードである。 現在、オリジナル盤を入手するのは非常に困難であり、ほとんどの人が知っているはずだが、このアルバムはとんでもなく熟成されている。 伝説的な作品であるこのBe Withの再発は、オリジナルのVertigoマスター・テープから新たにリマスターされ、この作品が再びプレスされる価値があることを証明している。見事なゲートフォールド・ジャケットは、ロジャーとマーティン・ディーン ...もっと読むによるオリジナルの魅力的なアルバム・アートワークを完全に復元し、この再発盤を完成させた。 生きていて、喜びのエネルギーが炸裂している『Dedicated to You, But You Weren't Listening』は、聴いてみなければ信じられない。まさに魔法のような、永遠に欠かすことのできない作品だ。 ジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、バンド・リーダーとして「現代音楽の辺境を最ももてなしの行き届いた場所のように感じさせることができる」(ガーディアン紙)キース・ティペットのセカンド・アルバムは、しばしば彼のカンタベリー・アルバムとして評価されている。 実際、彼はソフト・マシーンの過去、現在、未来のメンバーを重用しているだけでなく、アルバム・タイトル自体がソフト・マシーンの楽曲を引用している。レイ・バビントンはネヴィル・ホワイトヘッドと並んでベースを担当し、ドラムはブライアン・スプリング(Nucleus)、ロバート・ワイアット(!)、フィル・ハワード(後にワイアットの後任としてソフト・マシーンに参加)が分担している。ゲイリー・ボイル(アイソトープ)がギターを担当し、偉大なパーカッショニスト、トニー・ウターがコンガとカウベルの専門家として参加している。アルト・サックスのエルトン・ディーン、コルネットのマーク・チャリグ、トロンボーンのニック・エヴァンスがこの素晴らしいアンサンブルを仕上げている。 Dedicated to You, But You Weren't Listening』では、超人的なミュージシャンたちがスタジオで本当に、本当に楽しんでいる。演奏の高揚感は完全に伝染する。ワイルドで、エネルギッシュで、アトモスフェリックで、はっきり言ってカオスに近いところもある。一言で言えば、美しい。 ロバート・ワイアットのドラミングは、荘厳なビー・ウィズお気に入りの「This Is What Happens」でアルバムの幕開けを華々しく飾る。ここでの彼の仕事ぶりを「彼のキャリアの中で最もインスパイアされた作品」と評する人もいる。超ファンキーなコンガ主体のグルーヴが、3人のホーン・プレイヤーのデュエルによって真にスパークする。バックでは、キースの執拗なピアノが、この曲の存在感を際立たせるドラムと対話している。息をのむほど素晴らしい。 壮大でエネルギッシュな "Thoughts to Geoff "は10分のジャマーで、不協和音の即興的な傾向があるが、解きほぐすにつれて流動的で饒舌でメロディックになっていく。エバンス、チャリグ、そしてティペット自身によるソロが、和音による雄弁な語り口とともに、角ばったアルペジオの華やかさの中で繰り広げられる。ふぅ。 続いて、ミンガスを彷彿とさせる「グリーン&オレンジ・ナイト・パーク」は、野心的なジャズとロックの攻撃性をミックスしたような高揚感のある曲で、ディーンが熱烈なソロを披露している。まさに衝撃的な作品だ。このアルバムのハイライトであることは間違いない! このアルバムの多くは騒々しい方に傾きがちだが(「Gridal Suite」はフリー・ジャズの最も混沌とした、あえて言うなら「難しい」ものに近づいている)、深い印象を与える「Five After Dawn」のような、より落ち着いた、時には宇宙的なナンバーもいくつかある。リズミカルで複雑な "Black Horse "は、タイトなグルーヴ、高鳴るホーンとリードのメロディー、熱を帯びたボイルのギター・ソロ、ティペットの味わい深いエレクトリック・ピアノ・リフなど、スウィングするビッグ・バンドのようなナンバーで、ここで最も親しみやすい曲である。驚異的なレコードの催眠的なクライマックスだ。 この『Dedicated to You, But You Weren't Listening』のビー・ウィズ盤は、オリジナルのヴァーティゴ・マスター・テープからリマスタリングされており、サイモン・フランシスのマスタリングとアビー・ロード・スタジオのシセリー・バルストンのカットが、この素晴らしい録音にいつもの魔法をかけた。見事なゲートフォールド・スリーヴは、そのブレーン・チャイルドの栄光のままに復元されているので、このリイシューが決定版であることはお分かりいただけるだろう。さあ、お聴きになりますか? (auto-translated from information)』
Track List
12弦ギター、4トラックレコーダー、ループペダルに、IsabelleとクレジットされたMelissa Arpin-Duimstraのエーテリアルなボーカルによってバンドサウンドの外界でホームレコーディングされた、フィードバックノイズとデイドリーム・ゴシック・ムードの狂おしく渦巻いたシューゲイズ逸品が9年ぶりにアナログ再発。飽和し切った過負荷のリバーブによって、シューゲイズ、ノイズポップ、アンビエント、ドローンなどのジャンルを無にした抽象的でガラス絵のような美しい世界。 (足立)
Track List
ララージ等の演奏で知られる弦楽器ツィターや、ギターなどのリラックスした心地よい音で始まります。Sun Arcsの音楽は、終始その優しい心地よさがありますがそれだけではなく、次第に背後にフィードバックやドローンが挿入され覚醒へと向かうような作用があり、サイケデリック、桃源郷のような世界、音の強度、自然と同期するような美しさを感じます。傑作の予感。 (サイトウ)
Track List
良質な復刻ワーク処〈MYSTICISMS〉のダブプレートシリーズ新作!ジャマイカ発のデジタルダブに、UKオルタナティブ(黎明期エレクトロニクスやパンクが交わる)が合流した時代をハイライトする一枚が登場。ムーヴメントの潮目にあったカルトレジェンダリーレーベル〈DIGI DUB〉名曲がコンパイルされ12インチ化。ATARI S1000HD、AKAI S3200XL、ALESISシーケンサー、ROLAND 303などのハードギアを導入。デジタルダブとヒップホップの融合を試みた「Skunk Funk」(sample2)など、荒削りなスピリットでデジダブを更新し、その後のプロトダブステップへと繋がるサウンドを開拓。 (Akie)
Track List
ページトップへ戻る
一味も二味も違う大人の洒脱で瀟洒なポップ・バンド、AKSAK MABOULのリーダーのMarc Hollanderは"ワールド・ミュージック"総本山のCRAMMED DISCSのリーダー。ユーロ・ロックとワールド音楽のコアなところにいるそんな彼らのリミックスアルバムが普通なわけがないです。ダンスミュージックのリミックスとは違うインテリジェンス溢れる再構築集。とはいえ技巧的で難しいわけじゃなく、ミニマルなリフとスペイシーなシンセを多用したプロダクションはダンス耳にも十分素晴らし。
こちらはVol.2、Mulatu Astatke、Floating Pointsなど数々のトップ・アーチスト達の作品に参加する名ドラマー/コンポーザー才人Tom Skinnerによるソロ・プロジェクトHello ...もっと読む (Shhhhh) Skinny (sample1)が全リミックスの中でも好み、
ここでこの人Tolouse Low Trax(sample2)、本人達の再構築(sample3)さらにチリ/ドイツのプロデューサーMatias Aguayoはハマってますねこの人の世界、余程オールドスクールなプログレです。。ハイセンス変態ポップ組手15バージョン、大人のエクスペリメンタル・ポップ秋のお供に。ラウンジDJ時に素敵に鳴ってくれそうです。しっかし、やっぱり洒落てますな。 (Shhhhh)